小林幸子
こばやしさちこまたのなをらすぼす
概要
新潟県新潟市出身の演歌歌手。女優、タレントとしても活動している。
1953年(昭和28年)12月5日生まれ。血液型はA型。サチコプレミアレコード所属。
愛称は「さっちゃん」。ネット上では「ラスボス」とも(後述)。
2016年現在、芸能歴50週年を迎える演歌界の大御所中の大御所である。
代表曲は「おもいで酒」「もしかしてPARTⅡ」・・・など。歌以外にも女優としても活動しており、1968年にはTVドラマ『青い太陽』で主演およびED主題歌を担当している。
彼女を語る上で外せない(というか外しようがない)のは、その豪華な「衣装」である。
コンサートなどでは毎度のように綺羅びやかな衣装で熱唱するが、その最たるものは紅白歌合戦で披露
される、「衣装という名の舞台装置」である。
ワイヤーで吊り上げる、電飾を張り巡らせる、表層パージで二枚目出現…等。
毎年このために億以上の金額を投じると言われており、また使用した衣装は処分せずに保存するため、その維持費もかなりのものである。
一時期は、同じく紅白常連(白組)の美川憲一との「豪華衣装対決」が番組の見所のひとつになっていた。
大掛かりで変化する豪華な衣装・それが披露されるのが大晦日の22時半台という1年の最後の最後という事から、ネット上では「ラスボス」と形容される事が多く、Google画像検索で「ラスボス」と打つと1枚目に彼女の画像が表示されるほどである。
pixiv内でも、その豪華な衣装やラスボスをネタにしたイラストが描かれることが多い。
近年の活動
1992年にはコンピュータートラブルで用意した電飾の3分の2が点灯しないという大アクシデントに襲われている。
2004年は故郷で新潟県中越地震が起きたことで被災者への配慮の為に豪華衣装を封じ、大トリとして熱唱した。
2007年に中越沖地震が起きたときも衣装の封印を考えたが、被災者からの「こんな時だからこそ被災地住民に華麗な姿を見せて欲しい」という要望を受け、豪華衣装を披露した。
しかし2012年に長年共に仕事をしていた個人事務所の女性社長が辞任、メディアに「社長を解雇した」と書き立てられた。これにより元社長が作ってきたパイプが切れたこともあり、同年から暫く紅白出場は途絶え、小林はアニメや動画サイトに新たな活路を見いだすことになる。
2013年にはTVアニメ『ダンガンロンパ The Animation』において第4話オープニング(特別バージョン)として「モノクマおんど」なる楽曲を歌い、視聴者を驚かせた。
また、合いの手は本作でモノクマを演じる声優界の大御所・大山のぶ代という、深夜アニメ枠で大御所×大御所というまさに夢のような超豪華タッグが実現されることになった。勝てるわけがない。
さらに同年、なんとこのラスボス今度はニコニコ動画にて「歌ってみた」動画を投稿。
動画タイトルは「【初投稿】ぼくとわたしとニコニコ動画を夏感満載で歌ってみた【幸子】」。演奏には邦楽演奏集団「杵屋七三社中」を迎え、紅白ばりの舞台装置も披露するなど、初投稿とは思えないハイクオリティな仕上がりとなっている。
そしてコミックマーケット86にもサークル参加。初参加としては異例の壁配置となった。参戦の一報が出された直後は動揺が走ったものの、いざ当日になったとき、(合体サークル(COOL&CREATE)の指導もあったかと思われるが)周囲サークルへの挨拶を欠かさず、完売後も大行列に対し挨拶に出向き、立つ鳥跡を濁さず定時前に撤収していった。その大手サークルの模範とも言うべき姿勢に「ラスボス」の異名は伊達では無いとコミケ参加者達をうならせた。
コミックマーケット88にもサークル参加を表明。今回は納得のシャッター前配置である。
今後も、このラスボスの動向からは目が離せない(いろんな意味で)。
ラスボス、紅白に復活
2015年のNHK紅白歌合戦にてド派手衣装復活と共に千本桜を歌う事が決定した。
綾瀬はるか「ラスボスの降臨です!!」
まさかのNHK側の紹介でのラスボス発言。公式が年末である。
特別枠でありながら紅白への復帰と話題になっていたが、なんとあのメガ幸子の再登場どころかニコニコのコメントをリアルタイム表示し、衣装の一部や背景、果てはテレビ画面全体にコメントを埋め尽くすという
ド肝を抜く演出で視聴者にインパクトを与えた。
ラスボスの名は伊達ではなかった事を人々に再認識させたのであった。
NHKの本気もついにここまできたか・・・!!