アーマータイム

あーまーたいむ

アーマータイムとは、特撮作品『仮面ライダージオウ』のフォームチェンジの名称。

概要

仮面ライダージオウと仮面ライダーゲイツが用いる形態変化の呼称で、アーマーの名前通りその仮面ライダーの力を宿した鎧を纏う。

先人たるディケイドが使うカメンライドよりは、フィフティーン達が使ったレジェンドライダーアームズ、ゴースト達が使ったレジェンドライダー魂等の例に近い。

使用時には人型に結合したアーマーが各ライダーの決めポーズをし、直後に分解して各部へと装着される。

ゲイツ使用時はアーマーが後方に出現して自律的に分離・装着されるのに対し、ジオウは前方に出現したアーマーを背後から蹴って分解する描写がされている。

頭部と胸部は各ライダーを模したモノに変化している他、肩アーマーは各々の変身アイテムなど各ライダーを象徴する物がデザインされている。

基本的に腕部・下半身は同形状だがフォーゼやオーズなど変形機構を持つアーマーは独自の形状をしている。

また、複眼として入る文字もそのライダーの名前へと変わる。

文字はジオウがマゼンタのカタカナ、ゲイツが黄色のひらがなで統一され、基本的にモチーフになっているライダーに合わせて変化することはない。

アーマーに装備される武装は原典のメインウェポンがモデルになっており、一部例外はあるが、名前は後ろの部分が重複する形となるものかジオウの頭文字である「Z」がつくものが多い。

例としてドリルクラッシャーを基にした武器は「ドリルクラッシャークラッシャー」、大橙丸を基にした武器は「大橙丸Z」となる。

アナザーライダーを倒すには「同じライダーの力」を使わなければならないため、アーマータイムの力は対アナザーライダーに必須である。

しかし変身者の性格や能力、知識などの問題で、各ライダーの特色や強みを十分に引き出せるとは限らない。

特にソウゴ/ジオウが使う物は、彼の我が道を行く性格が反映されたなんちゃって感漂う絶妙にグレードダウンしたものが多く、視聴者の笑いを誘っている。

一例として、

などの影響が出ている。

ウォズ曰く、ジオウがこれによって他のライダーの力を得ることはそのライダーから力だけではなく、ライダーとしての存在を"作品ごと"丸々引き受けることを意味するらしい。

アナザーライダーにより消滅したライダーの存在はその完全撃破後も回復することは無く、実質的に「ライダーの力」はライドウォッチとしてジオウが回収したことになってしまう。

実際に戦兎と万丈は仮面ライダーとしての記憶や歴史を全て失い、エボルトがラビットタンクフォームにちなんで名付けた「桐生戦兎」という名前もなかったことになった(ジオウ第3のルールにより、顔は佐藤太郎のままで、名前と性格…というより一人称は「葛城巧」のものという状態)。

これにより失われるのはあくまで「その人物がライダーであるという歴史」のみであるため、宝生永夢は小児科医にして「天才ゲーマーM」であったし、如月弦太朗は仮面ライダー部の先輩(現在は顧問教師)であるという事実は変わらなかった。前述の戦兎にしても、龍我との仲の良さに変化はない。

この事象は単にジオウを強化するだけでは無く、ジオウに対抗し得る力を持つ存在の力を奪う事にも繋がっており、ジオウに変身する者を思惑次第で｢神にも悪魔にも成れる｣誰にも倒せない存在にしかねない危険な要素でもある。

名称	ライドウォッチ	西暦	初登場	メイン使用者
ビルドアーマー	ビルドライドウォッチ	2017	劇場版ビルド	ジオウ
ゴーストアーマー	ゴーストライドウォッチ	2015	EP01	ゲイツ
ドライブアーマー	ドライブライドウォッチ	2014	EP03	ゲイツ
エグゼイドアーマー	エグゼイドライドウォッチ	2016	EP04	ジオウ
フォーゼアーマー	フォーゼライドウォッチ	2011	EP05	ジオウ
ファイズアーマー	ファイズライドウォッチ	2003	EP06	ゲイツ
ウィザードアーマー	ウィザードライドウォッチ	2012	EP08	ゲイツ
ゲンムアーマー	ゲンムライドウォッチ	2016	EP09	ゲイツ
オーズアーマー	オーズライドウォッチ	2010	EP10	ジオウ
鎧武アーマー	鎧武ライドウォッチ	2013	EP11	ジオウ

パッケージに描かれているものアーマーのみを記載する。パッケージにはいずれもジオウ装着時のCG絵が描かれている。