概要
『無敵超人ザンボット3』の敵組織ガイゾックの母艦。
遮光器土偶の頭部が4脚付きの台座に乗ったような、独特なフォルムが最大の特徴。
主砲「バンドック砲」を始めに、数々の強力な武装による高い戦闘能力を有する。その主砲の威力はすさまじく、たった1発で水爆にも耐えたザンボットの両腕を瞬く間に蒸発させるほど。間違いなく『ザンボット3』の作中において最強の火力を有している。
重装甲と要塞全面を覆う強力なバリアに守られた、鉄壁の防御力を有しており、中枢にキング・ビアルの特攻を受けてバリアが解除され、3回も内部への突貫(うち1度は自爆)を受けたにもかかわらず、まだ戦闘を継続するという信じがたいほどのタフさを有している。
更に、活動可能範囲は陸海空を問わない万能自在さを誇り、ザンボット3やキング・ビアルですら手出し出来ない海溝の奥深くさえも、苦も無く潜伏が可能であり、ガイゾックの神出鬼没振りは、この要塞の圧倒的な汎用性に因る所が大きい。
内部にはメカ・ブーストの製造工場や格納庫の他、研究施設、ブッチャーが趣味で自身専用に設置した娯楽施設等もあり、設備も充実している。
土偶型の頭部は独立した機動ユニットにもなっており、緊急時には分離して戦闘の続行が可能。
作中では度重なるキラー・ザ・ブッチャーが失態を追及される形で頭部のみでの陣頭指揮を任され、内部に秘蔵されていた2体の最強メカ・ブースト「死の騎士」を連れてキング・ビアルへの突撃を一任された。
その戦いで死の騎士共々頭部が爆散したため、最終決戦時には内部にいたガイゾックの神そのものが操縦し、首無しで襲い掛かってきたが、神ファミリーの大部分を道連れに宇宙の塵と成り果てた。
漫画版では
原作とは異なりそこまで深い海に隠れていなかった為、そこをザンボット3に奇襲され、ドタバタやってるうちに首から下を全て切り刻まれてあっけなく大破してしまう。
ブッチャーの乗った頭部はザンボットをきりきり舞いさせるほどの機動力を有し、その部分だけで宇宙空間まで逃げ延びて再起を図ろうとするも、増援の宇宙艇に乗り移る瞬間をザンボムーンアタック(原文ママ)で狙撃され、宇宙艇ごと爆散した。
スーパーロボット大戦では
命中や運動性は低いものの耐久力の高いボスユニットとして登場。ザンボット3やキングビアルが使えなくなるため、特攻までは再現されない。
第四次では序盤のとあるシナリオで8ターン以内に撃墜できなければアキたちが誘拐され人間爆弾が再現されるルートに入ってしまう。HPが50000近くありさらにIフィールドで2000以下のビーム無効、街に陣取っているので毎ターン小回復と硬く、序盤ゆえに戦力的にも厳しいが悲劇の回避(と、このルートでのみの貴重な強化パーツ入手)のためには総力を上げて撃墜したい。なおこのシナリオは分岐ルート内にあるため別ルートを選択してしまうと容赦なく人間爆弾ルートに入ってしまう。
以降の作品はMAP兵器があるため、密集していると容赦なく薙ぎ払われる。特にZではブッチャーの思考ルーチンが味方がいようとも遠慮なくぶっ放すブッチャーらしいものになっており、非常に厄介。さらに天獄篇ではコンピュータードール第21号のバンドックが出現する。第21号の機体はバリアがあるため、生半可な攻撃は通用しない。
頭だけになり、バンドック艦内での決戦が再現されたのはCOMPACT2とIMPACTだけで、コンピュータードール第8号との直接対決ができたのもこの作品だけ。突入できるユニットに限りがあり、戦艦が中に入れないため修理や補給ユニットは欠かせない。また広大な艦内マップでコンピュータードール第8号との決着をつけると、今度はアインストレジセイアが離れた場所に出現する。ボスとの連戦になるため、余力を残しておきたい。面倒な場合は経験値泥棒…もとい、例のニンジャが増援で来てくれる。合体させないようにして、やっつけてもらうのも手。アインスト殺すべし、慈悲はない。