概要
『ドラゴンボール超』に登場する架空の宇宙。
通称『優しさの宇宙』。全王の格付けは第6位。対となる宇宙は第11宇宙。
DBの世界は全部で12の宇宙に分かれており、この『第2宇宙』はその中の一つにあたる。
この宇宙を管理するのは小柄ながら筋肉質な界王神ペルと美しさを求める厚化粧な破壊神ヘレス、知的な事を好む天使のサワアがいる。
「強さ」と「美しさ」に力を入れているのが、この宇宙の特色。特に「美しさ」についてはリブリアンら魔女っ子戦士達が活動しているのが特徴的で、我々視聴者の目線から見るとあまり美人には見えないが第2宇宙の基準では彼女達の様な存在を美少女というらしい。なお、これは第2宇宙の感覚がずれてるというわけではなく、第10宇宙や第11宇宙の面々も彼女たちに心を奪われており、美しさの基準も宇宙それぞれで異なっているとウイスは説明している。
その為、その美しさ(?)からへレスは「人間レベルでは敵わなくとも、愛のレベルならば全宇宙一」と豪語しており、実際に第8宇宙の破壊神リキールや界王神イルは第2宇宙の愛や美しさからくる強さを高く評価している。
また理由は不明だがツフル人やヤードラット星人など、本来ならば第7宇宙もしくはその対となる第6宇宙に生息しているはずの生命体達が一部生息している。力の大会では暴動が起こる可能性を危惧し選手やその親族以外には伝えない宇宙などもある中、第2宇宙はサワアの杖を通じて大会の様子を中継し宇宙一丸となって選手達を応援していた。
この第2宇宙と対となる宇宙は第11宇宙。第11宇宙では正義のヒーローチーム「プライド・トルーパーズ」が活動しており、一方こちらはリブリアンら魔女っ子戦士達が活動をしている事から、この2つの宇宙は「戦隊ヒーロー」と「美少女戦士」の様な図になっている。
力の大会では愛の志を強く持つ者達を中心に選考。その力で代表メンバーの半分が終盤まで残ったが最後はザーロイン、ザーブト、ラバンラの3人が同時に脱落し第6宇宙共々全滅となり、3番目に消滅することになった。消滅の際もヘレスやリブリアン達を筆頭とした選手団が、消滅間際まで住民と共に普段からの美しさと愛を忘れることは無く、正に「優しさの宇宙」とも言うべき最期であった。後に17号の願いによって復活した際は、嬉しさのあまり涙を流していた。
ゲーム『スーパードラゴンボールヒーローズ』ではリブリアンが参戦。『ドラゴンボールZドッカンバトル』ではリブリアンに加えて、カクンサとロージィも参戦している。
神々
- 界王神ペル
小柄で筋肉質な体形をした界王神。体育会系な力を重視する性格をしている。それ故、屈強な戦士達を求めており、自身も強くなるべく日々修行を行い肉体を鍛え上げている。美しさを重視するヘレスとは目指す方向性が異なっているようにも思えるが、自らの宇宙の戦士達の活躍を抱き合って喜ぶなど関係は良好的な模様。しかし知的な事を好む第3宇宙の界王神エアとの相性は悪い。
クレオパトラの様な姿をした女性の破壊神。愛を謳う。美意識が非常に高く、逆に醜いものが苦手。ただし悟空達が住む第7宇宙とは価値観が違う為か、顔面は厚化粧で覆われ醜態な姿に見えるリブリアンを美しい存在としている。また全覧試合の最中には力の大会の開催の原因となった悟空を非難していたが、全覧試合終了後は他の破壊神たちが悟空を非難する中、悟空を美しいとほめている。
- 天使サワア
ロングヘアーで抹茶色のローブを着た天使。ペルとは違い筋肉質な肉体を苦手としており、知的なことを好む性格をしている。
住人
名前の由来は、肉の部位のアナグラム。
魔法少女の様に変身する火の玉リーダー。日常生活では緑髪の美少女「ブリアン・デ・シャトー」として過ごしている。変身すると変身前の姿とは打って変わって肥満体の可愛くない姿へと変貌するが、代わりに大幅なパワーアップと、敵を魅了する愛の光の使用が可能になる。名前の由来は「シャトーブリアン」。
- カクンサ
リブリアンの仲間の女戦士。日常生活では茶髪ボブの美少女「サンカ=クー」として過ごしている。変身すると狼の様な野獣の本能を持つ獣戦士へと変化する。桁違いのスタミナと縦横無尽の高速攻撃で狙った獲物は華麗かつ確実に仕留めるハンター。力の大会ではその動物な様な動きで17号を一時的に押すが、本気を出した彼には敵わず彼のエネルギー波で場外に投げ出された。名前の由来は「サンカク」。
- ロージィ
リブリアンの仲間の女戦士。日常生活では白いベレー帽と赤眼鏡をかけた美少女「スー=ロース」として過ごしている。変身すると「ヤッチャイナー拳」の使い手に変身し変幻自在の技を繰り出す。力の大会では通常状態の悟空と戦うが、技が見慣れられてしまい、武舞台の端まで追い詰められる。そのまま脱落かと思われたがリブリアンと共にジーミズに助けられ、一旦戦いを中断した。その後は岩陰に隠れ戦況を伺っていたが終盤ヘレスの命令の元、第6宇宙のケフラとの戦いで身勝手の極意を使用しエネルギー切れを起こした悟空を狙い、それを阻止しようとした17号と18号と衝突。善戦するも二人のコンビプレーには敵わず敗北した。名前の由来は「ロース」。
- ラバンラ
オレンジ色の肌に少年風の体形をした戦士。頭部についた緑色の球体が特徴的。力の大会では序盤、第11宇宙のジレンに勝負を仕掛けようとするも、彼の眼力でその実力を悟り交戦するのを避けた。その後、残り時間が半分を切った頃には第6宇宙陣営にてポタラによる合体戦士「ケフラ」が誕生したことにより、それに触発されたヘレス達によってポタラを手渡されザーブトとの合体を試みるがケフラに吹き飛ばされ、ポタラは粉々に砕け散り合体は失敗してしまった。その後、ザーロインやザーブトと共に身勝手の極意を使用しエネルギー切れした悟空を狙いリブリアンの命令を無視し、ポタラの失敗を挽回すべく悟空を場外へ落そうとする。だが度々超サイヤ人ブルーの力を解放する悟空相手に手こずり、今度は中継で大会の様子を見ていた第2宇宙の人々に応援され、その愛の力でカクンサと同じ変身を遂げる。先ほどポタラでの合体をし損ね、同じく愛の力で変身したザーブトと共に「ラブ・シンフォニー」という技を放ち、さらに同じく変身したザーロインを加え愛のブラックホール「プリティブラックホール」を放ちその中に悟空達を閉じ込めたが最後は超サイヤ人ブルーになった悟空のかめはめ波でそれを砕かれ同時にそれに被弾し場外となった。名前の由来は「バラ肉」。
- ジーミズ
第2宇宙出身のヤードラット星人。別宇宙の住民であるが、かつて悟空が瞬間移動を教えてもらったヤードラット星人と同じ人種。その為、瞬間移動などヤードラット星人特有の技を使用して戦う。また紳士的な性格で界王神ペルからは乙女戦隊を守るナイトと評されており、リブリアン達からは好意を寄せられている。『力の大会』では序盤超サイヤ人の悟空とぶつかり場外になりかけるも瞬間移動で免れる。その後、17号らに追い詰められたリブリアン達を瞬間移動で救出し、さらに脱出先で襲ってきた第10宇宙のジルコルを一撃で撃破する。彼女達と別れた後は今度は第3宇宙のボラレータと交戦後の悟飯を狙い、戦いながら瞬間移動の対策を考え手を抜いていた彼を圧倒する。だがそこに割って入ったフリーザによって動きを読まれ、劣勢となり一方的に攻撃を食らい、エネルギー波による攻撃で瀕死状態に陥った所で場外へと投げ出された。漫画版では開始直後18号に吹き飛ばされたプランとぶつかってしまい、そのまま武舞台の外へと落ちてしまった。名前の由来は「ミスジ」。
- ビカル
白髪で目が紫色に発光している女戦士。ハーピーのような姿をしており、背中に生えている翼のおかげで舞空術が制限されている力の大会でも高速で飛ぶことが出来る。17号に圧倒され、あわや脱落かと思われたカクンサをその飛行能力で助けたが、他の仲間の援護をしに行く途中で17号に割り込まれ、直接観客席に飛ばされ脱落した。脱落後は目の発光がなくなり試合を観戦していた。名前の由来は「カルビ」。
- プラン
茶色のスライムの様な肉体をした戦士。体内から多数の球体を発し、それで隠れた敵の体温を感知し居場所を見つけたり、球体から球体に渡ってエネルギー弾を反射する事が出来る。また自身も身体を銀色に変化させ、エネルギー波の類を跳ね返す特殊な肉体を持っている。力の大会では狙撃手のハーミラと協力し、この能力でピッコロと悟飯を追い詰めるも、ハーミラが天津飯にやられ打つ手がなくなった所を、それ以前に自身が倒した第6宇宙のDr.ロタに掴まれ、彼にあたったベジータのギャリック砲に押される形で脱落した。漫画版では開始直後、18号と対峙し女性が相手で油断していた所、その隙をつかれラッシュ攻撃受け吹き飛ばされる。そのまま遠くいたジーミズに衝突し彼共々脱落となった。
名前の由来は「ランプ」。
- ハーミラ
緑色の爬虫類の様な容姿とオレンジ色の髪をした狙撃手。両腕にはエネルギー砲らしきものを装着している。力の大会ではプランと協力しピッコロ達を離れた所から狙撃し苦戦させるも、天津飯の四身の拳を使用した捨て身の作戦を前に追い詰められる。そして最後は勝利を確信し油断した天津飯を足場ごと落とそうとするが、背後にいた彼の分身達に捕まれ相討ちする形となった。名前の由来は「ハラミ」。
- ザーブト
黄土色の肌をした老人風の戦士。ヒーロースーツのような衣装に身を包んでいる。力の大会では残り時間が半分を切った頃、第6宇宙陣営にてポタラによる合体戦士「ケフラ」が誕生したことにより、それに触発されたヘレス達によってポタラを手渡されラバンラとの合体を試みるがケフラに吹き飛ばされ、ポタラは粉々に砕け散り合体は失敗と終わった。その後、身勝手の極意を使用しエネルギー切れした悟空をラバンラやザーロインと共に狙った。エネルギー切れの中、度々超サイヤ人ブルーの力を使用する悟空相手に手こずるが、中継で大会の様子を見ていた第2宇宙の人々に応援され、その愛の力でロージィと同じ変身を遂げる。先ほどポタラでの合体をし損ね、同じく愛の力で変身したラバンラと共に「ラブ・シンフォニー」という技を放ち、さらに同じく変身したザーロインを加え愛のブラックホール「プリティブラックホール」を放ちその中に悟空達を閉じ込めたが最後は超サイヤ人ブルーになった悟空のかめはめ波でそれを砕かれ同時にそれに被弾し場外となった。名前の由来は「ザブトン」。
- ザーロイン
紫色の肌をした巨体の戦士。力の大会では終盤まで残り、身勝手の極意を使用しエネルギー切れした悟空をラバンラやザーブトと共に狙った。エネルギー切れの中、度々超サイヤ人ブルーの力を使用する悟空相手に手こずるが、中継で大会の様子を見ていた第2宇宙の人々に応援され、その愛の力でリブリアンと同じ変身を遂げる。そして同じく変身したラバンラとザーブトと共に悟空達3人に愛のブラックホール「プリティブラックホール」を放ちその中に閉じ込めたが最後は超サイヤ人ブルーになった悟空のかめはめ波でそれを砕かれ同時にそれに被弾し場外となった。名前の由来は「サーロイン」。