概要
CV:峰恵研
『仮面ライダーアマゾン』第8話「行けアマゾン! カニ獣人の島へ!」に登場する秘密結社ゲドンの獣人。
巨大化させた蟹に人間並みの知能を与えたあまりにもカニそのまんまなデザインが特徴。
全身を鉄より硬い緑の甲殻で覆っており、両腕の鋏で相手を捕らえ、毒の泡で骨まで溶かしてしまう(が、主人公補正バリバリのアマゾンライダーにはこれっぽっちも通用しなかった)。
十面鬼ゴルゴスの好物である若い女の生き血を収集するのが役目で、こんな外見のくせにゴルゴスからは「人さらいにはうってつけの人材」と称されていた。彼自身は人食い蟹を操るくらいしか貢献していないが、もしかしたら赤ジューシャに関する現場指揮に優れているのかもしれない。
ヒロインの岡村リツコとその友人を拉致するが、アマゾンにアジトに乗り込まれ、大切断で滅多切りにされ頭からオレンジ色の蟹味噌をぶっ放して失血死した。
ちなみに本人はモグラ獣人を「命が惜しかったら教えろ」と脅迫しアマゾンの弱点を聞き出そうとした後「ゲドンに約束なんてもんはない!」と吐き捨てやっぱり始末しようとするするという凄まじい掌返しを見せたものの、ゴルゴスの「アマゾンを殺したら最高幹部にしてやる」という嘘くさい甘言にはホイホイ従っている辺り、獣人という存在のバカさ加減が窺える。
派生作品での登場
『仮面ライダーSPIRITS』ではゲドンの九州制圧作戦に参加。再生モグラ獣人に与えられた阿蘇山噴火計画のアシストを行う。ワニ獣人との二人がかりでアマゾンからガガの腕輪を奪い取り、十面鬼ゴルゴスに返上するものの、即座に用済みと見なされ火炎放射で処刑され焼き蟹にされた。
アマゾンの次の作品である『仮面ライダーストロンガー』では、最終回で岩石大首領が蘇らせた再生怪人軍団にカニ奇械人という同型の怪人がいた。(ただし右腕がブラックサタンのカマキリ奇械人、左腕がガランダー帝国のハチ獣人のものになっている。)