「強敵だ...構えろ!」
演-岸田タツヤ
概要
弟ともども「スーパー戦隊最強バトル!!」から登場し、第1話の時点で既にリュウソウブラックとして闘っている事が長老の口から語られている。
クールで、他人とはあまり関わらない孤高の戦士だが、実は熱い性格で、仲間割れが起きると積極的に解決に動いたり、弟のトワの事も大切に思っている一面もある。
ただし戦いに関しては非情であり、第3話では「一人の命より大勢の命を救う方が大事」という考えからメドゥーサマイナソーの素体となった龍井ういに剣を向けた(当時は騎士竜を持っていない=巨大化したマイナソーに対抗する術がなかったというのも理由の一つで理論的には間違ってはいない)。続く第4話でもクラーケンマイナソーの素体となった父親を始末しようとするが、コウたちの活躍でマイナソーが倒された後にはその父親に「家族より大切なものはない」と意味深な発言をしている。
その後もトワと違いコウ達を完全な仲間とは認めていないスタンスを取っているが、マイナソーの素体となった人間を斬ろうとする考えを止めたり、コウ達にアドバイスをする等戦いで徐々に感化されている部分もある。
なぜ完全にトワ以外の人達を信じきれない様になったのかは、現在の所不明。しかし他のリュウソウジャー達が弟に近い年齢の為、年長者として弟達が躊躇する事を代わりに行う“憎まれ役”になる覚悟を決めているとも考えられる。
余談
演者の岸田タツヤ氏は過去に「仮面ライダーウィザード」第38-39話や「今日から俺は!!」に出演した経験があり、リュウソウジャーの一員の中では最年長になる。またリュウソウピンク/アスナ役の尾碕真花氏も仮面ライダージオウ第13-14話にゲスト出演していた。
関連タグ
帝王バンバ:イナズマンの敵組織の首領。
宇宙獣士:同名のゲスト怪人が存在。
イアン・ヨークランド:同じ恐竜戦隊のブラックで性格は正反対だが、初期の頃他人と深く関わろうとせずにメンバーとも距離を取っていたという類似点がある。
鳳ツルギ:同じく多くを救う為には多少の犠牲はやむなしという考えを持っていた(※実際はこれ以上仲間を失いたくない思いからの態度)戦隊メンバー。
呉島貴虎:誰かを救う為なら“憎まれ役”になっても構わないと思っていたが、それ故にテレビ本編では仲間を得られず孤立、周りの思惑に振り回され続けて挫折している。
弟がいる点も共通するが、そちらも貴虎と同じ思考で行動した結果、また違った過程を経て挫折している。
静弦太郎:アイアンキングの主人公。ヒーローものの主人公には珍しく「大の虫を殺すために小の犠牲を辞さない」と言うポリシーを持ち、目の前の救助を無視して巨大ロボットとの戦いを優先する、敵に隙を見せるために無関係の一般人と遊んで戦いに巻き込むなどの行為を実行している。なお、本人はそう言った選択で恨まれることは甘んじて受け入れている。
外見及び無骨な雰囲気を醸し出す一方で、
目的の為には手段を選ばないと言う類似点がある。
性格的にはイアンに近い部分も。