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コルベニクの編集履歴

2015-11-07 20:04:13 バージョン

コルベニク

さいたん

.hack//に登場する最後の八相、または.hack//G.U.におけるオーヴァンの憑神(アバター)である。第八相『再誕』 コルベニク。

かくて、波の背に残るは虚無のみ 虚ろなる闇の奥よりコルベニク来るとなむ

されば波とても、そが先駆けなるか。

ー「黄昏の碑文」禍々しき波 最後の一節 エマ・ウィーラント著 ー


概要

『再誕』の異名を持ち、たとえ倒されたとしても何度でも復活する能力を持つ。黄昏の碑文の記述によれば今までの八相ですらもコルベ二クの先駆けでしかない。



The World R:1

生まれるためには、一度死ななければならなかったのかもしれない――


カイトたちが戦う最後の八相(最後のモルガナ)であり、『.hack//』におけるラスボス。

クビアとの戦いで消耗したカイト達にトドメを刺すべく、ネットスラムに襲来した。味方陣営は総力戦で迎え撃ち、最後の戦いが繰り広げられる。


最初は種のような姿だったが、倒されるたびに双葉、花弁状の巨大な眼に姿が変わり、その前の戦いで腕輪を失い決定打を持たないカイトたちを次第に追い詰めて行く。

技も豊富に持っており第一形態では強力な防御力に加え、初見殺しの3連続の「再誕の波動」攻撃およびコルベニクシードによる爆撃。

復活した第二形態では相手のHPとSPを吸収しながら大ダメージを与える「冷酷なる搾取」などに加え、なんと相手の物理・魔法攻撃を完全に無効化する「絶対防御」を発動してしまう。既にデータドレインを使用できないカイト達にはどうあがいても破壊することが出来ない、まさに絶望的な技であった。

しかし、未帰還者たちと復活したアウラの援護により形勢が逆転。彼らとカイト達の連撃により奇跡的に突破した。



が、その後も第三形態に再度復活

「鮮烈なる浄化」などの全体レーザー攻撃を多用する他、とうとう相手もデータドレイン(使用時は相手を三つの花弁で拘束する)を使用してくるが「腕輪の加護」は持続中であるため、相変わらずバッドステータスに抑えられている。ちなみにこの形態ではシーカーと呼ばれる手駒を召喚するが、後のG.U.でもオーヴァンの使用する技に酷似したものがある。

それでもゲーム世界と現実世界の双方から立ち向かった戦いはとうとうコルベニクを討ち果たし、元凶たるモルガナ・モード・ゴンを滅ぼしたかに見えた。



...しかし、最後にコルベニクはドレインハート(データドレインの最上級技)を発動。これには前述の加護も通用せず、カイトの散った。

絶望的な状況に唖然としていたところをエルクに庇われ、覚悟を決めたカイトは一人、データドレインが降り注ぐ中、勝てるかも分からない攻撃に全てをかけてコルベニクに特攻した。そして――



The World R:2

来たれ、『再誕』……ッ!コルベニクッッッ!!!!!!!はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!!!!!


オーヴァンが操る憑神として登場。


見た目は左腕が刃になった人型で、本体の大きさはスケィスの8倍(その他を含めれば十数倍)ほど。人間(PC)比率にして30m以上はあろうかという程の巨体である。頭部の葉のようなものと体中央にある巨大な眼、技の一部が前作とのつながりを感じさせる。


他の憑神と比較しても強力な攻撃力、防御力を誇り、『再誕』の能力によりデータドレインされて消滅しても、完全には斃しきることが出来ずに復活する(つまり不死身の八相に唯一対抗する手段すら通用しない。)という、まさに無敵の憑神

作中でも一度倒されているが再誕し、前作と同様の絶対防御壁に加えて空間全体攻撃、通常技にデータドレインを使用する等むしろ強化されて復活している。

ちなみに小説版においては憑神ではなく巫器「憑神銃:コルベニク」として登場する。


関連動画

『.hack』再誕 コルベニク戦BGM


『.hack//G.U.』憑神 コルベニクBGM ~Dark Infection~



関連タグ

.hack オーヴァン .hack//G.U. ハセヲ カイト




























※ここから先は.hackシリーズの重大なネタバレが存在します























「目覚めろ、愛奈ッッ!!今こそお前は自由になるんだッ!!!」


実はコルベニクの「再誕」とは自身の能力である他に、戦いの先にある結末の暗示でもある。

R:1ではアウラとモルガナ自身の滅びと再生を暗に示していた。

そしてG.U.においてこの八相の真の役割が明かされることとなる。


その正体とは、特殊な条件=コルベニクの”真なる死”を満たすことで発動する『真の再誕』によってThe World』および電脳世界全てを初期化する事ができる、ハロルドが組み込んだ最終安全装置である。

(R:1での消滅はモルガナが滅びたことに因るものであるため、この条件には含まれていない)


そして、自身の能力により死亡すること自体が不可能なコルベニクを唯一”真に殺すことができる”存在こそが、「再誕」以外の碑文を全て喰らい尽くし、真に覚醒した「死の恐怖」スケィスであった。



システム管理の外側にある「創造主の部屋」にて悪性のAIDA「Triedge」に襲われ、寄生されてしまったオーヴァンは、同時に未帰還者にしてしまったを救うため、ネットに広がったすべてのAIDAを葬り去るために上記のプログラムを発動することを目的に暗躍することになる。

(ちなみに不運にもオーヴァン自身が「再誕」の碑文保持者であったため、それに深く寄生したAIDAも唯のデータドレインでは復活してしまう。そのためオーヴァン自身が生きたままAIDAを除去する方法は最早なくなってしまっていた。)


そして.hack//G.U.の物語終盤。全ての碑文を喰らい、キー・オブ・ザ・トワイライトとなった死の恐怖たるハセヲ(スケィス)をキーとすることでコルベニクに”真なる死”を与える事が可能となり、『真の再誕』が発動。『The World』およびネットワーク全体に拡散したAIDAは全て滅び去るが、発動の衝撃によりキーとなったハセヲはPCボディと精神に大きなダメージを受けてしまう。

自分が何者だったのか見失いかけたハセヲであったが、の介入によって精神を繋ぎ止め、Xthフォームへ覚醒するきっかけとなった。もちろん爆心地であったオーヴァンも無事では済まず――


『真の再誕』によりネットワークが初期化されたことで、突如として現れた人類の脅威になりえる異邦の電脳生命体、AIDAは駆逐されることとなった。しかし、それにより世界規模のネットワークトラブルが発生。金融、通信、医療、メディア、輸送など、あらゆるものに大打撃(漫画版によれば、資産だけで見るなら二度の世界大戦すらも霞むほどの損害)を与え、災害とトラブルによる被害や財産消失による自殺で数多くの人間が死亡した。


2017年、夏――第三次ネットワーククライシス、世界は事件をそう呼んだ―

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