概要
日本サンライズ(後のサンライズ)が最初に手掛けたオリジナルアニメ。
「もしも現実の日常生活に突然、侵略宇宙人とそれを迎え撃つ巨大ロボットが現れると社会はどう反応するのか?」ということをテーマとしており、「人間爆弾」を始めとした非人道的ながら合理的な敵の戦闘手段、正義の味方のはずの主人公たちが守るべき人間たちから受ける迫害、『正義とは何か、そして誰がそれを決めるのか』と疑問を投げかける結末など、熱血スーパーロボット系アニメの流れを汲みつつも後のリアルロボット路線に通じる徹底して容赦ないシリアス展開が話題を呼び、「伝説巨神イデオン」と並ぶ「黒富野」の代表作と評された。
脚本には五武冬史(鈴木良武)、荒木芳久、吉川惣司、田口章一(田口勝彦)、星山博之、キャラクターデザインには安彦良和、メカデザインには平山良二(藤原良二)、大河原邦男、スタジオぬえ、各話作画スタッフには青木悠三、井口忠一、金田伊功、木下ゆうき、佐々門信芳、美術監督には中村光毅(デザインオフィス・メカマン)がそれぞれ担当した。
その最終回は元イタリア代表で、ACミラン所属のサッカー選手フィリッポ・インザーギにトラウマを残したといわれている。
キャラクター
神ファミリー(じんファミリー)
仲間(ブスペア&香月組)
ガイゾック
キラー・ザ・ブッチャー(CV:島田彰)
ロボット
神ファミリー
ガイゾック
血統に関する謎
神ファミリーの三家族の血統に関して明らかになっている部分は「勝平をはじめとする子供世代はいとこ同士」、「兵左衛門と梅江は夫婦ではない」と言う二点であるが、前者を成立させるためには三家族の親世代たる「源五郎・花江夫妻」、「大太・すみ江夫妻」、「久作・由美子夫妻」の三組の夫妻の片割れが三人兄弟・姉妹でないと成立しにくくなるのだが、その辺りは全く語られていない。
また、後者に関してはスタッフ・キャスト陣にも認識の齟齬があったようで兵左衛門と梅江がビアルⅡ世で特攻をかけた際に恵子が「お祖母ちゃん…!」と泣き崩れるくだりがあるなど首を傾げざるを得ない部分が多々存在する。
(そこまで細かく設定していなかった、と言えばそれまでではあるが…。)
冒険王漫画版
本放送当時、今は亡き秋田書店刊の児童テレビ雑誌冒険王で漫画版も全6話が展開された。
原作アニメ版と異なる点は
・香月、アキ、ミチの一家は序盤で全員死亡
・アキだけでなく、ミチも人間爆弾にされてしまい、勝平と香月を逃がす為に囮になり2人共爆死するが、数多くのガイゾック兵を道連れにする。
・ガイゾックのボスはブッチャーであり、ガイゾックは未登場
・最終決戦では原作とは逆に勝平、宇宙太、恵子の3人は生還。3人の父兄達が海で気絶している3人を背負い、それぞれ労いの言葉を掛け完結
関連イラスト
無敵超人ザンボット3 に関するイラストを紹介してください。