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超魔神英雄伝ワタルの編集履歴

2018-10-01 18:59:17 バージョン

超魔神英雄伝ワタル

ちょうましんえいゆうでんわたる

『超魔神英雄伝ワタル』は、サンライズ制作「魔神英雄伝ワタル」シリーズ3作品目のTVシリーズ。及びメディアミックス作品。

概要

 魔神英雄伝ワタル2以来7年ぶりのTVシリーズ。1997年10月から98年9月まで午後6:00~6:30にテレビ東京系で放映された。全50話。


 当初初期のスタッフが集結する筈であったが、作画や演出、音楽をはじめとする大半のスタッフが高名に成りすぎた大人の事情により断念された。


 紆余曲折を経て『2』からではなく『無印』からの続編として設定されている、OAV『真』、ノベライズ『アナザーステップ』、コミカライズ『魔界突入物語』以降とはパラレルストーリー的な位置であると同時に、未来へと繋がる結末も全く異なる。

これらの設定は表立って公表せず、旧来からの視聴者を大いに困惑・幻滅させる事態となる。


 過去作品を知らなくとも楽しめる構成にはなっており、直接前作の続編ということを示す描写は殆ど無いが(有るとすれば1話の回想とクラマや虎王との関係)、前作を知っているとより楽しめるネタが時折仕込まれている。


 だが、違和感全開の凄まじいキャラ変更(キャラデザ曰く「古くなったから」。特にEXマンをはじめとする準レギュラー格の大量リストラ)、世界観(創界山内部構造)及び魔神の起源に基本設定過多(アラビア数字、大小英数字追加、通貨変更、人物のフルネーム認識不足)と、結末も含めて多くの旧作ファンが疑問と違和感を懐疑的に示し、矛盾を指摘する者が多数占めていたのも事実である。

 …というか、「既に手垢がついてる舞台を再構成してリサイクルしよう」という旧作を全否定しかねない発想自体が、旧来ファンの反発心・拒否感を爆発させた根本的大問題と言えよう。思い出補正を甘く見すぎである。


 大半のファンはシリーズ全部が流れる川の如く1本に繋がっていると思われていたが、総監督はアニメ、コミカライズ、ノベライズ、CDドラマ、OAV各メディアによって意図的に設定を変えていることをノベライズ『魔界王子-虎王伝-』巻末、アニメディア97年付録初期設定資料インタビューなどで補足説明し、それぞれの良さを引き出す為に敢えてである。本作と前全シリーズを比較した際、一部設定が異なっているのはその為。


 しかし、大多数のメディアでは今作を「あの名作が復活!」としてしか取り上げられず、この告知不足が盛大な誤解・齟齬を生む元凶となる。物語も原点に立ち返ったとされるが、『2』の星天界から始まったメカ戦無しのドラマの功によりノベライズやCDドラマでのドシリアス感が完璧に定着され過ぎて、以前に合った子供の為の偉大なるマンネリ感が全く感じられず、逆にドラマその物が払拭しきれてなく、端役の敵側にもスポットが当てられ、倒されると直ぐに善人に戻る唐突展開も不人気理由のひとつである。当初登場予定だったドガロも虎王の再登場に深みを持たすべくドードとの絡みを優先させてお蔵入りになったのも要因である。


 メディアミックス展開も不景気のためか中途半端で、旧作では積極的に行われていた敵魔神の立体化もタカラからバンダイにスポンサーが変更された影響で会社の経営方針からライバル機のみしか市販されず仕舞い(ネーミングが日本語紛いで腕脚が細く、指5本のリューもどき多数、美形魔神も無い)。その煽りをモロに食らった筆頭格が、当初は主人公機の準最終形態になる筈だった銀狼龍神丸であり、結局はその一段階手前の白虎龍神丸に統合される形(強化パーツ扱い)になった。


 他にも問題点はあり、鳳凰・剣王以外の形態は劇中での扱いが非常に悪く、これが玩具の売り上げに大いに響く事となった。(簡易説明:【獅子】出番は多いほうだが決め技が無いので見せ場小、デザインも手抜き気味。【月光】魔法があるのに単なる回復形態でしかなく評価に困る) 最終形態の超魔神龍神丸に至っては、「龍王丸のほうが遥かにマシ」「何この唐突に表れたリュー擬き」と吹聴される結果で終わる(ガリバーボーイの魔拳マインダーと同じ轍を踏んでしまっている)。

 ゲームもPSとGBで成されたがどれも凡作・駄作評価でクソゲー扱いにまでは至らず、すっかり歴史の影に埋もれてしまった。どうしてこうなった…?


 コロコロコミック版とASUKAコミック(ふぁんデラ)版のコミカライズ(前述は途中打ち切り、後者はアニメ終了後に尻切れトンボになり後日単行本で新規追加)に加えTVシリーズのサイドストーリーを記した外伝もノーラコミックスPocke(コミックPocke)より一巻発売された。


 本放送と連動してラジオでも本作と同名の30分間の深夜トーク番組が、文化放送、ラジオ大阪他にて一年間放送されている。


散々泣け無しの酷評をしているが、あくまでも書き手達は全ての作品を愛するが故にである。


登場人物

戦部ワタル(CV:田中真弓

龍神丸(CV:玄田哲章

忍部ヒミコ(CV:林原めぐみ

剣部シバラク(CV:西村知道

虎王 翔龍子(CV:伊倉一恵

聖樹(CV:伊藤健太郎

スズメ(CV:宮村優子


聖龍妃(CV:藤井佳代子

妖部オババ(CV:丸山裕子)

忍部オジジ(CV:沢りつお)


ドナルカミ・ドード(CV:愛河里花子

ドナルカミ・ドラン(CV:神奈延年

ドナルカミ・ドルク(CV:横山智佐

ドナルカミ大王(CV:掛川裕彦

ドナルカミ女王(CV:伊倉一恵


炎部ワタル(CV:田中真弓)

忍部サクヤ(CV:西原久美子)

剣部アラゴト(CV:塩沢兼人)


光の獅子

炎の鳳凰

黒鉄の剣王

月の女神ルルナ

氷河の白虎

雷の銀狼アクア・マリン


戦部アキコ(CV:伊倉一恵)

番長(CV:松本大)


ジンババ(CV:坂東尚樹)

アタール(CV:神谷浩史)

ブルペン(CV:岸野幸正)

ガク・ラン(CV:岩永哲哉)

ナビ(CV:野田順子)

シーマッハ(CV:津久井教生)

ピカス(CV:岡和男)

ルクス(CV:三石琴乃)

カレン(CV:進藤勝代)

チルド(CV:白鳥由里)

ユカタ村村長(CV:坂口哲夫)

カイトナ(CV:松本保典)

ライチ(CV:鈴木真仁)

ヒート(CV:日高奈留美)

ジジ(CV:坂東尚樹)

バグロー(CV:菊池正美)

フィン(CV:長沢美樹)

フィンの父(CV:麻生智久)

パール(CV:笹本優子)

アラジンガー(CV:中田譲治)

フーミン(CV:津村まこと)

アンゴラ(CV:金子恭子)

ナイロン(CV:沢海陽子)

リリー(CV:後藤真寿美)

サンディ(CV:松倉羽鶴)

ケン(CV:柏倉つとむ)

メリー(CV:岡村明美)

コール(CV:石田彰)

トラック配送員(CV:並木佳道)

スリーピー(CV:半場友恵)

スリーピーの父(CV:坂東尚樹)

モノクロ(CV:塩谷浩三)

セピア(CV:雪乃五月)


ミゲル


主題歌

OP

「ひとつのハートで」

作詞  康珍化 / 作曲 立花瞳 / 編曲 萩田光雄

「POWER OF DREAM」

作詞・作曲 谷脇仁美 / 編曲 萩谷光雄


ED

「BOYS BE AMBITIOUS」

作詞 康珍化 / 作曲 立花瞳 / 編曲 萩田光雄

「がんばって」

作詞 康珍化 / 作曲 立花瞳 / 編曲 萩田光雄


三重野瞳


ピクシブ関連

「超」以前の作品には登場しないキャラも多い為、閲覧者が目的の作品を見つけやすいよう個人キャラタグと併用するほか、他シリーズ作品の人物が登場しない場合には前作タグとの併用は避け、作品タグは「超魔神英雄伝ワタル」単品で使用することが望ましい。


関連タグ

魔神英雄伝ワタル


外部リンク

公式サイト

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