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概要
玩具であるカブトボーグ(またはボーグマシン。以下ボーグ)とそれを使って戦うボーグバトラー(ボーガー)の、ボーグバトルの日常や葛藤を描いたアニメ作品。
基本的に一話完結で(監督の石踊宏は「『1話完結』『毎回が最終回』『子供たちが見てワクワクする』を念頭に、徹底的に構成しています。」と話している。)、毎回異様なほどテンションが高くて不条理かつ唐突な展開が多く、マドンナ(使い捨てヒロイン)が毎回登場したり、何度か世界が滅亡していたり、主人公が頻繁に犯罪行為をしたりと、今までにない斬新なアイデアが多数盛り込まれた、従来の子供向けアニメ・ホビーアニメでは考えられないシチュエーションが数多く存在する。
具体例
- 「毎週が最終回」のようなストーリー。それは第1話を見た視聴者が最終回かと思ったほどの急展開。
- 重要な登場人物が死亡するが、次週に何も説明が無いまま普通に出てくる。
- ヒロインが毎週変わる。
- 世界が滅亡する。しかし視聴者に何も説明しないまま次週に無かったかのように扱われる。
- アニメ作品なのに隙あらば視聴者を騙そうとしてくる。
- 話のクライマックスで「次週へつづく」的な終わり方をしたのに次週に全く関係の無い話になる。
- 今まで視聴者の見たこともないシーンが回想シーンとして頻繁に登場する。
- 番組の始めに解説する「前回までのあらすじ」が視聴者の記憶に全く無い。
- ストーリーの結末を「次回予告」の中だけで片付ける。
- 全身シルエットの意味深な謎の男が突如登場するが、2度と登場せず本当に謎の男だった。
- 現実では絶対に起きないことを大真面目にストーリーに反映させる。(例:おもちゃを養殖で繁殖させる)
- 視聴者にヒロインだと思わせた可愛い女の子が、実は主人公の父親の変装で視聴者に衝撃を与えた。
- 視聴者に何も説明の無いままに、いつの間にか世界が崩壊していた事が少なくとも2回以上ある。
- おもちゃ「カブトボーグ」の販売促進アニメなのに、「カブトボーグ」についてルール等の解説が一切無い。
- 主人公が犯罪行為を頻繁に犯す。
- 視聴者が全く知らないキャラクターが第1話から存在していた事になる。回想シーンが捏造されている。
- 玩具「カブトボーグ」の宣伝アニメなのに、カブトボーグで人が死んだり、戦争、テロの道具に使ったりする。
(以上ニコニコ大百科より)
このようにあまりにも脚本家が好き勝手にやったせいか、テレビ東京系地上波局からは放送拒否された。
その為、BSジャパンとアニマックスのみの放送となったが、アニメ放送が始まった時には既に玩具の生産は終了していた。
シリーズ構成の大和屋暁の考案による本作の結末は、登場人物の死亡が相次ぎ、しまいには地球爆発で終了という内容だったが、さすがにスポンサーからストップがかけられ変更されたらしい。
上記の事から、非常に知名度が低かったが、一部でカルト的な人気を誇っている。
アニメ本放送終了後は、アニマックスにて特集番組が放送され(ナレーションに「このアニメは子供向けではない」と言われることもあった)、その後は「ニコニコ動画」にて、毎週金曜日18:00に1週間限定1話ずつ無料配信し、2011年11月4日から無料配信2週目に突入。しかしフルアニMAX閉鎖に伴い、動画も非公開となった。
こんな内容ではあるが、名目上は子供向け玩具販促アニメなので、小学館から出ている幼児向けTV雑誌『てれびくん』で紹介されたこともあった。
そして、10周年を迎える2016年、ユーネクストにて2017年2月までの全話無料配信が開始された。
ストーリー
世界大会まで開催されるほどの人気となったカブトボーグを使った戦い「ボーグバトル」。天野河リュウセイは、親友である松岡勝治や龍昇ケンと共にバトルに熱中していく。そして、次々と現れる強敵を相手に、変化に富んだ日々を戦い続ける。
脚本家スタッフ - メイン:大和屋暁/下山健人/浦沢義雄/隈沢克之
登場人物
主要人物
その他のボーグバトラー
ガルフストリーム笹本(CV:前田剛)
ジョニー・ザ・ファーステスト(CV:豊永利行)
ジャンマイケル・マックラクラン(CV:天田真人)
ニュートン・カーティス(CV:増田裕生)
マドンナ(使い捨てヒロイン)
レベッカ・ゴールドバーグ(CV:根谷美智子)
フランシーヌ・パンナッコッタ(CV:平田絵里子)
カメーダ・カーメダの母(CV:大川朝美)
マダム・ジェニファー(CV:井関佳子)
ハードキャッシュ社受付(CV:小野涼子)
主題歌
オープニングテーマ
「Beetle Power!」
作詞・作曲 - MB / 歌 - Pinky Piglets
エンディングテーマ
「VICTORY ROAD」
作詞・作曲 - MB / 歌 - Pinky Piglets
pixivにおける再現漫画
関連タグ
WIXOSS:こちらもアニメ版が逆販促アニメと言われている。しかも、メーカーはタカラトミーと言う共通点あり。
関連動画
韓国のアニメ制作会社G&Gが製作に関わっているため、韓国においても放映されていた。