『我はなんでこんなに天才なんだガアアイ!!』
概要
週刊少年ジャンプ2021年44号の特別読切にて登場した怪異。
正式名称は不明。(公式人気投票でも”猿顔の宇宙人”表記である)
マンドリルの顔に髪の毛が生えており体は人間という姿で、語尾に「~ガイ」をつける。
能力
宇宙科学者であり、その頭脳はIQ300を誇る。
巨大な缶の形をした「テリトリー缶」という精密機械を開発し、この機械でもってオカルンとモモの力を奪うとともに、大量の実験体を手に入れようとしていた。
テリトリー缶
半径100㎞を効果範囲とし、テリトリー缶に触れた者を缶人間(缶ジュースに人間の手足が生えたような姿)に変えてしまい、まだ缶に変わっていない人間を追いかけさせる。缶に変わってしまった人間に触れられても缶になってしまうため、ネズミ算式に缶人間が増えていくことになる。
テリトリー缶自体が壊されると缶にされた人々は元に戻る。
また、通常サイズの缶を某特撮ヒーローっぽい顔が付いたステッキで飛ばすことができ、この缶に触れてしまっても缶に変えられてしまう。校舎を壊せる程度の弾速・威力も持っており、単純な遠距離攻撃にもなる。
劇中の同行
学校に遅刻し、補修をしていたモモの元に突如として登場。
屋上に設置したテリトリー缶により学校中の生徒を缶に変えてしまう。
モモとオカルンは宇宙人の「テリトリー缶は精密機械だから叩いたり蹴ったりするな」という言葉を聞き、なんとか缶人間たちから逃げ惑いながらテリトリー缶を壊しに向かう。
壊そうとしたすんでのところでオカルンが宇宙人の誘導であることに気づくも、モモを止めた勢いでテリトリー缶に触れてしまい、缶になってしまう。
モモはその場から逃げ、角の教室に逃げ込むが宇宙人の缶による砲撃を受け、超能力でガードせざるを得ないジリ貧状態に追い込まれる。
が、モモはそこまで計算済みであり、超能力で弾いた缶が校舎の柱を破壊し、屋上が崩壊。
テリトリー缶は落下の衝撃で崩壊し、人々は元に戻る。
宇宙人はそれでもモモだけは捕獲しようと襲い掛かるが、元に戻り変身したオカルンに突撃され倒された。
元ネタ
特撮作品である「宇宙猿人ゴリ」と「スペクトルマン」が元になっている。
猿顔(こちらはマンドリルになっているが)であることや髪型・服装、科学者・IQ300設定などまんま「宇宙猿人ゴリ」である。
武器として所持しているステッキのデザインは「スペクトルマン」の顔に酷似している。