潜航母艦エアロ・シャーク
せんこうぼかんえあろしゃーく
「深き水底から浮上せよ!」
「潜航母艦エアロ・シャーク!」
『遊戯王ZEXAL』の登場人物である神代凌牙の使用する水属性・魚族のエクシーズモンスターであり、彼のエースモンスター。
エクシーズ・効果モンスター
ランク3/水属性/魚族/攻1900/守1000
レベル3モンスター×2
(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
自分の除外状態のモンスターの数×100ダメージを相手に与える。
OCGでの効果はエクシーズ素材を1つ取り除く事で、ゲームから除外されている自分のモンスターの数×100ポイントのダメージを相手に与える。
登場当初から使いどころがないと言われていたモンスター……だった。
バーン効果は非常にダメージが低く、自分から積極的にモンスターを除外しても大したダメージにならない。10枚除外されていてやっと1000ポイントでは、あまりに少なすぎる。
同じランクのエクシーズモンスターには、除外されたモンスターを特殊召喚できる虚空海竜リヴァイエールが居ることもあり、今の立場を脱却するのは難しいだろう。
それでもチェーン・マテリアル、フュージョン・ゲート、重爆撃禽 ボム・フェネクスと組むことでワンターンキルを狙えたりするあたりヲーとかヌシニクルとかカステリスクよりはマシかも知れない。
当初バハムート・シャークの効果を使用する際デメリットのないモンスターの中では一応最も攻撃力が高い、といった特徴があったが、攻撃力2000でデメリットなしのNo.47ナイトメア・シャークが登場したことで立場が無くなってしまった。
アニメでは自分の手札の枚数×400ポイントのダメージを与える効果であり、OCGでは凄まじい弱体化、というより全くの別モンになってしまったのですっかりネタの烙印を押されてしまった。
アニメ効果のままならば、【やりくりターボ】などの手札が多くなるデッキで活躍できたかもしれなかっただけに非常に残念である。
こんな有様になってしまったのは、おそらくこのカードと同時期に登場した、いわゆる「除外海産物」と呼ばれるカード群のためだと思われる。
【除外海産物】にはレベル3が多く、名前の通りゲームから除外されるモンスターが多いためこのカードの効果もそれに合わせて修正されたのだろう。
それでも、同じパックで登場したNo.17リバイス・ドラゴンや虚空海竜リヴァイエールの方が遥かに汎用性が高く、結局ほとんど意味のない修正だったと言える。
しかし、そのネタカードっぷりが受けたのか、それとも純粋な人気かはわからないがアニメ「遊戯王ZEXAL」のモンスター人気投票では4129票を獲得し、堂々の2位に輝いた。
その時は、遊馬に「超強力な効果で相手を苦しめるぜ!」と説明された。
アニメ版は確かに強力な効果だが……皮肉かそれは。
また、第2期オープニングの映像にもチラッと登場しており、待遇がOCGとアニメで露骨に違うカードでもある。
アニメでは凌牙に何度も召喚されており、バーン効果で遊馬を追い詰めた。
攻撃名は「ビッグ・イーター」、効果名は「エアー・トルピード」。
登場から約9年後に、効果名をそのままカード名にした魔法カードが登場し、アニメ版の効果が再現されることとなった。
と、登場当初はこのカード自体の効果はさほど注目されていなかったが、大量に除外しつつ展開できる妖精伝姫-シラユキの登場以降はバーンダメージを稼げると徐々にランク3を出せるデッキに搭載されてはいた。
そしてシラユキはライトロードとの相性も良く、理論上はダメージリソースを稼ぐことも可能であった。
そして2024年の1月にライトロードに新規が来てデッキが大きく強化された結果、1キルのパーツとなり注目を集めることに。
動きとしてはシラユキを用いて大量に除外しつつ神聖魔皇后セレーネをリンク召喚し、その効果でライトロードサモナー ルミナスらのレベル3を展開してエアロ・シャークを出す。
そこから別のセレーネのリンク素材としつつ、剣神官ムドラなどでデッキに戻して再利用することで、1600程度のダメージを連発して勝利というもの。
なお、ライトロードの強化が来る以前でもキーカードは揃っており、墓地肥やし手段があれば理論上可能であったという。
関連記事
親記事
子記事
兄弟記事
コメント
pixivに投稿されたイラスト
すべて見るpixivに投稿された小説
すべて見るアネモネは摘まれない
46話のあまりにも面倒な人シャークさんの将来を、エアロシャークが憂う短文です。根底に遊←凌があります。/シャークさんは自立を来学期の目標にしましょう。/シャークさんのことを割と散々言ってますが大好きです1,559文字pixiv小説作品