概要
奄美群島(奄美大島、徳之島)のみに生息するクワガタムシ。現地では生息個体数が多く、バナナトラップなどで簡単に捕獲できるらしい。
スジブトの名が示す通り、上翅に太い筋が現れるのが特徴(オスだけでなくメスにも入る)。大きさは日本本土のヒラタクワガタよりやや小さめ。
大アゴは先端が発達しており、根元が強く湾曲している。
ヒラタクワガタの例に漏れず、好戦的な性格なので飼育には注意が必要。ただし、亜熱帯地域に生息するためか、本土ヒラタに比べると温度管理は容易である。
なお日本本土のヒラタクワガタとはそれほど近縁ではなく、雑種を作ることはない。むしろ台湾のミヤマヒラタクワガタと近縁である。
(ちなみに本土ヒラタはパラワンオオヒラタクワガタやスマトラオオヒラタクワガタの亜種。)
甲虫王者ムシキングにおけるスジブトヒラタクワガタ
映画「甲虫王者ムシキングスーパーバトルムービー 闇の改造甲虫」の前売券特典で配布(のちに2007ファーストで「映画大ヒットありがとう記念」として排出)された。
強さ120。必殺技はチョキ、「(スーパー)カワセミハッグ」。性格はディフェンスタイプ。肩書きは「あまみの奇跡」。
スジブトヒラタクワガタのカードをアダー完結編で使うとこの映画をモチーフにしたスペシャルストーリーが楽しめた。
劇中ではムシキングの住む森から離れた南の島の森からやってきた。お調子者だが、実はバトルをしたこともなく、臆病者。
だがムシキングがアダーに攫われてピンチになったとき、勇気を出してポポや洗脳から解放されたヘルクレスリッキーブルーとともにアダーのアジトに乗り込む。
なお劇中では「戦いが苦手な小心者」という設定だったが、現実のスジブトヒラタクワガタは割と好戦的な性格である。
新甲虫王者ムシキングでは2016 2ndより正式に参戦を果たす。階級はR。必殺技は「D.V.B」に変わり、発動する手はグーに変更され、驚きの声が上がっている。
(旧作と新作で必殺技発動の手が変更されたムシは他にヒメカブト・ゴホンヅノカブト(旧:グー→新:パー)、フンボルトヒナカブト(旧:パー→新:グー)がいる)
関連タグ
- クワガタムシ
- ヒラタクワガタ
- 奄美群島 奄美大島 徳之島
- 甲虫王者ムシキング 新甲虫王者ムシキング
- ミクラミヤマクワガタ、オキナワカブト : 国内外来種。条例により、この2種は現地での採集が禁止されている。