ビックバイパー(Vic Viper)とは、コナミの横スクロール型STG『グラディウス』シリーズの自機。バリエーションは多いが、機体の各部に青のカラーリングが施され、機首が先割れしている。
肩書は「超時空戦闘機」。
ある意味ではコナミの顔ともいえ、派生シリーズである『パロディウス』・『オトメディウス』はもちろんのこと『遊戯王OCG』や『ANUBIS』、『スカイガールズ』、最近では『武装神姫』にも登場している。
よくある誤記に「ビッグバイパー」がある。
コナミ公式でも間違えることがあるため注意。ただし、MSX版『パロディウス』においてはこちらが正式名称である。
遥か数千年後の世界(グラディウスNEO)には姿形がそっくりな『フォースバイパー』が発掘されたロストテクノロジーで造られており、どこかの時代でビックバイパー系列の技術ならびに開発が途絶えていたと思われるフシがある。
参考画像
本家(?)
シリーズによってエンジンが単発化していたり、垂直尾翼がT字型だったり、細部のカラーリングが異なっていたりするが、外観を大きく変える程の極端なモデルチェンジは無く、単垂直尾翼と先割れした機首は一貫して同じである。(イラスト下側の機種はMSX版『グラディウス2』の自機メタリオン)
ANUBIS Z.O.E版
右が高機動形態、左が戦闘形態。
レオ・ステンバックが搭乗する高性能可変型アドバンスドLEV。
既存LEVとは違いメタトロン技術やメタトロンコンピュータを導入しており、オービタルフレームに匹敵するほどの性能を持つ。
レーザー、サイクロンレーザー、オプションの他、衝撃力のある実弾を発射するガントレットを装備している。
ANUBIS本編に登場するものは3号機のビックバイパー零で、1号機はロック・サンダーハートが、2号機はレオが搭乗していた。
新川洋司氏によるデザイン。
実はビックバイパーが変形してロボになるのはビックバイパー零が初めてではなく、PCE版ときめきメモリアルのおまけSTGでありながらグラディウスと同じ世界設定の『フォースギア』の自機である『α-GLAY』が初である。
オトメディウス版(空羽亜乃亜)
『オトメディウス』主人公の空羽亜乃亜が搭乗するエアバイク型小型戦闘機(ライディングバイパー)として登場。亜乃亜本人もビックバイパーをモチーフとしている。
見かけはともかく、装備は旧作品に登場するビックバイパーの物を踏襲したオーソドックスなもの。
遊戯王OCG版
※カード名は「超時空戦闘機ビック・バイパー」。
※専用サポートカードとして「オプション」「サイクロンレーザー」がある。
※設定上のビックバイパーの後継機であるビクトリー・バイパーXX03もカード化されている。ビクトリー・バイパーXX03専用サポートカードには「パワーカプセル」がある。
スカイガールズ版
統合人類軍の最新鋭戦闘機として登場。
バリエーションとしては珍しく前進翼を備えており、レーザーやミサイル、オプション等原作を踏襲した兵装を装備している。
武装神姫版(ヴェルヴィエッタ・リルビエート)
青い方がヴェルヴィエッタ・赤い方がリルビエート。
リルビエートに関しては「本当は相方のロードブリティッシュにしたかったんじゃないか?」とかウワサされており(一応それらしい形に組み替えることは可能だが)、
名前に関しても「LB」=Lord Britishと頭韻を揃えている(なお相方も「VV」=Vic Viper)。
双方ともヒューマノイドモード(人型ロボット)に変形する機構を持っている。
因みに上記の『スカイガールズ』、『武装神姫』2作品共に明貴美加氏によるデザインとなっている。
パロディウス版
58歳のたいやき屋。過去の栄光を求めている。
全体に丸っこい。ワイワイワールド2だと地面に最接近すると足が出てくる。
パロディウスシリーズ皆勤である。ただし、何故かパチンコ版等では出てこない。