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ウルフオルフェノクの編集履歴

2019-05-17 06:44:52 バージョン

ウルフオルフェノク

うるふおるふぇのく

ウルフオルフェノクとは「仮面ライダー555」に登場するオルフェノク、及び乾巧の正体である。

演:高岩成二

声:半田健人

概要

の特質を備えたオルフェノクファイズギアを失った乾巧変化し、その姿は狼男を彷彿とさせる。


巧は幼少時に火事が原因で1度死亡しており、それでオルフェノクに覚醒した(猫舌なのも火事が原因で、熱いものに対してを連想させてしまうため)。

幼少期に一度死亡した巧は、物語が開始される前からオルフェノクに変身できる。この伏線は第一話から張られており、巧は1話で現れたオルフェノクに対し、特別驚いた様子を見せていない(=オルフェノクについて既に知っていた)また、一度だけ啓太郎が変身しようとして失敗したことがあるため、その時点で巧が普通の人間でないことが視聴者に示唆されていた。

劇中でも巧は己の正体を自らすすんで語ろうとはせず、ライダーズギアを奪われて変身が出来ない場合などの苦肉の手段として変身している。ファイズギアを手に入れる前はウルフオルフェノクに変身してオルフェノクと戦っていた事も明かされている。

いわゆる、主人公怪人と同質の存在である仮面ライダーの基本ギミックを非常に強く取り入れた要素であり、事実上のファイズの中間フォームの1つでもある。


容姿

身長209cm、体重128kg。爪のような鋭い突起と体毛で覆われた身体が特徴。

これは巧を演じた半田健人氏のイメージからデザインしたそうである。

頭部には狼の顔のような意匠が施されており、もう一つの顔のようにも見える。


能力

オリジナルだけあって強く、狼さながらの素早い動きと、そこから繰り出すメリケンサック状のが強力。小説『異形の花々』では噛みつき攻撃を披露していた。

身体中の鋭い突起を伸ばして相手に突き刺し、使徒転生を行うとされる。但し劇中では使っていない。

TVシリーズでは下半身が着ぐるみで描写されていたが、初出となった劇場版では下半身がバネのように逆関節で狼に似た形状に発達した姿をCGで描写されており、木場勇治/仮面ライダーオーガと戦い変身を解除させている。

この劇場版に登場した姿は疾走態と呼ばれ、TVシリーズに登場した姿と区別されている。


仮面ライダーディケイド

『ファイズの世界』の仮面ライダーファイズに変身する男子高校生尾上タクミの正体として登場。

ガールフレンドの友田由里がオルフェノクを嫌っているため、正体をひた隠しにしていた。

しかし、ファイズギアを奪われた状態で由里がタイガーオルフェノクに襲われたため、彼女を救うためなりふり構わずウルフオルフェノクに変身した。

その後についてはファイズの世界の項目を参照。


備考

正義(555もしくは巧)と悪(オルフェノク)との間で苦しむという意味では、『人造人間キカイダー』における不完全な良心回路を持つ、ゴールドウルフがモチーフかと思われる。


当時のムック本によればウルフオルフェノクの下半身はCGで描くことを前提としていたが、TVシリーズに登場させるにあたって時間と予算の都合のために難しくなったので、CGで描くことを前提としたデザインを元に着ぐるみを造ったとのこと。そのためTVシリーズに登場した姿のデザイン画は存在しておらず、また、設定的にも形態を区別することがなかったため、東映の監修が入った対戦型トレーディングカードゲーム「レンジャーズストライク クロスギャザー」においても、劇場版の姿だが「ウルフオルフェノク」名義で収録されている(他のオルフェノクは「魔人態」や「格闘態」など形態の名称が付けられている)

後年になって劇場版に登場した姿にフィギュアなどで疾走態の呼び名が与えられ、改めて形態の区別がされるようになったが、ウルフオルフェノク自体は劇中で形態変化を行ったことは一度もない。


関連タグ

仮面ライダー555 乾巧 オルフェノク オオカミ

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