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編集内容:3号機からはずっと青でした。

「ゼロワン…あんさつ~!」

演:松村龍之介

概要

滅亡迅雷.netゼロワンの抹殺のために送り込んだヒューマギア

破壊されてもバックアップデータの恩恵で暗殺特化型ヒューマギアとしてラーニングを続けることで、どんどん強くなるマギアとされている。

その用途とは裏腹な無邪気さを持ち、と2人で行動する姿はさながら幼い兄弟のよう。ただしラーニングを積み重ねて復活を積み重ねる内に次第に自我に目覚め始めたのか、第10話ではマギアに変身した瞬間にドスの利いた声色に変化し、言動も今まで見せていた無邪気さがウソの様に暗殺者らしいものへと変化していた。第11話にてラーニングを完了し、変身前の時点から冷徹な雰囲気を醸し出すようになり、からも称賛されている。

ラーニングの回数を重ね、徐々に迅と共に行動することも少なくなった。

OPでのキャスト、公式サイトの表記は「暗殺ヒューマギア」となっているのにも関わらず固有の名前がないため、迅による愛称「暗殺ちゃん」が視聴者にも定着し、呼称として一般的になってしまった。

ちなみに滅は「暗殺」と呼んでいる。

使用されている素体は飛電製の現行型ヒューマギアと同様だが、最初からゼツメライザーを装着し滅亡迅雷.netに接続済みのためか、目とヘッドギアは赤くなっている。

ただし刃唯阿の細工を受けた後である第7話や自我を確立しつつあった3号機以降では目とヘッドギアが青い状態から変身を行なっている。

当初は迅と同じく滅によって製造され破壊されるたびに再生産されているヒューマギアと思われていたが、その正体は窃盗犯によって盗まれ、顔とデータを改竄された5体1組のイベント用和風舞踊ヒューマギア『祭田ゼット』であった。

活躍

ドードーマギアドードーマギア改記事も参照。

  • 第7話(1号機)

迅と共にゼロワンを暗殺すべく行動を開始するが、刃唯阿に行く手を塞がれたことで迅とバルキリーが交戦。暗殺対象ではないバルキリーと仮面ライダー迅の戦いを距離を取って眺めていたが、ラッシングチーターの俊足で接近したバルキリーにフリージングベアープログライズキーをゼツメライザーに装填されたことで誤作動を起こしてしまい機能を停止。

バルキリーが迅を引き付けた隙に、唯阿の部下達によって鹵獲されてしまった。

その後、唯阿によって何らかのプログラムを仕込まれ、目とヘッドギアのランプが青に変化した状態で再起動。

マンモスマギアの出現でパニックになった街へと解き放たれ、ドードーマギアへとゼツメライズした。

バルカンと共にマンモスマギアと交戦するゼロワンを発見し襲い掛かるも、ラーニング不足のため大した脅威にはなれず破壊された。

  • 第8話(2号機)

「ヒューマギアのハッキング、失敗。病院のセキュリティ、破れない〜」

バックアップデータから復活し、迅に対して言葉を返すようになるなどの成長を見せているが、妙に格好つけたポーズを取る事があったりする

多数のヒューマギアが働く国立医電病院へと侵入して看護師型ヒューマギアのハッキングを試みるも、病院のセキュリティを破れず失敗。この際、マギアが使用する有線接続によるハッキング能力をヒューマギアの姿のままで使用している

に暗殺対象を刃唯阿に変更され、滅・迅と共にA.I.M.S.特殊技術研究所を襲撃。守衛の兵士たちを蹴散らし、ドードーマギアへとゼツメライズしてバルキリーと交戦して迅がギーガーをハッキングする隙を作った。

ゼツメライズ時に人間の外装が破壊されてしまったため、その後はドードーマギアの姿で活動し、滅の指示で再度或人を抹殺しようとするも、ゼロワンに再破壊された。

  • 第10話(3号機)

「師匠~!」

飛電インテリジェンスプロデュースのドラマで暗殺者を演じた大和田伸也を本物の暗殺者と誤解した迅に促され、彼から暗殺をラーニングすることに。

ヒューマギアであることを隠して接近し、アクションや演技についての指導を受け、遂には弟子として認められるに至った。

翌日、ドラマの撮影現場で暗殺のラーニングをしようとしていたところで俳優ヒューマギア松田エンジがアドリブに応えられないのを目の当たりにすると、エンジを暗殺対象としてドードーマギアに変身。

これは滅や迅の命令なしの行動であり、「ダメエンジ、俳優ヒューマギア、いらない」と冷徹に言い放ったり、迅が「友達暗殺しちゃダメ」と言ったにも関わらず強硬しようとしたのを見ると、彼にも自我が目覚めている可能性がある。

作中初の「ゼツメツノヴァ」を見せ、バルキリーを変身解除に追い込むが、バルカンに破壊された。

大和田に指導を受けてからは、ゼツメライズする際に「暗殺」と発言するようになった。

  • 第11話(4号機)

「任務完了」

大和田伸也との修行は、確実に暗殺ちゃんの成長の糧となっており、バックアップデータから復活した際には以前のような幼さはなりを潜めており、より冷徹な暗殺ヒューマギアとなっていた。

しかし、次の暗殺ターゲットに大和田伸也が指名されたときは、「師匠…!」と戸惑いを顕にしていた。

だが任務は任務と割り切ったのか、制作中止の危機を乗り越えたドラマ撮影現場に現れ、大和田を任務通りに銃撃。大和田を銃撃した自身がヒューマギアであることを撮影スタッフに見せつけた上で現場を去った(このことがきっかけで、飛電インテリジェンスは警察の強制捜査を受けることとなった)。

この際、或人と唯阿がZAIAへと呼び出されて現場にいないタイミングを狙い、その場にいる全員が役者に意識を集中させる撮影中に、大和田演じる殺し屋が悪役に撃たれるシーンにタイミングを合わせて銃撃、銃撃後に初めて自身の存在を示すという、ターゲットに向かって「あんさつ~!」と叫びながら真正面から襲い掛かっていた初期状態とは比べものにならないほどの、正真正銘の暗殺者と言って差し支えない巧妙な手口を使っている。

現場を去る途中、不破と対峙しドードーマギア改にゼツメライズ。格段に向上した性能を駆使してバルカンを変身解除まで追い詰め、滅と共に行方をくらました。

本エピソードの中で、大和田は或人の熱意ある説得によってヒューマギアに対する考えを改めており、エンジが破壊されてしまったことからドラマの制作中止を決断しようとしていた或人に対して、降板の撤回を宣言しつつ「いいじゃないか、またイチからやり直せば」と訴え、ドラマ制作の継続を後押ししていた。

皮肉にも、師匠がヒューマギアを認め、ありのままの暗殺ちゃんを受け入れる準備ができた矢先に、取り返しのつかないことをしてしまうこととなった。

ニュースによれば大和田は一命を取りとめたそうだが、彼が再び師匠と再会する日は来るのだろうか。

しかしながら、暗殺ちゃんは大和田伸也の背後から狙い、大和田伸也自身も何の警戒もしていなかったのにも関わらず、急所を外している。ほんの少しとはいえ暗殺ちゃんにも師匠への尊敬の気持ちが残っていたのではないだろうか。

  • 第12話(4号機)

ラーニングを続けた結果、自我らしきものが芽生えたのか、からドードーマギア改の状態で拘束を受ける。

暫くの間、彼からゼツメライズキーを没収しようとした滅と迅だったが、本人は造物主であるはずの滅に対して「もう学ぶ事はない」と宣言して鳥の巣立ちの如く反逆し、近くにいたトリロバイトマギアを洗脳、ドードーマギア・ヒナに変貌させる。この時自力で人間態の姿に戻っている。

そのまま、仮面ライダーへと変身した二人と戦闘に入ると、洗脳したヒューマギア込みとはいえ、ダークライダー二人を相手にして互角の戦いを繰り広げたのちに、隙を見て逃走する。

その後は、ラーニングされておらず、行方不明となっていた5号機を探しており、祭りの準備に沸いている神社で密かに出没していた5号機を探し当てる。

そこに同じく5号機を探していたワズイズ不破諫に見つかり、バルカンと戦闘を始める。

その後、ワズからの連絡で駆け付けたゼロワンとも交戦し、ゼロワンの新形態であるシャイニングホッパーと相対する。

余談

フリーズした際に発生した霜を表現するために、メイクさん達が使用したのはまさかの砂糖である。

演じる松村龍之介氏は、仮面ライダーや戦隊のOB達が参加した東映ムビ×ステシリーズの映画『GOZEN-純恋の剣-』、舞台『GOZEN-狂乱の剣-』に出演していた経歴がある。

最初はあっけなくやられた存在が戦いを何度も経験し、(本物の暗殺者ではないものの)師匠から習った事を自分の技に取り入れて弱点を克服する姿は、ある意味物語の主人公が成長する一般的な道のりを象徴しているとも解釈出来る。

これは初めから高い地位と強力な権限を持っている飛電或人とは対照的である。

尚、本作では人間の使役から人工知能が叛逆する様子が描かれて来たが、暗殺ちゃんは人工知能が人工知能に叛逆するという特異点的なキャラクター付けになっている。

関連項目

仮面ライダーゼロワン ヒューマギア 滅亡迅雷.net

迅(仮面ライダーゼロワン):命名者であり事実上の兄弟のような関係

ゼロワン(仮面ライダー) 刃唯阿:抹殺対象

桐生戦兎:同じく別人の顔と記憶を改竄することで生まれた人物

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