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マレーシアの編集履歴

2015-11-23 08:56:05 バージョン

マレーシア

まれーしあ

マレーシアは東南アジアにある、3つの主要民族で構成される多民族国家である。

概要

 マレー半島南部とボルネオ島北部に跨っており、タイシンガポール(1963-1965年までマレーシア)、ブルネイインドネシアと国境を接している。

 首都はクワラルンプール。意外と知られていないが、立憲君主制で国王が存在している。

 また、イギリス連邦の一員である。

 なお、マラッカ海峡はソマリア沖と並び海賊多発地帯として有名である。

歴史

 マレー半島は15世紀にマラッカ王国などの王国が成立し、それらの国は交易で栄えたが、その後それらの国はポルトガル、その後イギリス東インド会社(アジア地域との貿易独占権を与えられた特許会社であり、このインドという言葉には「ヨーロッパ以外の地域」の意味が存在する)によって支配され、1824年にはイギリス植民地(イギリス領マラヤ)とされる。

 第二次世界大戦時に日本軍によって支配されるものの、戦後は再びイギリスに攻めいられるも1957年にマラヤ連邦として独立した。

 その後1963年にイギリスから独立した北ボルネオ、サラワク、シンガポールを加えマレーシアとなるが、1965年にシンガポールはマレーシアから追放される形で独立した。

 植民地時代から天然ゴムプランテーションスズの採掘など、特定の農産物や鉱物生産に頼るモノカルチャー経済が長らく続いていたものの、4代首相のマハティールによる日本韓国を手本にした「ルックイースト」政策をとったことにより、工業化経済成長の2つを達成させた。

国旗

 月と星イスラム教シンボルの色はかつての植民地イギリスから、紅白の14本の線は独立時の州の数を表している。

国家形態

面積33万平方km
人口2840万人(2010年)
民族マレー人、華人、インド系他
言語マレー語、タミル語、中国語、英語他
宗教イスラム教仏教ヒンドゥー教キリスト教

選挙で変わる国王

 マレーシアでは現代王国の中では珍しく、選挙で国王が変わる国である。一般的に国王は世襲で変わるが、マレーシアの場合、13州の内9州にいる首長であるスルタン(イスラム世界における君主号のひとつ)から投票で選ばれ、5年の任期で内閣の補佐を受け行政を行う。

外国との関係

 外国との関係ではアジア方面およびイスラム諸国に対しては基本的に友好を保っているものの、ヨーロッパとは距離を置いているといわれている。

日本

 東南アジア諸国は基本的には反日であると思ったほうがよい(これは彼らが双方を傷つけないため、二枚舌を使用している可能性が存在するため)ものの、マレーシアは例外的に親日が特に強いとされる国で、「世界一の親日国」の一つといわれるほど(ピュー研究所が実施した調査によるとマレーシア人回答者の75%が日本を「好き」、「とても好き」と回答し、中国の74%やアメリカの51%を上回ったとされる)ソースである。

 対日感情がよくなったのはシンガポール独立の影響と「ルックイースト」政策によるものであると推測される。

別の意見

 親日度が高い理由としては、大東亜戦争中マレー半島に上陸した日本軍は、長らく現地住民を支配してきたイギリス(および彼らが連れてきたインド人)を駆逐し、また経済的に支配していた華僑を弾圧した。このことから日本軍は、一部では彼らから“解放軍”と呼ばれ歓迎され、現地のマレー人たちは日本軍の作戦に積極的に協力し、支援したためと一部ではいわれる。

 一方、一部の在外中国人(華僑)は母国である中国が日本と交戦状態にあり、また日本は社会主義者などと敵対したため、彼らは日本軍を敵とみなし抗日ゲリラを組織するなどの抵抗を続けた人物も存在し、日本軍により弾圧された。

 現在でも当時の対日感情が影響しており、民族によって対日感情が大きく違っているといわれる。ところが一部の人たちは彼らの片一方の声しか取り上げず親日だの反日だと言い合っている。マスコミは、戦中の最大の被害者である中国系移民の対日感情を、ネトウヨは占領による利得者が多いマレー系住民の対日感情をもとに、それを言い合っている。


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