高屋良樹
1960年生まれの漫画家。成人向け漫画雑誌「レモンピープル」にて漫画家デビュー。
旧ペンネームであるちみもりを名義で描いた「冥王計画ゼオライマー」にて人気を得た後、少年キャプテンにて現在まで続く代表作「強殖装甲ガイバー」を連載。
キャプテン廃刊後は連載の場を角川刊行の「少年エース」に移し、現在も連載を続けている。
作風
綿密かつ読みやすい画風と、練り上げられた重厚なストーリーに定評がある。ガイバーに見られる個性的で完成度の高いクリーチャーデザインや、ゼオライマーに見られる異質なキャラクター造形なども根強い人気の一因となっている。
その一方で大変な遅筆であり、「多重人格探偵サイコ」の原作者で知られる名編集者大塚英志が音を上げるほど(詳しくはガイバー巻末に寄稿した氏の回想録を読まれたし)原稿を書き上げるのが遅いため、年に一冊刊行が恒例と成っている。また休載も多い方であり、新刊が出るまでに数年が経過する場合もあるため、ブランクが長い場合は単行本冒頭でこれまでのあらすじをまとめた書き下ろしを入れるのがある種お約束となっていた。
近年はゼオライマーの続編「冥王計画ゼオライマーΩ」の原作も担当していた。
2016年以降は長期休載に入っており、往年のファンからは連載再開を心待ちにされている。