『なんてこと言うと思ったか!お前はまだまだだ!!』
CV:増田俊樹。
出た!シャークさんの概要だ!
人物
遊戯王ZEXALに登場するキャラクター。
主人公九十九遊馬のライバルの一人で、14歳。
遊馬たちの通うハートランド学園の2年生で「学校一の札付き」とおそれられる人物。
通称はシャーク。一度標的に喰らいついたら離さないことから付いた。
アンティルールを仕掛けてはカードやデッキを奪うといった非道な性格だが、デュエルの腕前は全国大会ファイナリストになるほどのもの。
遊馬に敗北して以来デュエルをやめたといいつつも、遊馬のナンバーズに対策を施したデッキを構築していたりする生粋のデュエリスト。
また、タッグデュエルにおいて焦る遊馬に声をかけるなど、割と面倒見のいい一面も見られる。
後に妹である神代璃緒が復帰したことで、基本的に妹に頭が上がらないことが発覚し、バリアンからも妹が弱点であると認識されている。
また、璃緒曰く「寝ぼけてパジャマのまま学校に行こうとした」ことがあるらしく、彼の私生活はいろいろ不安である。
基本的にいつも尖った態度であり、そのために敵も多い。しかし友情に熱く、肉親や友など心を許した人物に対してはどこまでも尽くしてくれる頼もしい男である。特に遊馬への献身っぷりは凄まじい。
しかし、仲間想いの部分は敵味方かの二分化が激しすぎる一面に通じ、和解と言う選択肢が持てないタイプで、それ故に対人関係が危うさや状況や運命に翻弄される一因となる。
経歴
ZEXAL
物語開始から1年前のデュエルモンスターズ全国大会決勝戦において、妹が事故にあった事による焦りから、控え室で対戦相手のデッキを盗み見てデュエルモンスターズ事務局(DMC)により失格処分となった過去がある。
その事件以降グレてしまい不当なアンティルールをけしかけたり、不良達とつるむようになった。
その後遊馬と出会い、遊馬と鉄男のデッキをかけて決闘。
デュエル中にナンバーズ・No.17リバイス・ドラゴンに憑りつかれ遊馬を追い込むも、時を同じくしてアストラルとナンバーズの力を得た遊馬に敗北した。
敗北後、名前が廃れデュエルをしなくなり、不良グループのアジトに入り浸っていた。
そんな中、不良仲間の陸王・海王兄弟のカード強盗計画に巻き込まれ、罪を被らせそうになる。
しかし強盗実行前に止めに来た遊馬の説得により遊馬側に付き、兄弟にタッグデュエルを挑んだ。
強力なナンバーズとイカサマを使う兄弟に苦戦を強いられるが、正々堂々と立ち向かい、凌牙が遊馬に託した魔法カード「アーマード・エクシーズ」によって見事勝利した。
ある日、遊馬の皇の鍵を盗もうとしていたオービタル7を発見し、その関係でナンバーズハンター天城カイトとデュエルするもNo.30破滅のアシッド・ゴーレムの効果の前になすすべもなく敗れ、魂を奪われて病院送りとなってしまったが、遊馬がカイトとデュエルしたことで魂が元に戻り復帰する。
WDC(ワールドデュエルカーニバル)には当初参加を考えていなかったが、かつての因縁の相手Ⅳから「凌牙の妹が巻き込まれた事故は自分が起こし、わざとデッキを盗み見るように仕向けた」と聞かされ、彼に復讐するためにWDCに参加する。
そしてⅣの弟であるⅢとのデュエルにおいて新たなナンバーズ、No.32海咬龍シャーク・ドレイクを入手。リバイス・ドラゴンの時とは違い、ナンバーズの力を自力で押さえ込んだかに見えたが・・・。
WDC本選における念願のⅣとのデュエルで、妹の事故はトロンの差し金によるものであることを知り、さらなる復讐に煮えたぎるも、トロンの紋章の力によって記憶を改竄されてしまい(妹を傷つけたのは遊馬であると刷り込まれた)、WDC準決勝では遊馬に対して復讐心をぶつけながらデュエルを行った。
そして遊馬が凌牙のドレイク・バイスのコントロールを奪ったことで正気を取り戻した。ドレイク・バイスの負のエネルギーに蝕まれる遊馬を助けるべく、トロンとの決着を遊馬に託して自滅の道を選び、デュエル終了後はデュエルによるリアルダメージで病院に搬送された。
WDC終了後、遊馬の身に危険が迫っているのを感じ病床から抜け出し、途中でカイトと再会。
先の件でいざこざが起きかけるも観月小鳥の説得によりなんとかその場を収め、ハートランドシティのゴミ処理場最深部、スフィア・フィールド砲直下にて遊馬、カイトとともに黒幕Dr.フェイカーとの決戦に挑んだ。
デュエル前の攻防で脇腹を負傷したため、フェイカーとのデュエル終了後は再び病院へと緊急搬送された。
しかし、直後の遊馬とカイトのデュエルを遠くから観戦しており、出血するほどのケガをしているにも関わらず病院を抜け出し遊馬の雄姿を見に駆け付けるという献身っぷりを見せた(大人しくしてなさい・・・)。
ZEXALⅡ
璃緒の言葉で真の黒幕・バリアンの脅威を迫っていることを知り、遊馬の危機にカイトと共に駆け付けた。
バリアンから璃緒が弱点として人質に取られ、バリアンに操られた有賀とのデュエルに突入。有賀が描いた漫画の展開通りにデュエルが進むというチート効果に苦しめられるが、凌牙の魂の叫びに璃緒が目覚める。璃緒の発破に奮起し逆転勝利を収め、璃緒をお姫様抱っこして帰って行った。
そしてバリアンの騎士・ミザエルが襲来。ミザエルのNo.107銀河眼の時空竜によってリアルダメージを受けて転落した遊馬を助けようとしたが一緒に崖へ転落、二人そろって病院送りになってしまうというあんまりな結果になってしまった。
意気消沈してすっかり覇気を失ってしまい、毎夜悪夢にうなされる遊馬にイラッとした凌牙は遊馬を立ち直らせるべく、まだ傷が癒えていないのにデュエルを挑む。容赦ない凌牙式スパルタ再生術で遊馬の心を蘇らせることに成功。このデュエルは凌牙は逆転負けしたが、その際の顔はとても嬉しそうだった。相変わらずの献身っぷりである。ただ、終わった後はやっぱりツッパっていた。ちなみにこれで計4回も病院へ搬送されており、なかなかの苦労人。
璃緒の買い物に文句を言いながら付き合ったり、仲間の親睦を深めるためのスポーツ大会になんやかんや言って真面目に取り組むなど、平穏な日常生活をエンジョイしている。鉄男が璃緒を好きなのを知ってか知らずか、ビーチバレー勝負では鉄男に対して情け容赦ないスパイクをブチかましていた。
91話では委員長達の勘違いによる騒動の結果、璃緒と100戦目の兄妹喧嘩デュエルをする羽目に。璃緒が新たな切り札を召喚し、伏せカードを恐れず向かってきたのを見て「フッ、成長したな・・・」とデレを見せたかと思いきや「なんてこと言うと思ったか!お前はまだまだだ!!」と強烈な掌返しと共に牙鮫帝シャーク・カイゼルを召喚して決着をつけた。そして最後に「さっきの進化は認めてやる」と微妙にデレを見せた。ちなみにこの騒動でピーマンと玉ねぎが苦手と言う弱点が露呈した。
その後、遺跡のナンバーズを探している途中で海底神殿で過去の記憶を思い出す。
バリアン七皇の1人・''ナッシュ''であることが判明し、璃緒(=メラグ)と共にバリアン界の住人として敵対することになった。
バリアンとしての概要については「ナッシュ」の項を参照。
煮えたぎってきたぜ!この俺のデッキなら誰にも負ける気がしねえ!
使用デッキはビッグ・ジョーズ、シャーク・サッカー、浮上など海や鮫を意識した水属性を主体とする種族複合デッキ。(WDC本選での決勝進出者のデッキ表示では「XYZ WATER(水属性エクシーズデッキ)」と表示されていた。)
しかし、『ブラック・レイ・ランサー』や『スカル・クラーケン』など、闇属性も多少は入っている。
vs遊馬戦(第1戦)ではナンバーズカード No.17リバイス・ドラゴンを召喚。
vs遊馬戦(第2戦)では新たなエクシーズモンスター ブラック・レイ・ランサーを召喚し、場を圧倒させた。
また潜航母艦エアロ・シャークはOCGにおいての弱体化がよくネタにされる。
vsⅢ戦で新たなナンバーズNo.32海咬龍シャーク・ドレイクを入手し、以降切り札としている。後のⅣ戦ではCNo.32海咬龍シャーク・ドレイク・バイスに進化した。
vs遊馬戦(5戦目)では新エクシーズモンスターシャーク・フォートレスが登場した。
使用カード
No.32海咬龍シャーク・ドレイク
Ⅲ戦後に、Ⅲから勝利のご褒美として受け取った第一期におけるエースモンスター。
詳しくはこちらで。
CNo.32海咬龍シャーク・ドレイク・バイス
『シャーク・ドレイク』がカオス化した姿であり、第一期における凌牙の切り札。
詳しくはこちらで。
No.17リバイス・ドラゴン
アニメおよび漫画で最初に登場したナンバーズモンスター。
詳しくはこちらで。
ビック・ジョーズ
レベル3でありながら攻撃力1800と結構高めである。
アニメでは通常魔法カードを発動したターンに発動され、OCG化では攻撃した場合、ゲームから除外されるデメリット効果に変更された。
ブラック・レイ・ランサー
ナンバーズ以外で最初にナンバーズモンスターを倒した、凌牙のナンバーズハンターカード。
詳しくはこちらで。
潜航母艦エアロ・シャーク
アニメおよび漫画版で最初に登場したエクシーズモンスター。
詳しくはこちらで。
キラー・ラブカ
墓地から除外する事で、攻撃を無効にする上、攻撃した相手モンスターの攻撃力を500ポイント下げる効果を持つなど、優れた防御効果を持ってる。
ハンマー・シャーク
アニメでは相手モンスターのレベルを1つ下げる効果だが、OCG化ではこのカードのレベルを1つ下げる事で、手札のレベル3の水属性モンスターを特殊召喚する効果である。
レベル3・4が多い凌牙の為の効果とも言える。
セイバー・シャーク
アニメ版では貫通効果を持ったモンスターだが、OCG版では魚族のレベルを上げるか下げるかの効果であった。
漫画版でも召喚されたが、効果は披露されずにただエクシーズ素材とされるだけであった。
シャーク・フォートレス
攻撃力2400のエクシーズモンスター。
オーバーレイ1つを取り除く事で、自分の場のモンスター1体を2回攻撃させる事が出来る上、フィールド上に存在する限り、他のモンスターを攻撃対象から護る効果を持つ。
FA-ブラック・レイ・ランサー
『フル・アーマード・エクシーズ』の効果で『潜航母艦エアロ・シャーク』を装備した『ブラック・レイ・ランサー』の姿である。
その攻撃力は4000とかなり高めであるが、OCG化では普通のエクシーズモンスターとして出された。
その為、その効果はアニメ版とは違うものとなってる。
牙鮫帝シャーク・カイゼル
アニメでは、このカードのエクシーズ召喚に必要なモンスターの数とこのカードのエクシーズ素材の数の差×1000ポイント攻撃力を上げる効果を持っていて、攻撃力を4800まで上げて璃緒戦でフィニッシュを決めた。
No.73激瀧神アビス・スプラッシュ
凌牙が手に入れた遺跡のナンバーズにして彼の新たなエースモンスター。
くわしくはこちらで。
No.94極氷姫クリスタル・ゼロ
アビス戦で突如、シャークの手に渡った遺跡のナンバーズ。
詳しくはこちらで。
No.101S・H・ArkKnight
自分がバリアン戦士の1人であり、バリアンのリーダーのナッシュである記憶とその使命を思い出した凌牙が使用するオーバーハンドレッド・ナンバーズの1枚。
詳しくはこちらで。
CNo.101S・H・DarkKnight
ランクアップした『No.101S・H・ArkKnight』の姿。
詳しくはこちらで。
CNo.73激瀧瀑神アビス・スープラ
『RUM-クイック・カオス』の効果でランクアップした『No.73激瀧神アビス・スプラッシュ』のすがた。
攻撃力3000と、凌牙が召喚したモンスターの中でも最大攻撃力を誇る切り札である。
1ターンに1度だけ、相手モンスター1体の攻撃力分だけアップし、さらに『No.73激瀧神アビス・スプラッシュ』をエクシーズ素材としている場合、カード効果では破壊されない無敵効果を持つ。
CX冀望皇バリアン
バリアン七皇の力を全て終結させて召喚された、凌牙(ナッシュ)の最後の切り札。
詳しくはこちらで。
バハムート・シャーク
漫画版の凌牙が使用するエースモンスター。
詳しくはこちらで。
キャット・シャーク
フィールド上の水属性モンスターの攻撃力を倍にする効果を持つ。
魔法カード『連鎖召喚』で特殊召喚され、その効果で大幅に凌牙のモンスターをパワーアップさせ、1ターンキルに繋げる。
No.47ナイトメア・シャーク
ナンバーズ回収の依頼をして来た瑠那からもらったナンバーズの1枚。
主に『バハムート・シャーク』の効果で特殊召喚されるパターンが多い。
オーバーレイを1つ使うことで、水属性モンスター1体をダイレクトアタックさせる効果を与える効果を持つ。
漫画版
Vジャンプにて連載されている『遊戯王ZEXAL』の1話で初登場。
1年前のデュエル大会で不正をはたらいたことからデュエル界から追放されていた学校一の札付きの少年。
武田鉄男のデッキを奪い、九十九遊馬の皇の鍵を手で折る暴挙に出たことで遊馬と因縁を持ち、
彼とのデュエル中に《No.17リバイス・ドラゴン》に取り憑かれたことから、ナンバーズを巡る争いに巻き込まれることとなる。
Dr.フェイカーの助手であった瑠那に見込まれ、ナンバーズの抹殺を依頼される。
ナンバーズに取り憑かれた恐怖から嫌悪感を露わにするものの、
八雲興司が世界を滅ぼそうとしていることを知らされ、それを止めるために瑠那と行動を共にするようになる。
遊馬とアストラル、八雲、天城カイトらと『ナンバーズ大戦』の渦中へと飛び込む。
幼くして家族を喪った凌牙は孤児院に引き取られ、そこでヒーローのように慕われていた八雲に出会う。
彼に光を見た凌牙は、彼の影としてわざと不良のように振る舞い、ヒール役に徹していた。
子供たちの希望を奪ってはならないという考えから、八雲が優勝する大会では必ず準優勝であった。
のちに八雲が不正をおこなった際にも自らその罪をかぶるほどである。
八雲には友情を感じていないと発言しているが、
彼の豹変に困惑し、子供たちの希望に戻って欲しいと願う様子が伺える。
孤児院の先生たち曰く、『拗ねてはいるが、面倒見がよく、不正はしない子供』とのこと。
お互いライフが尽きるのを待つだけとなったカイトの事情を知り、彼にライフを譲渡させようとしたり、
気絶した遊馬をわざわざアジトまで運んだりと心根は優しいのだが、口が悪くぶっきらぼうなうえ、
その優しさが不器用なため分かり辛い。
それゆえに八雲の怒りを買っているところも少なからずある。
瑠那だけはそんな凌牙をちゃんと理解しているようだ。
アニメ版と違って兄弟姉妹はおらず、天涯孤独の身。
また特筆すべき点は、漫画版の凌牙はただの人間である。
アストラル世界と地上世界、その狭間の世界はその姿を見せているが、
そもそもバリアン世界そのものが存在していない可能性が高い。
漫画版のエースモンスターは《バハムート・シャーク》。
水属性・ランク3以下のエクシーズモンスター1体を特殊召喚する効果を持つ。
この効果ではおもに《No.47 ナイトメア・シャーク》が召喚される。
また、速攻魔法《報復の隠し歯》の効果で凌牙自ら剣を取り、
八雲の持つナンバーズ、《No.23 冥界の霊騎士ランスロット》を破壊している姿が一部でネタにされている。
その他
遊馬の「諦めない」に対して返したイラッとくるぜ!という台詞は彼の代名詞となっている。
(アニメ版では「イラッとするぜ!」)
また、アニメ第1話での取り巻きの「出た!シャークさんのマジックコンボだ!」という台詞も有名。
ファンからの呼び名は主に「シャークさん」、後に「たこ」「オクトパス」「青いタコ」これは髪型がタコっぽいから。
カードアニメで渾名がシャーク(不釣り合いな交換を「鮫トレ」という)とは
スタッフの悪意が混じっている…のかも。
5D'sのブルーノが乗っていたデルタイーグルを彷彿とさせるバイク(厳密にはバイクではなく未来の乗り物)を所有しており、
作中でこれを運転していた。ヘルメットがとてもダサ…カッコいい。