曖昧さ回避
- イギリス女王エリザベス1世のこと。→ エリザベス女王
- イギリス女王エリザベス2世のこと。→ エリザベス女王
- イギリス海軍の戦艦。艦名はエリザベス1世に由来する。
- イギリス海軍の戦艦の艦級。→ クイーン・エリザベス級戦艦
- ゲーム「戦艦少女」に登場する、戦艦「クイーン・エリザベス」を擬人化したキャラクター。→ 伊丽莎白女王。
- ゲーム「アズールレーン」に登場する、戦艦「クイーン・エリザベス」を擬人化したキャラクター。
- イギリス海軍の空母。艦名はエリザベス1世に由来する(現在建造中)。
- イギリス海軍の空母の艦級(現在2隻が建造中)。→ クイーン・エリザベス級空母
- イギリスの客船。イギリス王ジョージ6世の王妃エリザベス(エリザベス2世の母)に由来する。
戦艦「クイーン・エリザベス」
クイーン・エリザベス級戦艦1番艦。
1915年竣工。姉妹艦はウォースパイト、ヴァリアント、バーラム、マレーヤ。
あだ名はビッグ・リジー(Big Lizzie)。(LizzieはElizabethの愛称だがアメリカ英語ではレズビアンの意になる)
日本の金剛型戦艦やアメリカのニューヨーク級、ドイツのマッケンゼン級(未成)を凌ぐ15インチ砲を積む戦艦として建造された。
船体中央部の砲塔を廃し、そこに石炭より出力を得易い重油専焼機関を積み、最大速度は25ノットで当時の巡洋戦艦並み。高速戦艦のはしりとなり、日本の長門型の設計にも影響を与えた。
第一次世界大戦のユトランド沖海戦では、姉妹艦4隻がその高速を生かして巡洋戦艦隊の危機に駆けつけたが、クイーン・エリザベスは整備中で参加できなかった。
第二次世界大戦でも旧式戦艦としては高速であり、大規模な改修を受け、各地で活躍した。
1941年12月18日、アレクサンドリア港に停泊中、イタリア海軍の人間魚雷(マイアーレ)によって大破着底させられたが、アメリカで修理が行われた。
修理後はインドネシアの日本軍基地攻撃に参加し、1945年5月には戦艦リシュリューとともに羽黒迎撃のために出撃したが、会敵することはなかった。
1948年7月7日に除籍され、スクラップとして売却。
戦艦少女の「クイーン・エリザベス(伊丽莎白女王)」
空母「クイーン・エリザベス」
イギリス海軍のクイーン・エリザベス級空母1番艦。
姉妹艦「プリンス・オブ・ウェールズ」と共に建造中。非原子力ながら基準排水量45,000tという巨大な艦船である。
客船「クイーン・エリザベス」
船名はエリザベス・ボーズ=ライアン(イギリス王ジョージ6世の妃、エリザベス2世の母)に由来する。
初代
1940年就航の遠洋定期船。20万馬力の出力により32ktの高速を誇った。
既に第二次世界大戦中であり、イギリス海軍に徴用されて兵員を輸送。高速のため、護送船団なしでも潜水艦の脅威を回避できた。
大戦後、キュナード・ライン社が旅客船として北大西洋航路に投入したが、ジェット旅客機の出現で巨大な「クイーン・エリザベス」は採算が取れなくなり、1969年に退役。
1972年1月9日、香港で洋上大学へ改造中に火災を起こして沈没。1975年に解体。
二代目(「クイーン・エリザベス2」)
1969年就航の遠洋定期船。キュナード・ライン社所有。「クイーン・エリザベス」の採算割れの反省から小さいサイズで作られ、幅32mでパナマ運河も通過可能。
大西洋定期横断航路からの撤退後はクルーズ船として使用され、2008年に引退。
2017年現在はドバイに係留中。
三代目
2010年就航のクルーズ船。キュナード・ライン社所有。
最高速力は23.7ktで、先代・先々代のような遠洋定期船としての機能はない。