基本データ
身長 | 60m |
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体重 | なし |
出身地 | 伊豆大室山 |
概要
第20話「恐怖のルート87」に登場した「大室公園」にある像高原竜ヒドラと同じ姿をしている怪獣。
始祖鳥の一種ボルカノ・プテリクス(訳すると火山の翼)とも、像をデザインしたムトウ・アキラ少年(演:榊原秀春)の化身であるともされる。
硬い爪や嘴、口から放つ火炎や翼を羽ばたかせて発生させるマッハ2の突風を武器とする。
国道ルート87で轢き逃げ事故にあって亡くなったアキラ少年の霊が乗り移ったかのように、ルート87を通る車を無差別に襲撃し、復讐を果たそうとする。
ウルトラマンや科学特捜隊と戦うが、スペシウム光線を回避した後、アキラ少年の霊と共に大空の彼方へ飛び去った。
ウルトラマンも後追いせず、あえて逃がす選択を取った。
その後、アキラ少年を轢き逃げした犯人が自首し、事件は幕を閉じた。
余談
着ぐるみはギガスに改造された。
名前の由来はギリシャ神話の怪物ヒドラから。グリフォンっぽい見た目なので中々にややこしいネーミングである。
モデルになった「伊豆シャボテン公園」の荒原竜は名前に竜とある像だが、どちらかといえばグリフォンに近い姿をしている(尻尾がドラゴンのそれなので竜で間違いは無いのだが)。
ウルトラマンで印象的に使われたことから、現在では職員もヒドラと呼んでいるそうである。
この像は特徴的なため特撮のロケ地として有名で『仮面ライダー』第15話「逆襲サボテグロン」ではショッカーの基地として、『仮面ライダーBLACK』第43話「怪人牧場の決闘!」ではゴルゴムの基地として撮影に使用され作中爆破されている。
また『超電子バイオマン』第27話ではクモカンスを迎え撃つべく、バイオマンがこの像の手前で新帝国ギアと戦っている。
同公園は『ウルトラマンA』第31話でも撮影に使われている。
この回の脚本はウルトラマンのスーツアクター・古谷敏からの、「怪獣を倒さない話も作ってほしい」という願いを聞いて金城哲夫が書いたものであるといわれる。