概要
声:進藤尚美
TVアニメ『ドラゴンボール超』に登場するキャラクター。宇宙サバイバル編に登場。「力の大会」第3宇宙の戦士の中の1人。
魔人ブウやベビーに似た容姿を持つ、自由自在に形を変える事が出来る青色の液体状の肉体の持ち主。触手のように加工し敵を拘束したり、体に穴をあけて攻撃を回避したりすることが出来る。
少年の様な喋り方をするが、冷酷かつ残忍な性格で第11宇宙のディスポからはただならぬ性格と評されている。声のトーンは肉体の大きさによって変化し小さいほど高く大きいほど低い。
名前の由来は口語の「マジかよ」からと思われる。
戦闘力
その特殊な肉体を活かした戦闘スタイルを取る。
液体状の肉体な為、パンチなどの物理攻撃は受け付けず、エネルギー波の類は喰らうと四散するものの即座にまとまり元の姿へと戻る。この事から「対戦相手の殺害禁止」などのルールがある武道大会では実質無敵の状態となれる。
またその変幻自在な性質を利用し触手風に加工して相手を拘束したり、ハサミにして相手を切断しようとするなど様々な用途で使用することが出来る。サイズの可変も幅広く、手乗りサイズから数十m級にまで大きくなる事もできる。
戦闘力はアルティメット悟飯などと渡り合ったディスポや超サイヤ人状態の悟空を拘束出来るレベルで特殊能力抜きの戦闘力も高い。悟空はその拘束を解く為に一気に超サイヤ人ブルーの力を解放し、仲間内で自身にしか手に負えないであろう相手にしか手を出さないジレンもディスポ救援の為、自ら身を乗り出している。
活躍
「力の大会」中盤、第7宇宙の悟空と対峙し変幻自在の体で彼の攻撃を回避し、さらに第4宇宙のガノスにやられていた亀仙人を助けにこうとする悟空を阻止し触手で抑え込んだ。だが悟空が超サイヤ人ブルーの力を解放すると拘束を解かれ吹き飛ばされてしまう。
その後、今度は界王神エアの命令で一向に動こうとしないジレンの能力を知る為に単身で彼ら第11宇宙チームに襲い掛かる。そこではジレンへの攻撃へと割って入ったディスポと対峙し、自らの実力を隠し油断を誘い彼の体半分を体内に拘束する事に成功する。そして手をハサミに変え彼の大きな耳の切断を試みるが、救援の為こちらに向かってきたジレンに同様し、これを取り逃がしてしまう。
当初の目的通りジレンと対峙する事が出来たマジ=カーヨは今度は腕を何十倍にも肥大化させ彼に殴りかかる。しかしジレンは凄まじい威力の拳圧を発生させ、その衝撃波でマジ=カーヨは吹き飛ばされてしまう。そしてその攻撃でそのまま場外となり、同時に肉体は四散しエアの手のひらサイズぐらいの大きさで観客席へと転送された。
その観客席では自身の名前と掛けて「マジかよ…」とその余りにも大きな戦闘力差に驚き、エアからは「もう少し粘って貰わないと(ジレンを)研究できない」と叱責された。その後は観客席にて初めて「無の界」に訪れた時と同じくらいの大きさまでに戻るが、アニラーザの敗北を受け、最終的には全王の手によって消滅させられた。
その後は最終回で超ドラゴンボールへの願いによって第3宇宙の中で復活した。
漫画版では中盤まで生き残っていた側だったが、ケールが覚醒し暴走した際の衝撃波によって吹き飛ばされ他の数名の戦士と共に脱落した。それ以外に目立ったシーンは無し。
スライム状の肉体というアニメーションで活きやすい設定だった分アニメ版では孫悟空を拘束したりジレンが動かざるを得なくなる程の活躍を見せたが、やはり漫画版では活かしづらかったのか出番は少なかった。
余談
公式サイトでは何故か彼のことが紹介されていない。
第4宇宙にも紹介されていない戦士がいるもののその場合は特殊能力が故にネタバレを防止するための措置だと察せるが、こちらにはそんな事情は存在しない。
なので、忘れられている可能性が高い。