ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

柳婆

やなぎばば

江戸時代の奇談集『絵本百物語』に記載される柳にまつわる婆の怪異。

概要編集

江戸時代の奇談集『絵本百物語』に記載される、霊が宿る樹木であるとされるにまつわるの怪異譚。


『奇談類抄』という古い書物によると、常陸国鹿島(茨城県鉾田市)には、樹齢千年を超えると伝わる柳の木があり、美女に化けて人々を惑わせたり、老婆の姿で声をかけてくるなど怪異をなしたという。


同書巻第二にある柳女の項にあるように、柳は女性的な木であると古くからいわれており、さらに老いや病気、または死のイメージを持つ陰の木であるという俗信が広く語られていた。


そのため老婆姿の妖怪という伝承が生まれたと考えられている。


ちなみに同書には『盧全茶話』という書物の「金陵の絮柳は人を招く」、『契情買談』の「島原の柳は客を化かす」が引用されているが、これは「油断をするな」という戒めだけではなく、「夜の女には軽々しく気を許してはいけない」という意味も含まれていると考察されている。


関連タグ編集

絵本百物語 女幽霊 女妖怪

木の精

関連記事

親記事

女妖怪 おんなようかい

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 371

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました