「女に殺された英雄が欲しかったの。
だって、女の怖さを知っているでしょう?」
プロフィール
概要
残忍な面もあるが、一方で華やかさやフェア精神も持ち合わせている。
沙条家とは父の代からの知己であるが、沙条綾香とは面識がない。
聖杯成就に執着する父によって、八年前に「マスターとなって聖杯を手に入れないと死ぬ」呪いをその身にかけられている。だが、その真実は悲惨で、本当に彼女に呪いをかけたのは沙条愛歌であり、その呪いの原因は亡父であるらしいが、父は美沙夜の解呪に奔走した挙句、愛歌によって殺害されている。
人物
一人称は「私(わたくし)」。令呪の位置はうなじ。
性格はランサーをディスりまくるくらいドSかつプライドが高く高慢な性格だが、それに見合った実力を持つ魔術師である。だが、下々の一般人に対しては力を持つ自分が守るべき存在として捉えており、魔術師の一般的な思考とは違う考えを持っている。それはたとえ自分の命がかかっている状況でも変わらない。
その分僅かでも力を持っている人間には大変厳しい。特にいつまでも戦う覚悟を持たない綾香に対してはイライラしており、事ある毎に罵倒するが、それが後々綾香に覚悟を決めさせる事になる。
綾香のサーヴァントであるセイバーを気に入っており「自分のサーヴァントにならないか」と勧誘している。
能力
幼い頃から研鑽を怠ったことは一度もなく、本人の類まれなる資質もあり、魔術系統は黒魔術を始めとしてルーンや降霊術全般を得意とする。
また動物を使い魔として大型犬サイズの猟犬を多数飼育しており、使役する。この猟犬は魔術により通常の動物から魔獣へと変化させており、銃弾にも耐える体軀に、鋼を引き裂く爪、獣を超える敏捷を持ち、野生動物ならざる許容量の魔力をその身に秘めている。かなり高度な調教がされており、ランサーも「飼い主ではないが、従うべき相手」と理解している。
登場作品と役柄
Fate/Prototype
ランサーのマスター。
Fate/Prototype蒼銀のフラグメンツ
第二部『Best Friend』の主人公。美沙夜サイドから見たPrototype本編と幼い頃の彼女の話。
八年前の第一次聖杯戦争が描かれる今作では、まだマスターではない少女時代の美沙夜が登場する。
そして父のサーヴァントであるキャスターと友人になるのだが…
関連イラスト
余談
- 『Fate/staynight』の遠坂凛のデザインの元となったキャラクターであり、周囲の環境も含めて大きな影響を与えている。
- 同名の人物に空の境界の黄路美沙夜がおり、性格などに共通する点が多い。
- ただし、成立時期は旧Fateの方が先に構想されている為、玲瓏館の方が黄路の原型になったのだろう。
関連タグ
作品
Fate/Prototype Fate/Prototype蒼銀のフラグメンツ