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夜行列車の編集履歴2018/10/16 19:21:10 版
編集者:たづ
編集内容:「外国」の欄追記

深夜から翌にかけて運行され、結果的に車内宿泊することになる列車の総称。ブルートレインなどの寝台列車だけでなく、普通列車急行などの座席列車も含まれる。

日本における状況

 日本国においては、かつて数多くのこの車両が存在した。例を挙げると客車連結の寝台列車であるブルートレインは、東京駅上野駅、関西では大阪駅新大阪駅京都駅などを日本各地を走行しており、1960年代初頭においては「下手に地方の人と電話などで話すよりも夜行で直接会ったほうが安く上がる」という状況も存在した。

 ところが旅行における海外旅行の価格低下、都市への人口集中による地方沈没新幹線を始めとする列車の高速化、高速道路等の道路整備およびそれに伴う安価な高速バスの普及、飛行機の価格低下、さらに寝台列車に利用する客車等の設備の老朽化などの複数の状況によりこれらの車種は利用者を減少させた。

 夜行普通列車は平成11年に最後に残った紀勢本線電化区間のものが経路短縮され廃止寝台列車もブームとなっていた1980年代より廃止が続き、普通の寝台列車は特に整備新幹線ミニ新幹線などの整備もそれを後押しした。しかし、「高級ホテル並みの施設」を売りにした寝台列車も生まれた。

 特に痛手となったのは北海道新幹線開通による青函トンネルの電圧上昇であり、これにより北海道行きの寝台列車は壊滅した。

 平成28年3月現在、定期の夜行列車はJR・私鉄含めてもサンライズ出雲サンライズ瀬戸のみであり、臨時列車が5車種あるのみである。また、私鉄では臨時列車を2社が設定しているのみである。

 21世紀初頭にはまだブルートレインが全国を駆け巡っていた事を考えると、その凋落振りがわかるだろう。

外国

 外国においては日本よりも国土が広いなどの理由により用いられることも多い。特にヨーロッパアジアでは中国インドおよび東南アジアアメリカ合衆国ヨーロッパ(EU域内の国際列車)やロシアなどではいまだに活躍している。

EU域内においても主要な列車の走行距離は往年の日本より若干長い程度にとどまるが、ロシアにおいてはシベリア鉄道の全線各駅停車(寝台車付き超長距離鈍行)が未だ存在し、9泊10日で走破する。

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編集者:たづ
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