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GMKの編集履歴2014/07/30 20:33:58 版
編集者:ミヅキ
編集内容:作風に追記

GMK

ごじらもすらきんぐぎどら

『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』2001年に公開された東宝製作の怪獣映画。『ゴジラシリーズ』第25作。

あらすじ

原子力潜水艦がグアム島沖で消息を絶つ。救助に向かった防衛隊が見たものは、ゴジラを思わせる青白い背びれだった。

時を同じくして、バラゴンモスラがそれぞれ目覚める。BSデジタルQの取材班は、その現象が『護国聖獣伝記』と一致することを突き止めた。伝記を著した伊佐山教授は語る。ゴジラは太平洋戦争で死んだ怨念の集合体であること、ゴジラを止めるため三体の護国聖獣が目覚めていることを――。

概要

前後の作品と話のつながりはなく、独立した世界観を持つ。

第1作『ゴジラ』の初代ゴジラのみが存在し、それからずっと別の怪獣は現れていないという設定。約半世紀ぶりにゴジラが上陸し、日本を恐怖のどん底に突き落とす。

今作のゴジラは悪役としての面が強調され、白目をむいた異形のデザインに加え、約220cmの大きな着ぐるみで迫力を出している。

ゴジラに敵対する護国三聖獣はモスラ、キングギドラ、バラゴンというメンバーで、それぞれの出典作品とは独立した設定を持つ。特に歴代のシリーズで悪役側を演じてきたキングギドラが正義側に回っているのが異彩を放っている。

監督は『平成ガメラ』三部作の金子修介が務め、これによりゴジラとガメラを両方撮った唯一の映画監督となった。その為作風も平成ガメラ三部作に近く、人が死ぬ瞬間のシーンが多く描かれている。モブキャラで平成ガメラに登場した俳優も大勢参加している(こういうのって制作会社的に良いのか?)他、VSシリーズの川北監督等もモブキャラでゲスト出演している。

キャスト

立花由里 - 新山千春

立花泰三 - 宇崎竜童

武田光秋 - 小林正寛

門倉春樹 - 佐野史郎

伊佐山嘉利 - 天本英世

登場怪獣

ゴジラ

全高 - 60メートル

体重 - 3万トン

武器 - 放射能熱線 / 引力放射能熱線

伊佐山教授いわく「太平洋戦争の怨念の集合体」。

憎悪に狂ったように暴れ周り、人間も怪獣も容赦なく殺戮する。

その結末も含め、歴代シリーズのゴジラでも特に異質な存在。

バラゴン(婆羅護吽)

身長 - 30メートル

全幅 - 24.5メートル

体重 - 1万トン

護国聖獣の一体で、の神。新潟県の妙高山に眠っていた。

ギドラが覚醒する前にゴジラに挑み、かませ犬になって死亡。

なお、護国聖獣はあくまで"くに"を守る存在であるため、"くに"に仇なす存在ならば人の死はいとわない。

モスラ(最珠羅)

成虫翼長 - 75メートル

成虫胴幅 - 5メートル

幼虫全長 - 30メートル

幼虫全幅 - 5メートル

幼虫全高 - 6メートル

幼虫体重 - 1万トン

繭全長 - 33メートル

護国聖獣の一体で、の神。鹿児島県の池田湖に眠っていた。

幼虫からになり、成虫へと変身。ギドラとともにゴジラに挑む。

今作ではインファント島とは関係がなく、小美人も出ない。従来のシリーズではゴジラに負けなしのモスラだったが、今回はゴジラが強すぎた。

ギドラ(魏怒羅)

身長 - 50メートル

体重 - 2万5千トン

護国聖獣の一体で、の神。富士山樹海に眠っていた。

他の二体より復活が遅く、ゴジラと戦った時点でも完全には目覚めていない。

ゴジラよりサイズが小さいのはシリーズ唯一。

キングギドラ(千年竜王)

身長 - 50メートル

翼長 - 93メートル

体重 - 2万5千トン

武器 - 引力光線

モスラからエネルギーをもらい、完全に覚醒したギドラの姿。

陸・海・空のすべてを制覇する最強の存在。

従来のキングギドラ同様、黄金に輝く大きなを持ち、口から引力光線を放つ。

スタッフ

監督 - 金子修介

特殊技術 - 神谷誠

製作 - 富山省吾

プロデューサー - 本間英行

脚本 - 長谷川圭一 / 横谷昌宏 / 金子修介

VFXスーパーバイザー - 松本肇

音楽 - 大谷幸

ゴジラテーマ曲 - 伊福部昭

備考

  • 当初、護国三聖獣はアンギラスバランバラゴンで企画が進んでいたが、東宝の偉い人に「それじゃ客が集まらない」と言われ、知名度を重視して本編の三体になった。企画のまま実現していたら下のイラストのようになったと思われる。
  • 年々低下する興行成績の対策として、平成では初めて他の映画との同時上映がなされたのだが、その作品が劇場用アニメ『とっとこハム太郎 ハムハムランド大冒険』で腰が砕けた者は多い。巨匠・出崎統が監督を務めており決して出来は悪くないのだが、『ハム太郎』を目当てにやってきたちびっ子たちは、白目をむいて暴れまくるゴジラの姿に泣きじゃくり、彼らのトラウマになったことは想像に難くない。
  • 劇中、「アメリカにもゴジラと酷似した巨大生物が出現し、『ゴジラ』と名付けられたが、日本の学者は同類とは認めていない」という台詞が出てくる。これは98年版『GODZILLA』を指していると思われ、このことから98年版『GODZILLA』と世界観を共有しているのではないかとする説がある。

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