キュアショコラ
きゅあしょこら
強さと愛を! レッツ・ラ・まぜまぜ!
キュアショコラ! できあがり!
概要
「キラキラ☆プリキュアアラモード」に登場する剣城あきらが変身するプリキュア。
モチーフはチョコレートと犬で、使用するアニマルスイーツは『ドッグチョコレート』。
イメージカラーは赤だが、モチーフからチョコレート色も混ざっている。
キュアマカロンと同じ高校生プリキュアで、シリーズ初の高校生赤キュアである。
マントにシルクハット、更に変身が終わると大階段が現れる演出がされ、宝塚歌劇団の王子様を思わせる男装の麗人(そもそも中の人が本物の元宝塚男役なのだが)。
以前のプリキュアシリーズで男装の麗人の明堂院いつきは変身すると女の子らしい姿になるので、変身後も中性的なイメージを保ったプリキュアはキュアショコラが初めて。
ちなみにいちかは、彼女の性別を知るまで「男がプリキュアに変身した」と思い込んでいた。
容姿
赤と茶色を基調に、犬耳にマントとシルクハット、手袋にパフスリーブのジャケットを着た王子様のような凛々しいコスチューム。しっぽの色は髪と同じ赤色。マントは右肩だけで留められているのでご注意を。
しかしプリキュアだけに流石にパンツスタイルではなく、しっかりとミニスカートと赤いスパッツ、ニーハイソックスを履いている。というか、これがなければ本気で美少年にしか見えない。
髪型はブラックとルージュ以来のショートカットで、左側に流したツンツンヘア。髪の色はよく見ると変身前より多少明るい赤になっていて、更に一部に茶色のメッシュが入る。
ショートヘアのプリキュアはメインターゲットの幼女に好まれにくく、採用されにくいといった事情があるのだが、ショコラの場合尻尾のボリュームで華やかさを演出し、更にコスチューム全体の中性的なイメージも手伝って「大人っぽさ」が好きな幼女に大人気だとか。
余談だが、長袖コスチュームのプリキュアはキュアミューズ以来の6年ぶりで2人目だったりする。
変身バンク
原画担当はカレイドスターやアニメーション制作進行くろみちゃんで知られるベテランアニメーターの和田高明。
キャミソールとスパッツのような形をした姿(他メンバーはワンピースタイプ)になり、エネルギーが板チョコや溶かしたチョコのように伸びて砕け、コスチュームに変わる。
ハットをかぶった時に髪が伸びて、犬耳としっぽが出てくる。
ハットの鍔を指でなぞったり、最後は大階段を降りてポーズを決めるなど、いかにもヅカらしい演出が取り入れられている。
戦闘スタイル
犬のように鼻が利き、匂いで敵の居場所を見つけて攻撃する。また、犬のようにすばやく俊敏に動くことができる。
クリームエネルギーの色は薄い赤色で、剣のような形にして接近戦を行う。
また板チョコ状のクリームエネルギーを空中に出現させ、足場にすることで空を飛ぶ相手とも戦える。この板チョコ状のクリームエネルギーは敵の攻撃を防ぐ盾として使用することもある。
初戦闘では他の4人では敵わなかったビタードを1人で圧倒する強さを見せていた。5人目のプリキュアになった後も、一人で戦おうとせずに仲間と連携するスタイルをとっている。
関連動画
余談
モデル
ミニスカートでショートカットの男装の麗人、フェミニンなパートナーがいる点でセーラーウラヌスのオマージュではないかと思われるが、
マントやシルクハットなどの衣装は、手塚治虫の少女漫画『リボンの騎士』の主人公・サファイア王女の王子姿をモデルにしたとも言われている。
余談だが、子供の頃セーラーウラヌスが初恋だった母親の子供がキュアショコラに初恋をする…という因果な事例も起こっているらしい。
犬とチョコレート
上述したようにキュアショコラのモチーフはチョコレートと犬だが、実は犬にとってチョコレートは大変危険な食べ物である(チョコレートの原料であるカカオに含まれる「テオブロミン」という成分が犬にとって有害なため)。
特に大量摂取は命に関わるので、チョコレートを犬にあげるのは絶対にやめよう。(ちなみに犬だけでなく、猫やフェレットなどのネコ目もアウトなので、それらをペットにしている方は決してチョコをあげないように。)
もっとも犬にはチョコレートほどでないにしろ、ウサギにショートケーキなど他メンバーの組み合わせも身体によくない……というか、必要な塩分や糖分量などの違いから人間用の食事を動物に与えること自体が既に危険だが。
…と言うことが放映開始前からこの項目ではネタにされていたが、キュアショコラが初変身した第6話のミニコーナー「1ぷんかんクッキング」であきらが「動物にはスイーツを食べさせたらいけないよ!」とちゃんと小さいお友達に注意していた。
(あきらは妹にもそう教えているらしい)。