概要
『Fate/Prototype』(通称・旧Fate・原作版Fate)の主人公。
他作品にも登場するものの、基本線では同じ人物ではあるが、各作品間に直接繋がりは無く、生い立ちも性格も大きく異なっている。
旧Fate版の綾香はFateシリーズにおける色々なヒロインの原型で、何人ものヒロインにその要素が受け継がれているとのこと。
Fate/Prototype
「自己評価ではあるが、私の性格は最悪だ。」
マスター階級 | 第七位 |
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天使階級 | 権天使 |
魔術回路/質 | C |
魔術回路/量 | C |
魔術回路編成 | 正常 |
cv | 花澤香菜 |
主人公。セイバーのマスター。眼鏡をかけた未熟な魔術師。マスター階梯は最低の第七位・権天使。
洋館に一人暮らしをしている16歳ほどの少女。自己評価は根暗・臆病・視野が狭い・見栄っ張りの最悪な性格と述懐するほど卑屈で、優秀な姉に対するコンプレックスを抱いている。
父譲りの黒魔術(ウィッチクラフト)を修練しているものの、本人は魔術自体に嫌悪を抱いており、儀式に使うための鳩の屠殺さえ満足に出来ない。
8年前に姉と父を失った原因である聖杯戦争に関わることを拒んでいたが、ランサーの襲撃に逢い、死に瀕した時にセイバーを召喚してしまう。令呪の位置は胸部中央。
また、自分を凡人と評しているが、経緯はどうあれ、3人の英霊を味方にしたのは綾香自身の「才覚」と「力」であり、姉と同じくらい規格外の存在である。
氷室の天地
穂群原学園高等部2年A組に席を置き、陸上部三人娘の氷室鐘、蒔寺楓、三枝由紀香の他、遠坂凛、美綴綾子等のお馴染みの面々がクラスメイト。準レギュラー。担任は葛木宗一郎である。
基本的にはあまり他人と深くは関わることをせず、飄々と生きる眼鏡っ娘。だが、本質的なところではお人好しな面を覗かせる。生物や科学が得意で運動神経も良く、英語がペラペラだったりとなかなかスペックが高い。また、予知夢の能力を持っており109話にて氷室鐘にその力を明かした。本人曰く趣味として、しばしば自分の体格をはるかに上回るサイズのリュックが一杯になるほどの量の山野草を採集しているが、食べる山菜と言うよりは漢方薬系のブツが多いようだ。
その正体は遠坂凛同様魔術師であり、魔術協会の総本山である「時計塔」に所属している。また薬草を用いた魔女術(ウィッチクラフト)を得意としている。かつて遠坂家のものだった魔術的に優良な土地を沙条家が所持している事から、凛からはよく小言を言われているらしい。
三枝の前世占いによると、前はクラゲ大好きな眼鏡っ娘で、その前は手から日本刀を出す眼鏡っ娘で、その前はパフェ大好きツンデレ海賊眼鏡っ娘。どんだけ眼鏡で繋げる気だ。そして全部中の人ネタである。
作者曰く「西遊記に登場する加藤茶のような物」であり、あくまでも(少々楽屋オチ的な)ゲストキャラ、という扱いだったようだが…?(次項を参照)
なお、そんな扱いにも関わらず「ある講師から植物をメインにするよう勧められた結果、ウィッチクラフト方面で才能を発揮しつつある」「家にあったヴォイニッチ手稿を兄弟子に翻訳してもらった」「眼鏡繋がり?で凄い人と知り合い」など、本筋には関わらないと明言されているにも関わらず、関連設定が多い。
Fate/strange Fake
作中では「アヤカ・サジョウ」と表記される。
容姿も大きく異なり、髪を金髪に染めていて、令呪に酷似したタトゥーを両手・両肩・背中の計5ヶ所に刻まれている。
『Fate/hollow ataraxia』の冒頭で語られた怪談のA氏その人らしく、「赤ずきん」の幻影から逃げ回ってあちこちを転々とした末に冬木市へ戻った所、森の古城で「謎の白い女」に出会い、その勧めでスノーフィールドにまでやって来た結果、偽りの聖杯戦争へと巻き込まれる。
前記『氷室の天地』の綾香とは「無関係とは言い切れない……?」と微妙な事も言われているが、
- 前述のA氏は第五次聖杯戦争時点で大学生であり、さらに開戦前に行方不明になっている。
- 魔法と魔術の区別がついておらず、時計塔所属の魔術師とは思えない。
といった矛盾点があり、これらの事がどういった意味を示すのかは今の所不明である。
その他の作品での活躍
Fate/Prototype蒼銀のフラグメンツ
Fate/Prototype本編の8年前の物語。主人公である愛歌の妹。優秀で何でも出来て、それでも自分を見下さない姉に強い憧れを抱いていた。
路地裏さつき ヒロイン十二宮編
子の宮「玄人門(ぷろともん)」を守る、第一のゴールドヒロインネズミー系アイドルAYAKAとして登場。
とびたて!超時空トラぶる花札大作戦
チーム名は「綾香さんと三人の騎士」。まるで乙女ゲーのようなストーリーが展開される。
また、旧セイバーの妹さんみたいな女の子や、品のない全身黄金甲冑男と花札勝負したりしている。
カプセルさーばんと
敵マスターの一人で、こちらでの表記は名字無しの「アヤカ」。
何故かイケメン系さーばんとばかりを引く星の元に生まれた。違いの分かる女。めんどくさい枠マスター。
各作品での主な人間関係
『氷室の天地 Fate/school life』
氷室鐘:クラスメイト。許婚探しを手伝う。
遠坂凛:クラスメイト。正体を知られており、その事をネタに脅される事も。
間桐慎二:同級生。コナをかけられそうになるが、彼女的にはアウトオブ眼中。
London☆STAR:イギリス国籍の知り合い。英雄史大戦のプレイヤーで、アレキサンダー王を主力にしたデッキを扱う。
とある兄弟子:ロンドンの時計塔にいた頃の兄弟子。
『Fate/Prototype』
旧セイバー:自らの窮地に召喚されたサーヴァント。
旧アーチャー:敵サーヴァント。求婚される。
玲瓏館美沙夜:ライバル。ランサーのマスター。
旧ランサー:敵サーヴァント。ある条件下の元、彼のマスターとなる。
沙条愛歌:姉。8年前に他界してしまっている。尊敬する存在だったが彼女からは無価値な凡人扱いされており、家族としての愛情もない。
『Fate/strange Fake』
セイバー:上記とは別のセイバー。彼からの「汝が俺のマスターか」という問いを強く否定するが……?