「手前タマゴ男爵と申しまソワール‼」
「半熟者の挑戦はナエるでソワール」
概要でジュール
ビッグ・マム海賊団戦闘員(立場的には幹部の一人といっても過言ではない。また、ビッグ・マムの息子ではない)。
足長族の男性で、ピンクのタキシードを着て鍔広い帽子を被っており頭の上にはティーカップを置いている。また、腰回りに大きな卵の殻を着ている。
サングラスをかけているのでわかりづらいが、過去にミンク族のペドロとの戦闘で左目を失っている。
語尾に「ボン」「プレ」「ジュール」などフランス語を彷彿とさせる言葉を付ける癖がある。二人称は「君」だが、自身の名前に因んで「黄身」と表記されている。
同じく戦闘員のペコムズとは長年コンビを組んできた関係。
元ネタはおそらく『鏡の国のアリス』の登場人物「ハンプティ・ダンプティ」。
笑い声は「ムハハハ」
プロフィールでアムール
通称 | タマゴ男爵→ヒヨコ子爵→ニワトリ伯爵 |
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異名(称号) | 騎士(ナイト) |
懸賞金 | 4億2900万ベリー |
所属 | ビッグ・マム海賊団 |
能力 | タマタマの実(超人系) |
出身地 | 不明 |
誕生日 | 5月14日(egg→アルファベットの577) |
CV | 麦人 |
人物だボン
荒々しい態度をとるペコムズとは対照的に穏便に解決しようとする姿勢を持ち、対等に会話を交わすことができる人物。
ただし、基本的に情よりは海賊団としての本益を優先し、カポネ・ベッジがペコムズを本気で撃ち殺そうとした際も、ペコムズにとって故郷であるゾウを救われているとはいえ、麦わら海賊団に情けをかけようとしたペコムズの甘さの方を否定している。
一方でそんな「ビッグ・マム海賊団の不利益になることをしようとした」失態をしでかしたペコムズに対し、長年共にコンビを組んできたよしみから、シャーロット・リンリンに共に謝って許しを請うことを考えたり、自分の左目を奪ったミンク族のペドロに対して戦士として敬意を払う等、非情なだけではない。
ペドロの死に際してそれを悲しむペコムズには理解を示しつつ、己の命を投げ打ったペドロの覚悟に敬意を表しながら、命を投げ出すほどの価値に値する麦わらの一味を侮ることなく警戒している。
船内の立場でショコラ
落ち着いた物腰で合理的に判断するため、リンリンやスムージーといったリンリンの子供達からの信頼も厚く、有事の際はスムージーから詫びの言葉&判断を仰がれることもある、シャーロット・モンドールと対等に話すなど、幹部格と言っても過言ではない。
戦闘能力でプレ
名称 | タマタマの実 |
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種類 | 不明(超人系?) |
「卵が先か、ニワトリが先か」
体が真っ二つとなるような致命傷を受けても、体が変形を起こし、タマゴ型→ヒヨコ型→ニワトリ型→タマゴ型…と変形する。
タマゴ<ヒヨコ<ニワトリの順に強さも格段に上がる。
名前もタマゴ男爵→ヒヨコ子爵→ニワトリ伯爵→タマゴ男爵→…と変転する(部下達もそのため、能力を把握している)。
ニワトリ伯爵の場合は、嘴やとさかの生えた動物系能力者の様な容姿となる。
再生能力・不死性という意味ではトリトリの実 モデル“不死鳥"と似ているように見えるが、こちらの場合、姿が変化する間は、攻撃が一切行えず隙だらけというのがデメリット。
ヨミヨミの実の上位互換のようにも思えるが、あちらは鍛え上げれば冷気を扱ったり魂に響くメロディーで惑わす能力をえられたり、こちらは毒で死亡した場合どうなるのか詳細不明。
いつ能力を得たのか不明だが、タマゴ男爵の容姿を見るに、目を失う程度の致命傷にならない傷では再生しない可能性が高い。
ペコムズとコンビを組んでいるのも、おそらくは復活までの無防備な状態をペコムズにカバーしてもらうことが理由の一つと思われる。
ペコムズとコンビであることからも伺えるように、タマゴ、ヒヨコの状態ではペドロに実力では一歩劣り、過去には彼との戦闘で片目を失っている。
しかしニワトリ伯爵での実力はペドロを上回るという。
足技を基本的な戦闘スタイルとしている。足長族特有の非常に長い足を持つため、通常の足技よりも遥かにリーチが長く、剣士相手でも有利となる。他に、ステッキを補助的に使うことがある。
かつてのペドロとの戦闘でエレクトロに苦戦させられたことを意識してか、現在では対策として電撃を通さない特製のタイツをはいている。
技でムール
レッグ・ベネディクト
足長族特有の長い足で敵を蹴る技。あまりの速さからかその足の動きをよく見ることは出来ず、攻撃の際には足と思われる影がいくつも生まれていた。
この技を受けたペドロは大きく吹っ飛び吐血した。
活躍でワッサン
過去でポン
ノックス海賊団ペドロとの戦闘で左目を失った。
それ以降、ペドロの生きて帰るための覚悟に一目置くようになる。
新世界篇でジュール
魚人島編
ホーディ・ジョーンズ率いる新魚人海賊団による内乱終結後、仲間のペコムズと共に"ビッグ・マム”の命令を受け魚人島に、みかじめ料代わりのお菓子を受け取りに来た。
しかし、ホーディの騒乱・恩人麦わらの一味への感謝として、魚人達皆の総意でお菓子が彼らに食べられたことが原因でお菓子は用意できておらず、もめている中、モンキー・D・ルフィと接触。
魚人島のお菓子について連絡を入れ、お菓子が納められないことを理由に魚人島を滅ぼすと言ってきたシャーロット・リンリンに対し、事情を知って驚いたルフィが「自分が食べた」「代わりに貰った財宝全部をやる」というと、その妥協案を受け入れようとするもリンリンからは「ほしいものを妥協する海賊がどこにいる」と一蹴される。
結果、ルフィが"ビッグ・マム”に宣戦布告する場面に居合わせ、魚人島への報復は無くなった代わりに財宝を持って帰還した。
万国篇
ビッグ・マム海賊団の本拠地では島内の警護役として登場する。ペドロの目的が五年ほど前と同じく歴史の本文、とりわけ最後の島ラフテルへの道を示すロード歴史の本文だと感づいた彼は宝物の間の警備を強化する。
その後、部下達を使ってペドロを中庭まで誘導し、潜入してきたペドロと傷の因縁にけりを付ける形で対峙することとなる。
戦闘中、能力でタマゴ男爵→ヒヨコ子爵→ニワトリ伯爵と姿を変えながら交戦するが、ペドロが懐からダイナマイトを引火して、大勢の兵士も巻き添えに中庭ごと吹き飛ばされる。
その後、ニワトリ伯爵として麦わら対策会議に参加。特に怪我などはなかった様子。ペドロの爆弾による自爆を報告した。(実際はブリュレの能力を利用したチョッパーやキャロットによりペドロは難を逃れていた。)
結婚式には参加していなかったようで、城崩壊の際は下の階で城の崩壊に気づき慌てていた。
城崩壊後は幹部達に会場への連絡手段が遮断されていたことについての報告やタイヨウの海賊団がナワバリから逃げたことを報告。幹部格のシャーロット家子息達と対等に話しており、彼の格の高さが窺える。
この後、ペドロがサニー号の出航ために命を投げ出したことを聞くと、ペドロの弟分であったペコムズを痛み入る一方で、ペドロが自分の命を投げ出すほど評価している麦わらのルフィを侮るのを止めて、ナワバリの最終局面にも力ある艦隊を配備するようにシャーロット・モンドールに進言した。
数時間経過後、モンドールはこの進言の正しさを実感し、ナワバリの最終局面のカカオ島に千軍万馬を送り込み、モンドール曰わくゴール・D・ロジャーでも逃げられない総攻撃態勢をとった。
進言の後はモンドールと共に連絡役や指揮役に徹する。だが、位置情報の把握を妨害するシャーロット・プラリネの歌やジェルマ66の討伐完了というヴィンスモーク・ニジの嘘の報告にモンドール同様に困惑させられ、最終的に麦わらの一味逃亡を許してしまった。
余談でシフォン
ちなみに足長族は普通ふとももの美しさに自信を持った種族なのだが、作者曰く彼は特殊であるとのこと。
卵型の体形から考えると、能力が関係しているのかもしれない。
関連タグだワッサン
ONEPIECE ビッグ・マム海賊団 シャーロット・リンリン ペコムズ ペドロ