CV:武虎
概要
ファイアーエムブレムIfの登場人物。3ルート全てに登場する。
知恵の国ノートルディア公国の高峰にある「七重の塔」に住まうという不思議な存在で、正体は遥か昔覇権を争ったという「12の竜」の一体と思われる。
七重の塔を制覇した者には強大な力が与えられるとされるが、作中で制覇した者はカムイ以前にはスメラギ、ガロン、名もなき騎士、マークスの4名だけであった。
この「名もなき騎士」はいかにも意味ありげに名を連ねているが、結局その正体が明かされることはなかった。
「白夜王国」ではレオンのアドバイスを受けて虹の賢者のもとに向かい、七重の塔を制覇。
道中で出会った一般人と思われていた老人が実は虹の賢者であり、また彼から特別な力を賜るのではなくこれまでの道中が修業となっていた…というわりとよくある展開。
そして夜刀神はタクミのもつ風神弓と繋がり「夜刀神・空夜」に姿を変えた。
虹の賢者はこれは未だ道半ばの姿であり、いずれ真の姿になるだろうと語っている。
「暗夜王国」では七重の塔を占拠した白夜軍に軟禁されており、それを救うためにカムイ率いる暗夜軍が塔へ足を踏み入れることになる。
制覇するとやはりこれまでの道中が修業であったことが明かされ、レオンのもつブリュンヒルデと繋がるように夜刀神に力を与えてくれる。
ところがその後現れたマクベスによってカムイが虹の賢者を殺すよう命じられる。戸惑うカムイに対して彼は「自分は長く生きすぎた」として自害する。
本作における竜は透魔竜ハイドラなどが示すように力が不安定であり常に暴走の危険性を備えていることが明かされており、虹の賢者が自害したのも自分が狂ってしまう前に生を終わらせておきたかったという理由がある。
しかし、暗夜王国編はカムイ自身が「どんな汚名を着せられても信念を貫く」と決意している割に彼/彼女に手を汚させずに相手が都合よく自害してくれる展開が散見され、批判の対象となることがある。
「インビジブルキングダム」では大体の流れは白夜王国編と変わらず。
このルートでは夜刀神を「夜刀神・幻夜」にパワーアップさせ、また先述した12の竜や、最終形態が「ファイアーエムブレム」であることを教えてくれる。
このため、出番は少ないものの全ルート中最も物語の核心に迫った台詞を言っている。
ちなみに、おまけ要素である「相性占い」も彼が担当しており、色々とツッコミどころ満載なコメントをしてくれる。