CV:津田健次郎
概要
第43話『心!サドンリー・ズームアウト・コンチネンタル』に登場したハードキャッシュ社の社長。
どんなセリフでも語尾に必ず「俺はどっちでもいいけど」をつけるのが最大の特徴で、「チャージイン!」も代わりに「どっちでもいいけど!」、技名の最後でも「俺はどっちでもいいけど!」と叫ぶほどに、どっちでもいいことに対するどっちでもよくなさを持つ。
作中でこの変な口癖に直接ツッコミが入ることは無かったが、天野河リュウセイには「お前のようなどっちでもいいやつに負けたら地獄の閻魔様に会わせる顔がないぜ」とは言われている。
声優つながりで、遊戯王の海馬瀬人のMADでもしばし混入されるセリフである。
他にも「そんなの意味なくなくなくない?」も隠れた迷言である。
活躍
自動販売機で100円で購入でき、"インスタントバトル"という特殊ルールでお手軽にバトルできる量産型カブトボーグ「ワンコインボーグ」を老若男女問わず大ヒットさせ、自社を一流企業までのし上げた。しかしその手軽さ故にボーグが街中にポイ捨てされまくっていることや、伝統的なハンドメイドのボーグ職人である坂東株右衛門(ばんどう かぶえもん)が廃業に追い込まれたことからリュウセイの怒りを買った。
リュウセイはハードキャッシュ社に乗り込むが門前払いされてしまうので、有名シンガーソングボーガーに成り上がってTV番組で村との対面を果たす。そしてリュウセイが勝ったら社長を辞める、村が勝ったらリュウセイがワンコインボーグの永久的な広告塔になるという条件でインスタントバトルに(ただしボーグバトルが得意でない村は社員全員で)挑む。
己と坂東の伝統的カブトボーグへの愛と情熱を語るリュウセイに対し、村は
- 「俺達だってお客さんに喜んでもらうためには誰にも負けない努力をしている(俺はどっちでもいいけど)」
- 「安い大量生産のものだって一つ一つに社員の想いが詰まっている(俺はどっちでもいいけど)」
- 「今までボーグに触れたことのない人にも楽しんでもらえた自信はある(俺はどっちでもいいけど)」
と敵役とは思えない正論をまくし立て、必殺技も決めてリュウセイを一度は屈服させかける。
しかしそうした理屈を認めつつも、ワンコインボーグがゴミの山を築いていることへの怒りを思い出し闘志を再燃させたリュウセイに最後は敗北し、社長の座を追われた。
使用ボーグは多数のワンコインボーグを合体させた「ビッゲスト・カンパニー・ニューウェーブ(俺はどっちでもいいけど)」。必殺技は巨大な影が浮かび上がる「コンテンポラル・インディペンデント・ヘッドハンティング(俺はどっちでもいいけど)」。
余談
10周年イベントによると津田は収録時、「俺はどっチャージインでもいいけど」とアドリブを入れたが、つまらないという理由で没にされた。残念ながらどっちでもよくなかったらしい。
ちなみに「HC」のロゴもおそらく中の人ネタで、海馬コーポレーションの「KC」のパロディになっている。