概要
文字通りである。「プリキュアになるのに特別な資格・才能・種族は一切必要ない。女の子には誰にでもプリキュアになる権利がある。たとえそれが妖精であろうとぬいぐるみであろうとアンドロイドであろうとも……」ということを表したキャッチコピー。実際、本編と一切関わりなく過ごしてきたごく普通な中学生にすぎない坂上あゆみも、キュアエコーとして覚醒することができた。
なお、プリキュアの生みの親である鷲尾天はもっと進んだ形で「男子がプリキュアになっても、別に何も問題はないと思っている。視聴者である子供達がそれを受け入れるような時代の空気になってさえいれば……」とかなり初期の時代に述べている。
その言葉通りに15年の時を経た後に、時代の空気が受け入れた。
それどころか終盤にて、町の人々ほぼ全員がプリキュアになってしまった。もしかしたら全人類がプリキュアになってしまったのかもしれない。
余談
実際のところ、作中では「(作品テーマに合致するような意味での)強い思い」を持っていないとプリキュアになれないというのが定番になっており、本当の意味で誰にでもなれるわけではない。
プリキュアになるのに確かに特別な資格・才能・種族は問われないのだが、人間性とメンタルの強靭さについては割と問われている。
そしてプリキュアの全シリーズにおいて共通するのは「プリキュアは諦めない!」というキーワード。
プリキュアに必要なのは正義や平和への気持ちよりも「諦観に飲まれないこと」である。
これは戦いの中で諦めないという話だけではない。日常の中で経験する様々な理不尽や違和感に対して「世の中なんてそんなもんだから仕方ないよね」とスルーしたりせず、真正面から「そんなのおかしいよ」と言えるのかどうか。
それはプリキュアを見ているような小さな子供たちにとってはとても簡単なことだけど、プリキュアの標準年齢である中学二年生の女子にとってはとても難しいことかもしれない。だからプリキュアシリーズはどの作品も「今プリキュアを見ている子供達が、大きくなった時に思い出して欲しいこと」をテーマに添えるのである。
似た言葉
女の子だってヒーローになれる - HUGっと!プリキュア19話のファッションショーのテーマとなった言葉。
男の子だってお姫様になれる - 上記と同じ19話にてオシマイダーに捕らえられた若宮アンリにキュアエールが言った言葉。
高見沢逸郎 - 『人間はみんなライダーなんだよ』という、似て非なる発言をした人物。
ドリームアカデミー - 『なりたい想いがあれば、誰でもアイドルになれる』という言葉を残した学校。
機動刑事ジバン - 『人は誰でもひとつの太陽』という歌詞が主題歌にあるメタルヒーローシリーズ作品
電光超人グリッドマン -『誰もがみなヒーローになれるよ』と言う歌詞が主題歌にある。
ウルトラマンネクサス-主題歌の歌詞に「女もそうさ、見ているだけじゃ始まらない」とある。まあこの作品では女性もウルトラマンになれるのだからある意味近いであろう。
プリキュアになれなかった人
越野夏子、森京子 - 初代においてプリキュアにあこがれ、なりきった人。
増子美代 - プリキュアになりたいという思いの力でプリキュアになれなかった人その1
七瀬ゆい - その2(ただしプリキュアになれなかったのは制作サイドの意図が関わっているが)
ミスリード要員の方々 - プリキュアになるであろうと思われていたが結局なることができなかった人たち
⇒こちらを参照
関連タグ
プリキュアオールスターズNewStage 坂上あゆみ/キュアエコー
ふたりはプリキュアMaxHeart ふたりはプリキュアSplash☆Star