「バイルの支配という屈辱にも耐え、この作戦に参加したのも…全ては貴様に倒された我が主、ファントム様の無念を晴らすため!我が主の無念と某の怒り!この氷の刃でその身に刻みつけてくれよう!」
CV古澤徹
「 我 復 讐 之 刃 也 ッ ! ! 」
概要
異名:深淵なる怪嘯
アインヘルヤル八闘士の一人で、イカ型ミュートスレプリロイド。モデルは、その名の通り北欧神話に登場する海の怪物クラーケン。
元は斬影軍団に所属していた。軍団長である隠将ファントムからの直接命令で行動し、ネオ・アルカディア内部の反逆者への内偵、処分を担当していた。そのため、彼の存在自体が秘密とされており、ファントムが一作目で自爆して戦死した後は、彼の存在を知る者がいなくなった。水中戦を得意とし、闇に紛れる奇襲戦法などを用いて戦う。
ファントムに絶対の忠誠を誓っており、ファントムの仇であるゼロを討つために敢えてドクターバイルに手を貸す。
作中での活躍
深海に潜水艦を航行させ、大量の爆薬を積み爆破・それによってプレートを破壊し大地震の発生を企てる。プレイヤー側が敗北してしまった時の台詞から察するに、自爆テロを考えていたようである。
人物像
ネオ・アルカディア四天王という重要キャラポジションに就いていながらも早期に死亡退場してしまったファントムだが、二作目、三作目でも同僚達が「ファントムの仇だ!覚悟しろゼロ!」みたいに言ってくれるようなこともさっぱり無く、3でしれっと隠しボスやってたぐらいで、「いやいくら忍者キャラだからってそこまで忍ばんでも」というレベルですっかり影薄キャラとして忘れ去られつつあった矢先、シリーズ最終作である4にてようやく登場してくれた「亡き上官の敵討ちに命を賭ける元部下」というキャラ。
本作の八大ボスの中では唯一の「過去作の登場人物と明確な繋がりを持ったキャラ」という設定のため、印象に残りやすい。
何分、他のボス達が
・初対面からゼロに雑魚呼ばわりされちゃった可哀想なトリさん(おまけにゲーム的にも雑魚)
……とまぁ大変にロクでもない連中の寄せ集めな中、復讐一本槍にその魂を燃やす様には、プレイヤー側の闘志も引火させられること請け合いである。
自分が敗北した際には「バイルのような外道に仕えるようでは気高いファントムの仇討ちなど出来ない」と自身の愚かさを悟り、最終ステージでの再登場時には「外道に堕ちた自分には、一度死んだ程度で安息が訪れることはなかった」という嘆きを口にしながらも、「しかしどこまで堕ちようと、戦士としての誇りまで捨てるわけにはいかない」として、ゼロの力をも認めた上でもう一度全力で死合うこと……そして自らが倒されることを望む。
このため、他のアインヘルヤル八闘士が死に際に負け惜しみや恨み事を言う中で、彼のみが自らの負けを潔く認める。(ヒート・ゲンブレムも他の八闘士とは一味違った言葉を残す)
その言動や生き様から、彼が誇り高い武人である事を感じさせる。
「そうだ…それでいい…!ゆ、ゆけ…こんな外道の死に際など…見取る必要もない…さらばだ…ゼロ…!」
冥府に先立っていた隠将ファントムとの再会は叶ったのだろうか……。
EXスキル
テック・クラーケンに有利な天候で倒すと、2段階目のバスターショットのチャージショットが氷属性の槍へと変わるEXスキル「アイスジャベリン」が手に入る。
女体…化?
かつてファミ通DS+wiiにて連載されていたひのでや三吉の漫画ギャグって!!ロックマンには彼をモデルにしたテックちゃんが登場する。
見た目はイカをデフォルメしてスカートとリボンを付けた感じの可愛らしいデザイン。
ロックマンエグゼが小さかった時の好きな女の子だったらしいのだが……
以下ネタバレ
テックちゃんとエグゼは相思相愛(?)の仲であったが、親からは『イカスミを吐けない人とは結婚させない』と言う。
そこでエグゼはイカの姿にクロスチェンジし、イカスミをロックバスターから発射し絵を描いて見せた。(しかし命中した場所がアレな上にギャグ漫画であるためか描いた絵も例のアレである。テックちゃんの気を引くことには成功したが。)
その後テックちゃんは某RPGの如く体が光り出し、大人へと進化を遂げる。
その姿は原典のテック・クラーケンの姿そのものであった。
エグゼはどんな姿であっても、テックが好きであると証明しようと公園の遊具から飛び降りる。
テックはそれを止め……る寸前で、大人になったからという理由でエグゼをフってしまい、エグゼは頭を強打してしまう。
それ以来イカが嫌いになったと給食時間に親友のケンタに打ち明けている。
関連タグ:
ボルト・クラーケン(同じイカ型レプリロイド)
「みッ…見えぬ…ッッ!!」