概要
兵庫県宝塚市にある競馬場。最寄り駅から仁川競馬場とも呼ばれる。
コースは、2006年の大改修で、芝コースは3コーナーから4コーナーにかけて内回りと外回りに別れる形となった。一周距離はAコース使用時で、内回り1689m、外回り2089m。直線は内回り356.5m、外回り473.6mであり、外回りコースの一周距離はそれまでの最長だった東京競馬場を凌ぐ長さである。ダートコースは1周距離は1517.6m、直線は352.7m。ゴール直前に芝コースで高低差1.8mの急坂が設けられており、先行馬や逃げ馬がこの坂で失速するシーンが多く見られる。
またスタンドは1991年に全面改築されているが、改築された時期が時期だけにパドックとスタンドが一体化してドーム状の屋根に覆われ、一般席の一部のガラス張りになるなど贅沢な作りになっている。
1995年1月17日に阪神・淡路大震災で壊滅的な被害を受けた際には、無事だった厩舎地区が被災者の避難場所として使われた。
アクセス
阪神競馬場で競馬が開催される日には、西宮北口行きの降車専用ホームが使われる(ただしこのホームが使われるは競馬場帰り客がごった返すメインレース終了後)ほか、仁川駅から神戸線を経て大阪の梅田に向かう臨時急行が運行される。臨時急行は塚口までノンストップ(西宮北口には停車しないので、神戸・今津方面へ出る際は注意が必要)。
主な競走
重賞競走 G1
- 大阪杯(3月下旬 4歳以上 芝2000)
- 桜花賞(4月上旬 3歳牝 芝1600)
- 宝塚記念(6月下旬 3歳以上 芝2200)
- 阪神ジュベナイルフィリーズ(12月上旬 2歳牝 芝1600)
- 朝日杯フューチュリティステークス(12月中旬 2歳牡牝 芝1600)
重賞競走 G2
- チューリップ賞(桜花賞トライアル 3月上旬 3歳牝 芝1600)
- 阪神スプリングジャンプ(3月上旬 4歳以上 障害3900)
- フィリーズレビュー(桜花賞トライアル 3月上旬 3歳牝 芝1400)
- 阪神大賞典(3月中旬 4歳以上 芝3000)
- 阪神牝馬ステークス(4月上旬 4歳以上牝 芝1600)
- セントウルステークス(9月上旬 3歳以上 芝1200)
- ローズステークス(秋華賞トライアル 9月中旬 3歳牝 芝1800)
- 神戸新聞杯(菊花賞トライアル 9月下旬 3歳牡牝 芝2400)
- 阪神カップ(12月下旬 3歳以上 芝1400)
重賞競走 G3
- 阪急杯(2月下旬 4歳以上 芝1400)
- 毎日杯(3月下旬 3歳 芝1800)
- アーリントンカップ(NHKマイルカップトライアル 4月中旬 3歳 芝1600)
- アンタレスステークス(4月中旬 4歳以上 ダート1800)
- 鳴尾記念(6月上旬 3歳以上 芝2000)
- マーメイドステークス(6月上旬 3歳以上牝 芝2000)
- 阪神ジャンプステークス(9月中旬 3歳以上 障害3140)
- シリウスステークス(9月下旬 3歳以上 ダート2000)
- チャレンジカップ(11月下旬 3歳以上 芝2000)
リステッド競走
- マーガレットステークス(2月下旬 3歳 芝1200)
- すみれステークス(2月下旬 3歳 芝2200)
- 仁川ステークス(2月下旬 4歳以上 ダート2000)
- 大阪城ステークス(3月上旬 4歳以上 芝1800)
- 若葉ステークス(3月中旬 3歳 芝2000)
- 六甲ステークス(3月下旬 4歳以上 芝1600)
- コーラルステークス(3月下旬 4歳以上 ダート1400)
- 忘れな草賞(4月上旬 3歳牝 芝2000)
- 米子ステークス(6月中旬 3歳以上 芝1600)
- エニフステークス(9月上旬 3歳以上 ダート1400)
- ポートアイランドステークス(9月下旬 3歳 芝1600)
- リゲルステークス(12月上旬 3歳以上 芝1600)
- ベテルギウスステークス(12月下旬 3歳以上 ダート1800)
代替開催されたGI競走
- 高松宮記念(2011年3月27日) - 中京競馬場の改修工事のため。
- 2020年秋からの京都競馬場の改修工事に伴い、2022年まで主に京都で開催されるG1競走の代替開催が予定されており、2020年はエリザベス女王杯、マイルチャンピオンシップに阪神での代替開催が発表されている。