概要
CV:島田敏
TVアニメ『ドラゴンボール超』宇宙サバイバル編に登場するキャラクター。
第11宇宙の平和を守る「プライド・トルーパーズ」のメンバー。
音速を超え光速をも超えたチームの切り込み隊長。通称「超速の戦士」。
トッポら他のメンバー同様、悪を許さぬ性格で悪人相手に容赦することはない。
また自身のスピードには絶対の自信を持っておる。味方同士では普通なのだが、力の大会での敵に対しては横柄な態度が多い。
破壊神ビルスと似た容姿をしているがこれといった繋がりはなく、ビルスが猫に似ているのに対し、ディスポの場合は歯が出っ歯になっており、どこかウサギのような印象を与える。
またビルスに似ている事から彼とよく喧嘩をしているシャンパはその容姿に不快感を覚えており、「ビルスとあいつは古臭いソース顔」と述べている。
服装はチームの赤と黒のユニフォームを着用し、普段着は茶色いスーツを着用している。
名前の由来はキッチン用品の「ディスポーザー」からだと思われる。
戦闘力
チームの中では切り込み隊長の座に付き、その中で身に着けた「瞬間的に移動速度を数千倍にアップさせる」能力を駆使し敵を追い詰める。その能力の幅は様々で普通に使用しただけでも破壊神や全王ですら目で追えない程の速さを発揮し(天使は「なんとか」見えるらしい)、紫色のオーラを纏う最速の「超最高速モード」ではそれまでの動きを捉えられていた大神官の神パッドですら追いきれない程にまで加速する。104話の副題から超光速と思われるが、実際の速度は光速の約30分の1程度である。
また能力抜きの素の戦闘力も高く超サイヤ人ゴッドの悟空やアルティメット悟飯などともある程度渡り合える実力を持つ(ゴッド状態の悟空が瞬間移動をする暇すら与えない)。その他にも聴覚が非常に優れており、周波数から聴きたい音だけを選び、その音で相手の動きを予測する事を得意とする。
ただ自身の能力に過信しすぎるあまり、動きが直線的になったり油断して隙を見せることも多い。
必殺技は両手から放つエネルギー波「ジャスティスクラッシュ」やライダーキックのような「ジャスティスキック」、サークル型のエネルギー弾「サークルフラッシュ」、協力技にはカーセラルと共に放つ「ダブルキャノンマキシマム」を持つ。
活躍
宇宙サバイバル編の第85話で初登場。
他の星々を侵略する巨大生物アラグネとそれを従えるドラキヤ星人と単身対峙しで素早い身のこなしで彼らを翻弄。途中、油断してアラグレの触手に捕まり食べられそうになるがトッポとカーセルの援護により抜け出す。そして最後は二人と協力し「ダブルキャノンマキシマム」でアラグレ達を葬った。
その後トッポから力の大会開催を聴き第11宇宙の代表選手として出場を決める。
そしてその力の大会では中盤ヒットと衝突。光速に迫るスピードと優れた聴覚を駆使し、筋肉動作が発する音からヒットの動きを読み、さらに「時飛ばし」まで破り追い詰めていく。
そして遂に武舞台の端までヒットを追い込みとどめを仕掛けるが、ヒットが時飛ばしのパラレルワールドに移動したことで体が透け、逆にディスポ自身が武舞台から落下してしまう。そのまま敗北と思われたが、同じくプライド・トルーパーズのメンバーのクンシーの気のロープにより救われ、今度は彼と共にヒットに攻撃をしかける。
だが今度は超サイヤ人ゴッドになった悟空が助けに入りこれを阻止。ゴッドとブルーを使い分けた悟空の戦法や、フェイントをかけ動きを読めなくしたヒットの作戦により今度はディスポ達が追い詰められていく。そしてクンシーがディスポを逃がす為、単身ヒットに突撃。結果、クンシーはヒットにやられ、ディスポは一旦身を引くことになる。
その後ジレンとトッポと行動を共にし、途中ジレンが第3宇宙のマジ=カーヨに狙われると彼に変わってその相手を務める。マジ=カーヨとの戦いでは先の戦いもあってかトッポに油断するなよと警告されるが、彼の特徴的な肉体構造を見抜けず「ジャスティスクラッシュ」で倒したと油断し「ジャスティスキック」で近づいた所を取り込まれ拘束されしまう。そのまま彼のハサミ型の手で耳を切断されそうになるが、ジレンが動き出した事により隙が生まれ、その隙にエネルギー波を放ちなんとか拘束を逃れる。
ジレンはその後悟空と衝突しディスポはトッポとともにそれを観戦。途中悟空が身勝手の極意に覚醒した際にはトッポと共に立ち向かうも軽くあしらわれジレンに攻撃を止めるよう指示される。その後ジレンは悟空を破りさらにヒットを脱落させると瞑想に入りディスポとトッポに後を任せる。
ジレンが瞑想している間は第3宇宙のビアラとカトペスラのコンビと対立するも深追いはせず、また無差別に攻撃を仕掛けるフリーザを避けたりとあまり大きな動きは見せず、ジレンが目を覚ますと彼とトッポと共に体力を温存するため他宇宙の戦いを観戦する事に徹した。
そして悟空達がアニラーザを倒し残ったのが自分達と第7宇宙チームだけになると活動を再会し、ディスポは先ほど避けたフリーザと対決した。その対決では超スピードを利用した残像拳や輪っか型のエネルギー弾「サークルフラッシュ」などを使用し最終形態のフリーザと互角に渡り合った。また途中フロストの時と同じ様にフリーザから協力案を持ちかけられるが悪と交渉する気はないとし拒否している。
交渉が決裂したの機にフリーザがゴールデンフリーザの力を解放すると、その神にも匹敵する圧倒的な力の前には敵わず劣勢に立たされる。だがディスポもこれまでスピードから更にギアを上げた「超最高速モード」を使用し対抗、一気に形勢逆転する。そしてそのままフリーザを武舞台の端まで追い詰めることに成功するがすんでのところで悟飯にそれを阻止されてしまう。
2人はそのままタッグを組み、ディスポは彼らの作戦により「超最高速モード」の使用が制限されまたしても劣勢となってしまう。そしてフリーザがエネルギー切れを起こした一瞬の隙を付き反撃に出ようとするも悟飯に羽交い締めされ、最後は悟飯の命令に従い放ったフリーザのエネルギー波によって2人まとめて脱落となった。
余談
CVを務める島田敏氏は同作品の『Z』でブロリー役や西の界王役、『GT』でスー五郎役やソンパラ役を務め、さらに近年では『改』で地球の神役やバビディ役、一部ゲームでピッコロ大魔王役を務めたりと多数の役を務めているが『超』での参加はこのディスポ(及びカンパーリ)役が初となる。