『ロックマン8』のデューオ
CV:小杉十郎太(『ロックマン8』、『ロックマン バトル&チェイス』)、長嶝高士(「ロックマン2・ザ・パワーファイターズ』)
本作にて重要な鍵を握る一人。
ボスキャラとしては登場しないが、イベントで挟まれるステージにて戦闘となる。
地球から遥か彼方の宇宙にて、悪のロボットを駆逐すべく戦い続けていたロボット。
激戦の末に相打ちとなり地球へ墜落、ロックマンに回収されるが、悪のエネルギーを感知して再起動。騒動を巻き起こす事になる。
当初は地球の悪を根絶する為に行動(暴走?)していたが、同じく正義の味方なロックマンには助言・救助の為に駆けつける。
最後はロックマンの記憶を解析し、地球の命運を彼に託して宇宙へと去っていった。
名前の由来は音楽において二人で歌う(=仲間を必要とする)、『デュオ』と思われる。
コミック版ではDr.ワイリーが開発したワイリーマシンに宿り肥大化した悪のエネルギーを道連れにするという壮絶な最期を迎えた。
また、コミックボンボンに掲載されていたありがひとしの「ロックマンマニアックス」というコーナーでも登場し 『む、今・・・悪の気配を感じた!!』という台詞で締めくくる。
外見は、修復前と修復後で異なり、前者は白を基調とした正義のロボットといった感じだが顔の部分は表情が読み取り辛いものとなっている。
作中でも良く見ることになる後者は、ロシア帽を被った巨漢と言った風貌に一新、機体の各部も機械的になった左腕や現代的な推進器などに変わっている。
プレイヤーとして使用できるデューオ
『ロックマン-バトル&チェイス-』
隠れキャラクターとして登場。※ただし通常版でのみ隠れキャラの扱いで特定のセーブデータをロードすることで使用可能となっている。
ザ・ベスト版及びゲームアーカイブス版では最初から選択できる。
ロックマン2・ザ・パワーファイターズ
操作キャラの一人として登場するが、一人だけ操作感覚が独特。
動きは鈍重だが、ダッシュ動作が攻撃判定とセミチャージ程度の攻撃力が付いた「ギガタックル」だったり、必殺技が敵をアッパーでかち上げて追加入力で叩き落とす「ジャイアントナックル」だったり火力は突出している。
ジャイアントナックルは強化されるとパンチ→アッパー→ジャンプハンマーパンチと追加入力式の3段コンボになる。
またチャージショットは弾が大きく弾速が遅いため、置いておくような使い方も効果的。
基本的にチャージショット→タックルで怯ませる連携のダメージ効率が良く、また攻撃を当てた時のスコア上昇値もダントツに高いので、スコアアタック、タイムアタックともに最有力キャラになる。
体が大きい、通常弾がただの伸びるパンチで弱いなどの弱点もあるが、前者はサポートメカのビートバリアである程度カバーでき、後者はそもそも通常弾自体このゲームでの出番が少ないのであまり問題ない。
扱いにくそうに見えるが癖を掴むと一気に使いやすくなるパワータイプのキャラであり、総じてスペックは高い。
実は意外にも初登場はこの作品。しかもデューオのエンディングは『ロックマン8』の後日談である事が判明する。
これは当時、『ロックマン8』でデューオが出てくる事によるプロモーションの一環だった為。
『ロックマンエグゼ4』のデューオ
小惑星(の形をした、地球外文明が打ち上げた惑星破壊ロケット。早い話が『宇宙戦艦ヤマト2199』の「惑星間弾道弾」のようなもの)のオペレーションシステム兼システムの防衛機構であり、『ロックマンエグゼ4』のラスボス。
悪を全て滅ぼす事をプログラムされた存在で、大量の悪の存在を感知して太陽系に飛来、小惑星もろとも地球に激突し自爆特攻を仕掛けようとした。
原典のデューオ同様悪を裁き、滅びを与えると言うプログラムに従い一途にその命令を実行する為、融通が利かず非常に頑固。
詳細は「デューオ(ロックマンエグゼ)」を参照。
余談
- 初期案ではコサック製。ロシア風の風貌はその名残である。その設定はロックマンギガミックスで拾われることになる。
- 『ロックマン8』のOPで彼と戦っていた悪のロボットに公式名はないが、ファンからの愛称として「ウード」(「duo」の逆読み。アラブ系の弦楽器)、「トリオ」(ArchieComics版Mega Manでの名称)などがある
- 『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』ではHOPEランクのスピリッツとして登場。憑依ファイターは「宇宙を駆ける」上に強力なパンチを持つと言う事を反映してかキャプテン・ファルコン。