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北陸鉄道の編集履歴

2019-07-13 22:30:29 バージョン

北陸鉄道

ほくりくてつどう

石川県に路線を有する私鉄。

概要

石川県金沢市に本社を置き、同市を中心として鉄道線2路線(石川線浅野川線)と路線バスを運営する私鉄

略称:北鉄


かつては金沢市内線(路面電車)や国鉄(現JR西日本北陸本線周辺に多数の鉄道線を運行していたがモータリゼーションの影響下で多くが廃止された。現在は会社としてはバス事業の方が主力となっている。

筆頭株主は名古屋鉄道(名鉄)。関連会社には小松バス、北鉄金沢バス、北鉄能登バス、北鉄奥能登バス、加賀温泉バス、加賀白山バス、北陸バスのバス事業者、北鉄自動車学校を運営する北陸自動車興業、千里浜レストハウスを運営する千里浜観光開発などがある。


歴史

1943年に石川県下の鉄道会社やバス会社を統合して発足した。

しかし社風の異なる会社を合併したため、しばらく混乱が生じたり、路線も点在していたため、合理化が進まなかった。1959年-1960年に労使紛争が発生するとストライキが多発、電車やバスが運休続きとなり、県下の観光産業にも影響が出た。一時は社長をはじめとする役員が辞職し、指導者不在の事態に陥ったりもした。この事態を収めるため運輸省は名古屋鉄道に北鉄を子会社化するよう命じ、支援を行わせるようにした。

石川県ではその北鉄の混乱に乗じ、近畿日本鉄道が北鉄による県下の交通独占に一石を投じようと「北日本観光自動車」というバス会社を傘下に収めてバス路線を計画するなど、交通業界は無秩序の状態となった。

1968年には鉄道路線全線を廃止することを表明したが、沿線住民や自治体の猛反対に遭い、浅野川線・石川総線(石川線・金明線・能美線の総称)は残った(後に能美線は利用者低迷、金明線は路盤が劣化したことにより廃止)。

1969年、北日本観光自動車のバス路線拡大申請が運輸審議会で却下されてから以上の混乱が収束するようになった。名鉄とともに北鉄も鉄道・バス路線の整理を行うようになった。


鉄道線の現在の使用車両

電圧は石川線(野町~鶴来間、13.8km)が直流600V、浅野川線(北鉄金沢~内灘間、6.8km)が直流1500Vとなっている。電圧が違うのは、浅野川線の金沢駅付近の地下化対策により昇圧を行ったため。歴史的経緯もあって、線路もつながっていない。


7000系(石川線)

もと東急7000系。北鉄入線に際し600V化と台車交換が行われた。

7000形:2両編成1本。非冷房のまま入線。

7100形:2両編成2本。入線に際し冷房改造を行った。

7200形:2両編成2本。種車は中間車で、入線に際し先頭車化改造と冷房改造を行った。すごく平面顔で、72です・・・

7700系(石川線) メイン画像の車両

もと京王3000系。2両編成1本。北鉄入線に際し600V化と台車交換が行われ、モハ7700形に電動車化、パンタグラフ取り付けを行い入線。機器類は先述の7000系と同じとした。両開き扉。

8000系(浅野川線)

もと京王3000系。北鉄入線に際し電動車化とパンタグラフ取り付けを行った。

8800形:2両編成2本。種車は京王3000系の1次車であるため、が片開きである。

8900形:2両編成3本。両開き扉。


バス事業

かつては石川県全域にバス路線を持っていたが、その多くは能登中央バス(現在の北鉄奥能登バス)、七尾バス、能登西部バス(以上2社は現在の北鉄能登バス)、加賀温泉バス、加賀白山バス、北鉄金沢中央バス、ほくてつバス(以上2社と加賀白山バス野々市営業所は現在の北鉄金沢バス)、小松バスに分社した。

現在は高速バス、金沢-小松空港間のリムジンバス、金沢市中心部の一部の路線、城下まち金沢周遊バスバスなどを運行している。コミュニティバスの運行も受託している。


名鉄グループであるため三菱ふそう車が多くあるが、石川県には「金産自動車工業(現在のJ-BUS)」があるため日野車も多い。

三菱車においては1995年まで当時の三菱自動車名古屋製作所大江工場製(エアロミディMKは呉羽自動車工業製の車体)を導入していたほか、1974年頃までは三菱+金産製車体の組み合わせで導入していた。1996年から三菱自動車バス製造(現在の三菱ふそうバス製造)の車体を導入している。

かつては日産ディーゼル(現在のUDトラックス)の車両も導入していた。1987年から1997年まで高速バス用の車両を導入していたほか、1996年以降は一般路線バス向けに中型ノンステップバスを中心に導入した。車体は富士重工業製と西日本車体工業製が混在。日産ディーゼルがバス事業から撤退したため、2010年を最後に新車導入を終えた。

いすゞ自動車製も活躍した時期があった。


北陸地区ではワンステップバスやノンステップバスの導入に最も積極的である。1996年以降導入に積極的であり、当初は中型車を中心に導入していたが、積み残しや混雑の激しさが問題となり、2005年からは大型ワンステップバスの導入を始め、2006年からは大型ノンステップバスの導入を再開し、現在も導入が進んでいる。


関連イラスト

鉄道

北陸のななせん


路線バス

日産ディーゼル PKG-RA274PAN


関連タグ

北陸 金沢 いしたん


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