メラン(プリキュア)
めらん
CV:松岡洋子
概要
30話に登場した妖精。
亀を思わせる姿をしており、「亀は万年」のことわざの通り、1万年以上は生きている妖精である。プリキュアシリーズ初の爬虫類妖精でもある。
▼こちらが普段の姿。中央上部。
かなりの高齢であるが、プリキュアシリーズにおける妖精が齢を重ねる毎にプリキュアを凌駕しかねないほど強くなっていくのは、五代薫子=キュアフラワーと出会って半世紀近くなっても3人がかりで攻めてきた新人プリキュアと互角に戦い、ひと睨みでスナッキーの戦意を喪失させたコッペ様で証明されている。
メランもまた、妖精と呼ぶにはあまりにも強力過ぎる存在であった。
詳細(ネタバレ注意)
かつては1万年前のプリキュアの一人であるキュアエンプレスのパートナーであった。
現在はエンプレスが使用していたプリキュア三種の神器の一つ「水晶の鏡(マジカルラブリーパッド)」を、洋上の孤島の洞窟で一人で守り続けている。
水晶の鏡を求めて島を訪れたプリキュアたちに試練を与えるため、ドラゴンに変身して戦いを挑んでくる。最終的に戦闘ではプリキュアに負けなかったが、キュアハートにエンプレスの面影を感じたことで水晶の鏡をプリキュアたちに託した。
いっそ彼女がジコチューと戦った方がいいんじゃないかと思うくらいの強さを誇るが、「新しい時代はお前たちで切り開いてこそ価値がある」と現代のプリキュアたちへの同行は断っている(その前に「私はもう十分生きた」とも言っていることから死期が近いとも考えられる)。
この回以降の本編では登場していないが、2015年3月公開の『プリキュアオールスターズ春のカーニバル♪』では「39フェアリーズ」のMVシーンにおいて妖精態で登場している。
能力
前述のとおり、ドラゴン(亀の様な姿をしているから、ガメラの親戚だと思った)に変身する能力を持つ。口から炎のブレスを吐き、鱗はプリキュアの打撃を受け付けないほど頑丈。更にラブリーフォースアローとエースショットの同時攻撃をもってしても破れないバリアを展開することもできる。
余談
中の人
演じる松岡洋子は1970年代後半から活動しているベテラン声優であり、東映アニメーション的には鬼太郎の中の人(3代目)でもある。プリキュアシリーズには『映画ふたりはプリキュアMaxHeart』のスクエア役以来の出演となる。さらに(制作会社は異なるが)『GEAR戦士電童』では出雲銀河を、『舞-乙HiME』ではマテリアライズすると若くなる強力老女を演じている。
……どうして『ドキプリ』は、敵はもちろん味方でも試練を与える側に、「勝てる気がしない」中の人を持ってくるのだろうか。
なお、歴代鬼太郎声優(アニメ)のうち、野沢雅子(初代)は『無印』『MH』に雪城さなえ役で、高山みなみ(4代目)は『ハートキャッチプリキュア』にダークプリキュア役で出演している。
今やブッキングが超困難になった2代目の中の人の動向も気になるところではあるが、さすがに頭が交換式のパンの妖精…というのは登場しないだろう。
しかし永遠のライバルの中の人が過去シリーズのラスボスとして登場しているだけに、ネタ的な意味も含めて何らかの形での登場が望まれる一人である。
『小助さま力丸さま -コンペイ島の竜-』では松岡氏は主人公の「小助」を演じており、西原久美子氏は学者の女性「狸小路桜子」を演じた。
意外にも共演していたのである。