「JK・・・本当のパーティーはこれからだ!」
詳細
天ノ川学園高校1年C組の生徒でフェンシング部に所属する新田文博がスコーピオン・ゾディアーツから与えられたユニコーンスイッチを押して変身したいっかくじゅう座の下級ゾディアーツである。
身長231㎝(角含む)、体重197㎏。
新田は同級生であるJKに深い恨み(決して新田の一方的な逆恨みや八つ当たりではなく、寧ろJKに問題があり新田に恨まれても仕方がなかった)を抱いており、復讐の為に彼を執拗につけ狙い、ゾディアーツに変身して襲った。あくまで標的はJKと決めているためか、フォーゼを土壇場まで追い詰めながらも見逃す一方、JKの遊び仲間を傷めつけ彼らがJKを助けに行かないよう仕向けたりしている。
初の2段変身が可能なゾディアーツであり、角を生かした突進攻撃を得意とする一角獣形態から、なんと角が長く伸びた顔面を外して手に持った剣士形態に変身できる。これは新田がフェンシングを得意としているためにゾディアーツの力がスイッチャーの能力によって進化したものらしい(この事態はスコーピオンも予想してなかったらしく、剣士形態の戦いぶりに舌を巻いている)。他にも馬蹄型の光弾を飛ばす能力を持っている。
外見
一角獣形態
黒い鎧を纏った白い身体に一角獣座の黄色いコアを持つユニコーンの怪人。新田からゾディアーツに変身する時は必ずこちらの形態になる。
剣士形態
右手に一角獣形態の頭部が変形した長剣モナークを武器にする。フェンシングの面のような新たな頭部が出現している。恐らくモチーフは騎士かフェンシングの選手で、見た目通りモナークによる剣戟を得意とする。
備考
剣戟を得意とする怪人だが、声と人間態を演じた宇治清高氏はフェンシング未経験者。
如月弦太朗はユニコーンを初めて見た時「今度は馬か!」と言ったが、城島ユウキに「ユニコーンよ!」と訂正された。(馬の星座では「仔馬(こうま)座」という星座が実在する)
ペガサス座やケンタウロス座のゾディアーツが出てきた時も馬のゾディアーツと言いそうである(実際ペガサス・ゾディアーツを見た時に「また馬面か!」と発言している)。
ちなみに前作のユニコーンヤミーの回でも伊達明と後藤慎太郎が似たようなやり取りをしている。
またモチーフとなった一角獣(いっかくじゅう)座といえば『バラ星雲』が有名なのだが、
本作ではユウキの説明はおろかコアとしても登場しなかった
一角獣形態のスーツは後に同じ馬モチーフのペガサス・ゾディアーツに改造された。
デザインを手がけた麻宮騎亜氏によると、ホースオルフェノクを裏モチーフにしたらしい(外見だけでなく剣を武器にしている点も共通している)。
彼を演じた宇治氏は後に、ウルトラマンビクトリーことショウ役を演じる事となった。
後にMOVIE大戦MEGAMAXで財団Xの女性幹部が変身した別個体が登場。
仮面ライダーWと交戦し、マキシマムドライブを受けて倒された。
関連タグ
ユニコーンマイナソー:フェンシングの選手から誕生したモチーフが同じ戦隊怪人
真実と最期、そして…
※ネタバレを含む為、閲覧には注意
新田は過去にJKと友人関係だったが、JKが不良に襲われたのを助けて負傷し、それが原因で出場を目指していたインターハイを棒に振ってしまった。当時の新田はその事を後悔しておらず、むしろ「友達を守れた」ことを誇りにすら思っていたが、実はJKがこのような事態の為に自らを利用していただけという事を知って強い憎悪と憤怒を抱き、いつかはJKに復讐する事を目論んでいた。
JKをどこかの倉庫に監禁して制限時間内に友人が一人でも助けに来れば解放するとJKに言ったが、元々人望の無いJKを助けに来る者などいない事を見越して言ったのであり、弦太朗が来た途端約束を反故にして変身。ラストワン状態でフォーゼと戦った。
ラストワンのためか当初は優勢だったが、フォーゼがエレキスイッチからの電撃を受け入れた事でエレキステイツに変身すると逆転、ライダー100億ボルトブレイクで爆散した。
その後新田は意識を取り戻したが、結局復讐を果たす事は出来ず退場(身体への負担から入院した可能性が高い)。
さらにその後、劇場版において復学した新田の許に、血相変えてJKが転がり込んで来た。
「勝手なのは解ってる!弦太朗さんの為にこのスイッチを押してくれ!頼む…!!」
「『他人なんか自分の役に立ってナンボ』と言い切ってはばからなかったあのJKが、自分以外の誰かの為に必死になって頭を下げている」という(ある意味新田にとっては非常に貴重な)光景に多少は溜飲も下がったか、あるいはJKをここまで変えてのけ、かつては道を踏み外した新田自身にさえも救いの手を差し伸べた弦太朗の為にこそ力になりたいと思ったか、「仕方ねえなぁ」と言いつつ№08・チェーンソースイッチを受け取った。