概要
ロックマンシリーズの8作目である。
正式名称は「ロックマン8 メタルヒーローズ」
無印のナンバリング作品としてはハードが初めてのPS・SSのマルチタイトルであり、シリーズで初めてCD-ROMのメディアとなってキャラクターが声を発したり、セーブ機能が搭載されるようになった。
その他にもアニメーションシーンやオープニング曲・エンディング曲も初めて導入された。
そのような意欲的作品でもあるが、反面『ロックマン2』からの伝統であるボスキャラクターの
デザイン一般公募が行われたのだが、
従来とは異なる方式によって公募が行われたことで、批判の的になっていたりする。
その方式はあらかじめ制作者側で既に2体用意されており、
残り6体についても内3体は特徴的な素体が用意されており、その素体を元にデザインするように条件が設定されていた。
つまり完全なオリジナルデザインとしては、3体しか公募が行われなかったのである。
これらの要因としては、『7』からハードをPSやSSに急ピッチに乗り換えたりしたことなどのためであり、一概に責めることはできないが、それでも今日に至るまでファンの評価が大きく分かれる作品の1つでもある。
後日、内容補完やファンへのお詫び含めて、『ロックマン&フォルテ』が開発・発売された。
また『7』以降の等身の高いロックマンが登場する作品だったが(番外作品のロックマン&フォルテは除く)で、これ以降はまたFC版を意識した等身に戻るもロックマン11で再び等身が高めのロックマンにまた戻っている。
8が収録されているロックマンクラシックスコレクション2が2018年にニンテンドーSWITCHにもリリースされる事となった。つまり、任天堂のゲーム機では一つだけ出ていなかった8が加わり全てのナンバリングが揃った事となる。(正確には海外では既にゲームキューブで既にロックマン8はオムニバス収録によって出ている)
クラシックスコレクション2に収録された「8」はPS版である。また、今作から海外版である「MEGAMAN8」以降はタイトルロゴデザインが日本版と同じタイプに変更された。
E缶といったストック回復アイテムが廃止されているが、リトライの度に武器エネルギーが全回復する。
ワイリーステージ1が特にシリーズでも難易度が高く、前半の強制スクロール地帯が多くのプレイヤーが苦戦した。
ストーリー
宇宙から落下した謎の隕石を調査に向かったロックマン。しかし、そこにはワイリーがやって来ていた。
巨大な力を秘めた悪のエネルギーを軸に、宇宙から落ちてきた謎のロボットのデューオと
ワイリーの野望をめぐる戦いが繰り広げられる。
登場キャラクター
主要キャラクター
ボスキャラクター
前半のステージのボス達
DWN.057テングマン
DWN.060クラウンマン
DWN.062フロストマン
DWN.063グレネードマン
後半のステージのボス達
DWN.058アストロマン
DWN.059ソードマン
DWN.061サーチマン
DWN.064アクアマン
セガサターン版のみ登場するボス
DRN.003カットマン
DWN.016ウッドマン
スペシャルボス
オープニングステージのボス。普通に戦うと堅いが、実はロックボールが弱点。
ワイリーステージ1のボス。ロックマン&フォルテにはプロトタイプが登場。
ワイリーステージ2のボス。シューティングステージとなるが、ライトット・ラッシュ・エディ・ビートも登場し、演出が熱い。
ワイリーステージ3のボス。お馴染み、デビルシリーズ。スライムのような身体を床に潜り込ませてくる。ロックマン&フォルテには劣化版が登場。
余談
前半4体と後半4体のボス達はそれぞれ弱点のサイクルが分かれており、後半4体の内一部のステージは前半で得た特殊武器を使わないと進めない仕掛けがある。
関連タグ
ロックマンクラシックスコレクション2 : PS版を収録。