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ノートゥング・モデルの編集履歴

2015-12-12 20:08:09 バージョン

ノートゥング・モデル

のーとぅんぐもでる

アニメ『蒼穹のファフナー』に登場する機動兵器「ファフナー」の一モデル。画像は主人公機のマークエルフ。

概要

竜宮島(Alvis)が開発したファフナー。楽劇『ニーベルングの指環』で竜となった巨人ファーフナーを倒した剣の名に由来している。

敵であるフェストゥムのコアが使われており、フェストゥムの読心能力を防ぐ事が出来るが、動力源のコアはそれほど多くは無いので大量生産はできない。


機体独自の特徴として、

(1)ジークフリード・システムの恩恵により、ファフナーの特徴である対同化・読心能力を高い水準で機能できる。

(2)ファフナーとのシンクロ率を高めるため、コックピットブロックで接続する際に搭乗者は上腕、脇腹、大腿部に激しい痛みが伴う(パイロットスーツの着用で軽減は可能)。

(3)ファフナーが受けるダメージはおろか、衝撃や皮膚感覚までパイロットにダイレクトにフィードバックされる。

(4)搭乗する間、ほとんどのパイロットが変性意識のため人格が変化してしまう。

(5)読心対策として通信機能が乏しく、基本的にはCDCとしか無線通信ができない(ファフナー同士で通信するにはジークフリード・システムを介するか、機体に備えられた有線ケーブルを繋ぐしかない)。

(6)操縦するためには極めて強固なシナジェティック・コードを形成する必要がある(遺伝子操作を除くと10万人中に1人しかコードを形成できない)。

(7)搭乗し続けると体内のフェストゥム因子が活性化し、同化現象が進行して最悪の場合は心が消え、体が結晶と化し砕け散っていなくなる


『EXODUS』では、皆城織姫エメリー・アーモンドの対話によって新たなコアが形成され、その影響として既存のノートゥング・モデルのコア格納ブロックが蒸気性の永劫電動回路を形成、空気中の物質をエネルギーに変換し、実質的に活動限界が無くなっている。

更に搭乗したパイロットは同化現象の予防薬を(過剰に)投与した状態になり、同化現象を大幅に緩和するようになった。


簡単に一言でまとめると「同化リスクは激減し、しかもファフナー全機が簡易版マークザイン化」である。


これらのコアを搭載したモデルは「第三改良型ノートゥング・モデルSS」と呼ばれる。

ナンバリング自体は変わらないが、機体名は(ベース機)改になっている。

ちなみに仮登録時の機体名は羽佐間カノンケルト神話から採ったが、パイロット全員から覚えにくいとダメだしを食らって日本神話から採る事になった。


そして、第7話でアザゼルA型種が尖兵として差し向けたウーシア型1体と特化型スフィンクスB型種4体との戦闘中に迎撃戦に参加していたファフナー五機全てが進化。

なんとフェストゥムの力を手に入れてしまった。


だが、というか当然、というかその代償は決して安くはなく、その後数回の戦闘を挟んだだけで非戦闘時でもパイロットの深層心理や無意識に反応して能力が小規模な暴走を起こした。

更に体重の激増など肉体にも異常をきたし、ひどいものは同化の暴走という非常事態が発生した。


その後、19話で竜宮島残留機はカノンの設計した『エインヘリヤル・モデル』へと改装された。


種類

開発中のものを含めて全13機存在する。使用した武器に関してはファフナーを参照。

  • マークアイン

1番機。搭乗者は皆城総士(RoL)→日野道生。塗色はシルバーグレー。

近接攻撃(汎用)型。同型機が最も多い。

23話で道生がマークニヒトを道連れにするためにフェンリルを起動し消滅。


  • マークツヴァイ

2番機。搭乗者は蔵前果林。塗色は濃紺。アインと同型。

本編では起動前に搭乗者が死亡したため、空席となった本機は大破したマークエルフの修理の為に分解された。

前日談の『RoL』では活動しているシーンがある。


  • マークドライ

3番機。搭乗者は要咲良カノン・メンフィス→要咲良(HaE)。塗色はオレンジ。

アインと同型。フュンフ、アハトとのチーム戦闘では主に近接戦闘を担当した。咲良が同化現象で倒れた後は因子を移植したカノンが搭乗し、蒼穹作戦に参加した。

劇場版序盤ではカノンが搭乗していたが、中盤から咲良に返却され、リンドブルムを装備した。

『EXODUS』でも現存しており、無人機製作のために内部構造を大幅に変更したためか、一時的に使用不能となっていた。咲良のパイロット復帰と共に、トルーパー・モデルの指揮官機として運用される事となった。

進化の力はトルーパー・モデルの無限増殖。破壊されるたびに破壊された機体が増殖していくが、その分自分という存在が際限なく増えていき、それに伴う皮膚感覚の異常や個我の不安定化という重篤な代価が発生する。

皮肉にも、これはかつてのフェストゥムのあり方「全てが一つの存在」と同じであり、有り体に言えば「マークドライ」というアルヘノテルス型に随伴する「トルーパー・モデル」というグレンデル型といった趣である。

その後、新たな症状として体温の低下が発生。

19話でエインヘリヤル・モデルへと改装。


  • マークフィアー

4番機。搭乗者は春日井甲洋。塗色は焦げ茶色。

中距離支援型。肩にハードポイントが増設され、より複数の武器を装備することが可能。9話でパイロット救出のために機体は放棄されたが、後に新国連人類軍が回収し、そのコアはマークニヒトに移植された(その後の行方は不明)。

劇場版では甲洋本人が機体のコアとなって起動させた。最終的にマークニヒトとの戦いでワーム・スフィアー連続発射の直撃を受けほぼ完全消滅したが、甲洋本人はワーム・スフィアーに巻き込まれる直前にテレポートにより離脱した。

『EXODUS』では甲洋と共に復活。ザルヴァートル・モデルとほぼ同じ存在へと生まれ変わり、覚醒したSDP"毒"の効果も相まってアザゼルA型種ウォーカーを単独で足止め・撃退している


  • マークフュンフ

5番機。搭乗者は小楯衛堂馬広登(HaE)。塗色は紫。

光学シールドを展開する防御兵装「イージス」を装備する。ドライ、アハトとのチーム戦闘では、イージス装備により突撃して来る敵を受け止める役割を担当した。スカラベR型種との戦いで大破し、衛もこの戦いで壮絶な戦死を遂げた。(機体の上半身が吹き飛ばされ、下半身はR型種消滅時のワーム・スフィアーに巻き込まれて完全消滅。脱出ポッドはワーム・スフィアーの余波に巻き込まれて捻られてしまった)

劇場版では完全に修復されている。

『EXODUS』ではイージスに射撃機能が追加されている。14話にて交戦規定アルファにより人類軍からの狙撃でコクピットを撃ち抜かれ沈黙、続く15話で鹵獲、解体される。コアはマークレゾンに移植された。


  • マークゼクス

6番機。搭乗者は羽佐間翔子。塗色は白。

空戦型。背部に飛行用スラスターを装備し、飛行が可能だが、その分本来人間ではありえない「空を飛ぶ」という大きな変化を受け入れなければならない分、通常のファフナーより適性のハードルが高い。パイロットが病弱だったことから6話で人類軍に譲渡されるはずだったが、翔子が半ば独断で持ち出し、最後にはフェストゥムもろとも自爆した。


  • マークジーベン

7番機。搭乗者は遠見真矢。塗色はマゼンタ。

ゼクスと同型。長距離射撃武器「ドラゴントゥース」を装備し、長距離狙撃および支援を担当。

作中でも度々破壊されているが、搭乗者は生き延びている。

劇場版ではドラゴントゥースはマークツェンに回されておりレールガンを主に使用していた。

『EXODUS』では空戦運用を仕様化した改良モデルのドラゴントゥースを装備している。


  • マークアハト

8番機。搭乗者は近藤剣司。塗色は緑。

フィアーと同型。ドライ、フュンフとのチーム戦闘では、中長距離からの初撃や、他二機の支援を担当した。

『EXODUS』では剣司がパイロットを引退しジークフリード・システム担当になったため空席となり、無人機製作のテストヘッドとしてマークドライとともに改造されている。

19話で剣司の戦線復帰に伴いエインヘリヤル・モデルへと改装。


  • マークノイン

9番機。搭乗者は西尾里奈(HaE)。塗色はカーキ色。

アハトと同型。劇場版ではサラマンダーを用いて交戦してきた。度重なる戦闘によるパイロットの消耗とフェストゥム達の連携攻撃に晒され機体はほぼ全壊した。

『EXODUS』では完全に修復された。第七話で進化し、火力強化能力「増幅(アクセル)」を獲得。ノルンを同化してウーシア型フェストゥムとそこから生まれた大量のシーモータルB型種を一掃したが、その代償としてパイロットはファフナーに乗っていない限り常にひどい睡魔に襲われるようになった。

19話でエインヘリヤル・モデルへと改装。


  • マークツェン

10番機。搭乗者は西尾暉(HaE)。塗色はグレー。

アハトと同型。劇場版ではマークジーベンから回されたドラゴントゥースで僚機の支援を行っていた。竜宮島の防衛戦にて次々と倒れていく僚機に気を取られ、スカラベJ型種の猛攻を受け同化寸前にまで追い詰められたが、フェンリルを起動して自爆し本機は失われた。(パイロットはマークフィアーが救助していた)

『EXODUS』では完全に修復(新造?)された。


11番機。搭乗者は真壁一騎。塗装は水色。大破後はツヴァイの装甲を流用したので濃紺。

最終的にマークザインにコアを移植するために解体された。

子細は項目を参照。


  • マークツヴォルフ

12番機。搭乗者は立上芹(HaE)。塗色は赤紫。

ドライと同型機。彼女の特性に合わせ、頭部に特殊装備「ショットガンホーン」を装備する。中盤で立上がコアを支えるためワルキューレの岩戸に入った為、空席となり戦線に参加できなかった。

『EXODUS』でも参戦。第七話で打撃型スフィンクスB型種の猛攻を受け大破するが、直後に「再生(リバース)」が発動して瀕死の重傷を負ったパイロットごと完全体で再構成される。更にショットガンホーンにワーム・スフィアー発生機能が生まれたが、代償として同化能力が暴走するようになり、食事は同化で済んでしまうという味気ないものになり、迂闊に何かに触ることもできなくなってしまった。

他の存在を同化することが捕食という意味もあるフェストゥムのそれに近い。

19話でエインヘリヤル・モデルへと改装。


  • マークドライツェン

13番機。搭乗者は羽佐間カノン(HaE)。塗色は赤。

カノンの為に新規に作られた機体であり、かつての愛機ベイバロンの面影を残す。基本的にはマークアイン系だがカノン専用に様々な改装が施されており、中でもバックパックのワンオフのブースターユニットが目を引く。ゼクスやジーベン程では無いが短距離もしくは低空での飛行が可能。

『EXODUS』でも現存。開始時にはパイロットが引退しており出撃する機会はなかったが、パイロットであるカノンの現役復帰により当機も戦場へ戻る事となった。

進化の力は未来幻視。ゼロシステムや絶望予知と言えばわかりやすいが、何らかの条件のもと進行した悲惨な結末を見ることができ、更にそれを機体のレコーダーに記録することが可能で、それらを指標に意図的に未来を変えることができるが、絶望的な未来ばかりな上に機体に乗ってなくても何らかの拍子に暴発するなど精神へのダメージが著しく大きい。

最初の未来幻視ではその年の12月に竜宮島のブルク(格納庫)らしき場所がすっかり廃墟と化している未来を見るが・・・。

17話でのカノン消失により搭乗者不在となるが、後に竜宮島に合流した来主操の乗機として戦線復帰する。


  • マークエルフ改 スサノオ

14番機。搭乗者は御門零央。塗色は黒→藍色。

武道全般の達人という零央の特性から接近戦仕様の機体。

初陣ではレヴィンソードとルガーランスの二刀流でスフィンクス型3体を瞬く間に葬った。

第七話で四刀流型スフィンクスB型種の猛攻を受け中破するが止めを受ける直前に進化し、ワーム・スフィアーによるテレポート能力「消失(ロスト)」を獲得した。代償として胸部に穴があいてしまっているがこの意味は不明。穴もあいているだけで臓器が欠損しているということはないようだが・・・。

19話でエインヘリヤル・モデルへと改装。


  • マークフュンフ改 ツクヨミ

15番機。搭乗者は水鏡美三香。塗色は紫→ピンク。

初陣の第5話にてOPから美三香がゴウバイン化。視聴者の腹筋を捻じった。

フェストゥム相手に中段蹴りや刺突からのカウンターを見せるだけでなく、イージスのシールド部分を刃に見立てての斬撃や味方の足場にする等、前任者二人と比べて攻撃的な使い方を見せた。

第七話で射撃型スフィンクスB型種の猛攻を受け中破するがその後進化し、「壁(ウォール)」が発現。かつてベース機を葬ったスカラベR型種のワーム・カッターを発生させる力がイージス装備に宿り、四刀流型スフィンクスB型種を捻って撃破した。代償として美三香の体に黒い球体が増えていき、肉体が砕けた後は精神が球体となって残った。

19話でエインヘリヤル・モデルへと改装。


  • マークゼクス改 アマテラス

16番機。搭乗者は鏑木彗。塗色は白。

1話で新造された機体。ガンドレイクとレージングカッターを併用した中距離戦を見せた。

第7話でウーシア型に固執するあまり突出しすぎてシーモータルB型種に両足を破壊された上にガンドレイクをロストしてしまい海中に没するがその後進化、格納庫からダイレクトに武器を転送する能力「引き寄せ(アボート)」を獲得、射撃型スフィンクスB型種に遠隔でルガーランスとガンドレイクを突き立て、ゼロ距離一斉射撃で葬った。代償は体重の異常増加。なんと体格はそのままに100kg近い体重になってしまった。これだけだと体が重いだけだが、恐らく体組織の構成物質がフェストゥムと同じシリコンに変化しているためだと思われる。(シリコンはタンパク質より比重が大きい)

19話でエインヘリヤル・モデルへと改装。


関連リンク

蒼穹のファフナー ファフナー エーギル・モデル ティターン・モデル ザルヴァートル・モデル エインヘリヤル・モデル

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