日本の私鉄のうち、特に規模の大きいものを指す。現在16社存在するが、株主が国・東京都のみである東京メトロを含めず15社とすることがある。JR旅客6社も「私鉄」ではあるが、国鉄から民営化された経緯から、大手私鉄には含めない。
大手私鉄のうち、一番歴史が古いのは1884年大阪堺間鉄道として開業した南海電気鉄道で、創立自体が一番古くて会社名を一度も変えていないのは1897年創立の東武鉄道である。
日本の大手私鉄
関東
東武鉄道(東武):営業キロ数は全国第2位、関東地方では第1位。創立は大手私鉄の中で一番古い
相模鉄道(相鉄):営業距離最短、相鉄ホールディングス傘下。準大手より昇格
東海
近畿
近畿日本鉄道(近鉄):営業キロ数日本一、近鉄グループホールディングス傘下
阪神電気鉄道(阪神電鉄、阪神):阪急阪神ホールディングス傘下。日本最初のインターアーバン
京阪電気鉄道(京阪電鉄、京阪):京阪ホールディングス傘下
南海電気鉄道(南海電鉄、南海):純民間資本としては現存する日本最古の私鉄
九州
西日本鉄道(西鉄):三大都市圏以外で唯一の大手私鉄、車両数は大手私鉄の中で最も少ない
大手クラスの鉄道事業者
- 大阪市高速電気軌道(OsakaMetro):大阪市が100%出資した株式会社。2018年時点では大手私鉄・準大手私鉄の認定条件である日本民営鉄道協会に未加盟な上中小私鉄ともされておらず未分類となっている。
- 東京都交通局:公営事業であるため私鉄ではない。