漣
さざなみ
「漣(さざなみ)」とは、細やかな波。または人の感情の揺らめく様を指したりもする。
細波とも書く。「ささなみ」とも。
ちなみに、漣を音読みすると「レン」になるが、戦後政策では常用外漢字の一つと定められており、日本人名として戸籍に使用できるようになったのは実に21世紀に入ってからだったりする。(俳優の大杉漣は芸名で、本名は大杉孝)
図鑑データ
「綾波型駆逐艦『漣』です、ご主人さま。こう書いて、さざなみと読みます。」
初期艦選択画面での説明
漣(さざなみ)は、ちょっと変わり者の艦娘。
根は真面目で実力もあるが、
風変りな言動と行動で人を惑わす。
本当はちゃんとお話ししたいと思っている。
概要、出るっ!
ゲーム新規開始時に選択できる初期艦の一人。ピンクのツインテールと一緒に居るウサギが特徴。
能力的には他の駆逐艦娘達と似たり寄ったりで、これといった強みも無く、すぐに軽巡洋艦や重巡洋艦に取って代わられるが、それらが登場するまでは旗艦としてお世話になる。
その呼び方から献身的な性格を想像するかもしれない……が、
実際はこんな感じ。
普段の口調は「キタコレ!!」「メシウマ!」「うっっくぅ~、なんも言えねぇ~…」などネットスラングを取り混ぜたかなりアクの強いものである。
しかもセクハラが過ぎる「ご主人様」に対しては、「調子に乗ると、ぶっ飛ばしますよ♪」などと言いだす始末。
ただし、自身のドック入りの際にメシウマ言う辺り、使い方はあまり理解していないようである。
そんな一見してイロモノにも見えてしまう彼女だが、
初期艦選択時の紹介文によれば根は真面目であり、本心では提督とちゃんとお話したがっているようである。
轟沈時やケッコンカッコカリ時のセリフから考えると、いつもの風変わりな言動も実は彼女なりの提督に対する照れ隠しなのかもしれない。
戦闘に関しても非常に真面目で、いつもはふざけているがやる時はやる、という性格のようだ。
特に夜戦突入時のセリフは非常にかっこ良く、このギャップも彼女の魅力といえる。
ご主人様、容姿みたいよ?
また、中破・大破時は上着のセーラー服が殆ど跡形もなく吹き飛び、スカートも辛うじて腰から落ちずに残っているだけでいちごパンツが丸見えになるという、全艦娘を通しても屈指の脱げっぷりを披露する。
缶バッジを身に付けているが、これは史実で暁型駆逐艦に搭載される新型缶(ボイラー)の試験を行ったことに由来するものと思われる。
また、暁型といえば竣工時は暁と第十駆逐隊を編成しており、実は暁との付き合いは第六駆逐隊の三隻よりも長かったりする。
クリスマスver.
「クリスマス、( ・∀・)キタコレ! ケーキ(゚д゚)ウマー!!」
2014年12月12日のアップデートでは、何と期間限定でクリスマス仕様の新規イラストが実装された。未改造でも見られるのが嬉しいところ。戦闘時のカットインもケーキを持った立ち絵となるため、旗艦で先陣切ってパイ投げするのを見たという提督もちらほら。
どーもご主人様
知ってるでしょう~?
漣 で ご ざ い ま す
おい、 ケ ー キ 食 わ ね ぇ か
レアリティ詐欺?うっっくぅ~、なんもいえねぇ~…
一応、レアリティはコモンのはずだが、ドロップを狙おうとするとなかなか出てこない。
1-1を周回してドロップ率1/1000というデータが挙がるなど「レアリティ詐欺」とさえ言われている。
一応考えられる理由として、
①建造で狙うのが困難(コモン駆逐艦全般に言えることだが)
③1-1でのドロップがボスのみ、しかもS勝利ではドロップしない(ボス前には羅針盤があり運が悪いといつまで経っても辿り着けない+レアなのでS勝利でドロップするだろうと勘違いした提督が多数)。
上記の条件に全て該当するのは漣しかいないので、コモン駆逐艦で最もレアというのは強ち間違いではないといえる。
ただし、1-1ボスでA-B勝利を狙うことは非常に簡単であり、新規実装された1-5では海域全域でドロップすることが確認されているので、キラ付けや潜水艦狩りのついでで気長に探せばいつかは手に入るだろう。
ただ、確定ではないものの、期間限定グラフィック実装中の艦はドロップ率が上昇するという噂があるので、そのタイミングで狙うのも手。
※ただし、一説では白露の方が手に入り難いと言われている(漣同様ドロップする海域が少なく、更にネームシップなのでレアリティも一段階上)。
史実の漣
史実の漣は、竣工当時は特Ⅱ型の狭霧(未実装)、特Ⅲ型の暁と第十駆逐隊を編成していた。
また特Ⅲ型に搭載された新型缶(ボイラー)の試験も漣が担当していた。
1939年11月に第十駆逐隊は解隊され、その際に同じ特Ⅱ型改の朧・曙・潮と第七駆逐隊を編成した。
大東亜戦争(太平洋戦争)では、開戦早々潮と共にミッドウェー砲撃に出かけている。
史上初の空母戦となった珊瑚海海戦では祥鳳の護衛に従事。祥鳳沈没の際には、伊沢艦長を含む生存者の救出に当たった。
その後は主な海戦には参加せず、後方で鼠輸送や護衛にあたった。
生存者89名は姉妹艦の曙に救助された。
先代の漣
先代の漣は、日本海軍初の駆逐艦である雷型駆逐艦の1隻として建造され、日露戦争にて活躍した。
日本海海戦の終盤では、敵駆逐艦の1隻「ベドーヴイ」を捕捉・拿捕したが、同艦には敵将、ロジェストヴェンスキー中将が座乗(負傷して本来の旗艦から移乗していた)しており、偶然ながら敵最高司令官を捕虜にすると言う大金星を挙げていたりする。