概要
経歴
誕生から右大臣就任まで
大宝4年(704年)に誕生、内舎人・兵部大丞となり神亀元年(724年)に従五位下、後に従五位上・兵部少輔となり天平9年(737年)に父武智麻呂の死去後に従四位下、参議となる。後に聖武天皇の行幸中に留守司を任じ天平15年(743年)に従三位、中納言となる。天平感宝元年(749年)に右大臣となる。
弟仲麻呂との関係
右大臣に就任した同年に弟仲麻呂は光明皇太后から紫微令に任じ共に勢力を上げていった。天平寛宝9年(757年)に橘奈良麻呂の乱が起き仲麻呂から疑われ大宰府に左遷されたが難波の別荘に留まった。天平宝字8年(764年)に仲麻呂が反乱を起こし敗北し殺されたが事件後に京に戻り右大臣となり天平神護元年(765年)に死去。