経歴
1986年6月21日生まれ。千葉県松戸市出身のプロ野球選手(投手)。
横浜高校時代は松坂大輔に継ぐ存在として好投し、高校3年の時には夏の甲子園大会に出場した。2004年オフのドラフト会議にて、西武ライオンズ(⇒埼玉西武ライオンズ)から1位指名を受けプロ入り。
2006年は先発ローテーションに定着し、高卒ルーキーの炭谷銀仁朗と10代バッテリーを組んで話題となる。8月19日には西武ライオンズ発足以来2000勝目の勝ち投手となった。松坂大輔のメジャー移籍の後を受け、チームの中心投手となる。2008年オフに背番号を(それまでの16から)松坂が付けていたエースナンバー18に変更。
2013年オフにFA宣言。地元の球団である千葉ロッテマリーンズに移籍した。2017年オフにはメジャーリーグベースボール球団への移籍を目指してFA宣言したが、自分(および嫁の押切もえ)が期待していた好条件のオファーが来ず、ロッテに残留することになった。
ロッテの若手先発投手陣の台頭もあり、2019年オフに金銭トレードによって東北楽天ゴールデンイーグルスへ移籍し、背番号もかつての番号である16に戻した。移籍1年目である2020年は開幕ローテーション入りをすると、11勝で最多勝投手に。最多勝タイトルは西武時代の2007・2009年、ロッテ時代の2015年に続いて4度目であり、また3球団に渡っての快挙となった。
2022年は右手中指の骨折と診断され長期離脱を余儀なくされた。同年オフ、先発投手陣の強化を図りたい中日ドラゴンズへ、阿部寿樹との交換トレードで移籍。通算4球団目となったことで、プロ野球ファンからは「まるで渡り鳥のようだ」と言われた。
2016年にモデルの押切もえと結婚。1男1女がいる。
関連タグ
- プロ野球/プロ野球選手/投手
- 埼玉西武ライオンズ→千葉ロッテマリーンズ→東北楽天ゴールデンイーグルス→中日ドラゴンズ
- わくわくさん:名字から連想されたあだ名。
- 江夏豊:涌井同様にトレードが多かった名投手。江夏の移籍数は3回。なお江夏は現役最終年の1984年に、涌井が当初所属していた西武ライオンズに在籍した。