「我々は我々の星の怪獣を改造し、様々な文化を築いた。だが怪獣は滅び、地球の怪獣を捕りに来た。なぜ、地球人は怪獣を資源として活かそうとしない?」
データ
『ウルトラマンコスモス』第43話「操り怪獣」、第53話「未来怪獣」登場。
別名 | 身長 | 体重 | 出身地 | CV | 人間態 |
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宇宙狩人 | 185cm | 78kg | J34星系ノワール星 | 稲田徹 | ボブ鈴木 |
概要
怪獣に改造を施し、使役するという『ウルトラマン80』に登場したマッドサイエンティスト・中川博士が行おうとしていたのと似たような技術を用いて文明を発展させてきた宇宙人。
人間の持つ強欲な一面を体現したかのようなゲスな種族で、生き物である怪獣を“生きた資源”と捉えており、母星の怪獣たちが乱獲の為に絶滅したのを受け、新たな資源を求めて地球へと襲来。
地球の怪獣たちを新たな資源として利用しようと暗躍していた。
改造を施した怪獣を『NW電波』という特殊電波を用いて操り、自身は頭部から赤い衝撃波光線を発射して攻撃する。
インキュラスやラグストーンを送り込んだ黒幕でもあり、地球での資源調査を行う一方、この2体を使って地球の原住民である地球人の研究も行っていた(怪獣を交渉によって確保しようとしていたのか、あわよくば地球人も資源として何だかの手段を用いて確保しようとしていたのかもしれない)。
地球人の調査を終了後、試作品としてテールダス・メカレーターやネルドラント・メカレーターを作成。試験的に起動させる一方で、地球怪獣の捕獲を円滑にするべく、(よりにもよって)交渉相手にムサシを選択し接触。話し合うも(当たり前だが)要求は聞き入れてもらえる筈も無く、交渉は決裂。力尽くて交渉を押し通そうとするが、駆けつけたフブキに射殺されてしまった…。
しかし、死んでもタダでは転ばず、死の間際に報復としてネルドラント・メカレーターを起動。破壊活動を行わせた。
その後、第53話にて別個体が、時空を操る事の出来るアラドス(の子供)を嗅ぎ付け、再び地球へと襲来。
アラドスの能力に着目し、「アラドスさえ渡せば地球からは手を引く」と持ち掛けて生け捕りにしようとするが、コスモスがアラドスを保護しようとしたためラグストーン・メカレーターをコスモスにぶつけて、邪魔する彼やTEAM EYESを斃そうとする。
しかし、コスモスを助けようと最後の力を振り絞ったアドラスの死を目の当たりにした事で、命を弄ぶかのような今までの行為からコスモスの逆鱗に触れてしまい、激昂したコスモスが放ったエクリプスブレードにより円盤諸共爆死。これによりノワール星人たちの目論見は全て水の泡と化すのだった。
余談
怪獣保護とは対極に位置するような考え方や命を弄ぶかのような技術を持って発展してきた種族であるためか、『コスモス』の劇中でサンドロスやワロガと並ぶ数少ない根っからの邪悪な知的生命体、宇宙人として描かれている。
着ぐるみは『ウルトラマンダイナ』に登場したファビラス星人のほぼ流用。向こうは改心して侵略を諦めた真逆の立場の宇宙人である。
声を演じた稲田徹は劇場版2作目と3作目のコスモスの声や次回作『ウルトラマンネクサス』のダークファウストや『ウルトラマンメビウス』のマグマ星人の声を担当している。
関連項目
宇宙人 インキュラス ラグストーン ウルトラマンコスモス 強欲
バンダ星人→母星の資源を使い果たしたため、他の惑星への侵略を開始し始めた宇宙人関連。