「吠えろ未知なる轟き!」
「深淵の闇より姿を現わせ!!」
「エクシーズ召喚!!」
「バハムート・シャーク!!」
概要
漫画版『遊戯王ZEXAL』において神代凌牙(シャーク)が使用したランク4・水属性・海竜族のエクシーズモンスター。
初めて召喚されたデュエル(凌牙vs瑠那)では、自身の効果を活用してエクシーズモンスターを3体も特殊召喚し、勝負を決めた。
カードテキスト
(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
EXデッキからランク3以下の水属性Xモンスター1体を特殊召喚する。
このターン、このカードは攻撃できない。
解説
色は水色と白色を基調とし、外見は鮫とドラゴンを足して2で割ったような姿。バハムートとは本来は魚の怪物なので、このカードは近年のバハムート像であるドラゴンの姿と本来の姿を融合したモンスター、ということになる。
史上初のエクシーズモンスターをエクストラデッキから特殊召喚する能力を持つカードである。
(例外:禁止カードの「王家の神殿」。現在エラッタされたうえで復帰。)
OCG版の概要
素材に水属性レベル4モンスター2体を指定している。攻撃力は2600と、素材を2体必要とするランク4の中ではジェムナイト・パールと同じ最高値となっている。(守備力も2100と、あちらより高い)
漫画版では特殊召喚可能なモンスターはランク3以下のエクシーズモンスターと緩く、属性の縛りも無く、特殊召喚されたエクシーズモンスターは効果を使用出来た。更に効果を使った後も攻撃出来た。
現実のOCGでカード化された際には、
- 特殊召喚できるエクシーズモンスターは水属性のみ
- 特殊召喚されたエクシーズモンスターはエクシーズ素材が無い状態(=素材を補充しない限り効果が使えない)
という2つの制約が追加され、自身の効果を使った後は攻撃出来ないデメリット効果も追加されてしまった。そのため、漫画で特殊召喚されていたブラック・レイ・ランサー(闇属性)は現実では特殊召喚出来ない。残念。
特殊召喚できるエクシーズモンスターの中で攻撃力が高いものは、No.30破滅のアシッド・ゴーレムや、No.17リバイス・ドラゴンである。しかし、両者は大ダメージを受けたり直接攻撃出来なかったりと素材が無い時のデメリット効果を持ってしまっている。但し、前者はコントロールを相手に押し付ければ、そのデメリットも相手に押し付ける事になる。
デメリットの無い最高攻撃力のモンスターは、(2015年頃までは)あろうことか潜航母艦エアロ・シャークである。OCGでのエアロ・シャークは、使えないだの産廃だのと散々な言われようであったが、まさかこんなところで活躍の場が生まれるとは……。しかし、バハムート・シャークの効果で召喚される以外ではただのお荷物・エクストラデッキ圧迫要因でしかないので、採用する際はよく考えたいところ。
その後エアロ・シャークより攻撃力の高いNo.47ナイトメア・シャークやエクシーズ素材が無くても使える効果を持つ水精鱗-アビストリーテ、水属性ランク3のエクシーズモンスターからエクシーズ・チェンジできるFA-ブラック・レイ・ランサーの登場により、必ずしもエアロ・シャークを用意する必要はなくなってしまった。その後、ナイトメア・シャークのあってないようなデメリットすらなく打点も超えているランク2エクシーズ餅カエルなどが登場。種族こそ違うものの、立場が危うくなっている。
2022/07/01で餅カエルが禁止になり、神代凌牙と関係ないコンボから解放された。
バハムート・シャークを語る時には、時折神裁定という言葉を目にすることがある。
デメリット効果である「このターンこのカードは攻撃できない」という部分だが、バハムート・シャークが攻撃したメインフェイズ2に効果の発動が可能との裁定が下ったのである。これによってこのカードの高攻撃力を活かしつつ、自軍モンスターを増やすことが出来る強力なモンスターとなった。海竜族期待の新星として一時期注目され、第九期が終了した今もそれなりの戦果をあげている「海皇の竜騎隊」を素材にすれば、モンスターを場に展開しつつ手札を補充出来る。
第10期頃はルール改変による影響で効果を十分に発揮するのは難しくなったが、第11期からはリンクモンスターを無理に併用しなくても効果使用や展開ができるようになり、かつての力を取り戻しつつある。
素材要員を共有できるNo.4猛毒刺胞ステルス・クラーゲンの環境入りも追い風。
相性の良いカード
素材要員をこのカードで用意できる。
関連タグ
遊戯王OCG 遊戯王ZEXAL 漫画版ZEXAL 神代凌牙 エクシーズモンスター 海竜族 ドラゴン 鮫 サメ シーサーペント バハムート