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福添准の編集履歴

2020-07-07 02:53:50 バージョン

福添准

ふくぞえじゅん

福添准とは、特撮番組「仮面ライダーゼロワン」に登場するキャラクターである。

「ド素人が…すぐに社長の座から引きずり下ろしてやるっ!」


演:児嶋一哉アンジャッシュ


概要

飛電インテリジェンス副社長。

秘書型ヒューマギアシェスタを秘書としており、彼女に対する信頼は厚い模様。因みに現在独身。


人物像

かなりの野心家で、社長の飛電是之助の存命時から「次期社長は自分」と確信しており、是之助が急逝するや既に用意してあった是之助のものより一回り大きい肖像画を掲げさせると言う、厚かましい手回しの良さを見せた。

しかし、是之助の遺言状で彼の孫である飛電或人が新社長に指名され愕然となり、その直後に肖像画は撤去され赤っ恥をかいた(勿論、これには不満を抱いており、発表の場では「同族経営で会社を私物化する気か!?」と他の役員とともに非難した)。


或人がベローサマギアとの戦いを経て、社長に就任して以降は社長と副社長の関係として接するも、やはり何の知識も経験もなく社長の座に就いた彼を陰では「素人社長」呼ばわりしており、社長の座を諦めてはいない。露骨な妨害行為や嫌がらせこそしないものの、何かにつけて或人に社長の座を降りるよう企んでいるが、結局は或人の熱意と周囲の理解により、物事が上手く解決するので思い通りになっていない。

これには、自分の名誉欲が絡んでいるのは言うまでもないが、その他にも一企業人として、ヒューマギアの特性は勿論、それまでお笑い芸人だった為に、会社経営についての知識が皆無に等しい或人の社長就任と言う、あり得ない現状を憂いている可能性も考えられる為、好ましい態度とは言えないがある意味妥当だと言えなくもない。


一方、「或人の活動が会社にとってプラスになるのであれば、それはそれで良し」と言う考えも持っており、或人がヒューマギアの営業を行う際は敢えてそれを泳がせる他、デイブレイクの真実を知る為に社長命令として真実を明かすように強制した或人に対して、あからさまに動揺したものの、「記憶にございません」を繰り返した後、「会社を守る為には隠さなければならない真実もある」と、最後まで口を割らずに反論する等、会社の損益を考慮する一面も見せている。


経営者としての評価

前述の自画像設置の際、誰もこの横暴とも言える行為を咎めなかった事から、少なくとも周囲の役員達の間では、彼の社長就任が暗黙の共通認識となっていた模様。彼が現在の地位に就けたのは、只の幸運や紛れの類ではない事実を示している。

上述の通り或人を妬み毛嫌いしているが、日の浅い彼のヒューマギア営業も容認したり、面と面を向かって話す際は常に敬語を使う等、オンオフの切り替えもちゃんと出来ている。

又、出世主義者ではあるが「自分がトップに立てれば良い」と言う事ばかり気を取られているわけでもなく、上記の様に周囲から一目置かれたり、社長=上役から迫られても会社の為ならば口を割らない覚悟を見せる等、社員としての誇りを持っており、部下からは次期社長候補単と考えられていたのも序列だけではないと言える。


第5話では、長年の顧客に関する或人の過失に対し、会社の信用が落ちる事を注意しており、第9話ではヒューマギアのハッキングによる暴走に対処する為に、病院で働いているヒューマギアを強制停止させる事を或人に進言した。

いずれの場合も、一時的ながらも或人はそれに従わらざるを得なかった事から、その経営手腕には一目置かれている事が分かる(但し後者の場合ましろの豹変・暴走による放心状態でもあるのを忘れていけない)。反対に或人が彼を嫌っているような描写が、現状で見受けられないのも尊敬ゆえと思われる。

後に飛電インテリジェンスの信頼回復の一手として、大物俳優と最新鋭の俳優ヒューマギアのW主演のドラマ』を企画・立案する等、プロデューサーの腕も相応にある。


そもそも、或人が「コネ入社の素人」であるのは事実であり、イズからの引き継ぎとアシストがあったとは言え、実質的な社長業の何割かは現在、彼が担っていると考えられるのが妥当と思われる。事実、滅亡迅雷.netの詳細を知らない為、それ絡みでは後手に回るものの、世間一般の根回し、メディア工作等にも通じており、或人が仮面ライダーとして活動出来るのも、少なからず彼の存在が欠かせない。


しかし、同時に第1話では是之助の死を望んでいたかのような(その一方で劇場版では是之助を慕っていたような言動も見られる)フシや、初対面の或人に冷たく接し、見下しているような描写があった事、第9話では最終的に或人が病院のヒューマギアの復旧を決断したのに対して、怒りや被害への懸念より先に「責任問題で辞めさせられるチャンス」として喜ぶ等、功名欲・自己顕示の強さから、幾らか良識に欠けている部分も散見されるのも事実である(前述のドラマの記者発表においても、「私、エグゼクティブプロデューサーの(中略)」と、演者よりも先に自己紹介する、エキストラの死体役を演じただけで「役者になろうかな」と自画自賛する、ドラマがご破算になり掛けた時、或人に責任転嫁しようとする等、幾つも例が挙げられる)。


お仕事5番勝負中に起きたアクシデントによって、消火訓練の場が本当の火災現場になってしまい、危機的状況で諦めそうになる山下「逝くな!まだ勤務時間内だろ!」と鼓舞しており、彼もまた或人同様に部下を気遣う飛電の一員である事が分かる。また、同時に「ヒューマギアと人間が手を取り合う未来はきっと来る(要約)」と会社とヒューマギアの未来も案じており、野心一辺倒の人間ではない事も分かる。本人が社長の座を諦めない野心家である事も手伝って、中々に説得力のあるセリフであり、該当回で部下にぞんざいな扱いをしていた天津垓とは、正に対照的である。


第29話にて、遂に飛電インテリジェンスがZAIAによって買収・子会社化してしまった際、旧・飛電社員に自主退職が薦められる中で、或人は責任を取って辞職してビルから去ろうとする折に、「惨めにしがみついてでも、自分が尽くしていた会社の最後を見届けるぞ」と、見事な啖呵を切った(……のだが、次回予告では山下と共に、明らかに天津にゴマを擦っているようなシーンが流れた……。後述を参照)。

また、その際に「辞める必要までは無い」と言う旨を或人に訴えており、そこから察するに「ド素人社長」に対する不満、敵意はあっても「飛電或人」個人に対しては先代社長の孫としてそれなりに気に掛けると、良く言えば割り切った本心を覗かせた。


天津が社長と言う現状は本心では面白くないようで、ゴマをすりつつ不快感を見せる一面もあり、プライドは捨てても心から従っている訳ではないようだ。天津が唯阿から顔面に鉄拳制裁を喰らい、傷を負って戻ってきた際には、山下と共に影ながら笑っていた。

その後、天津に典型的なブラック企業の上司の振る舞いをされた際には不満をぶちまけかけている。


最終章以降の動向(第36話〜)

36話の福添さん

第36話にて、一般人の護身用とは言え兵器であるレイドライザーを一般販売することになったことに対しては、納得してはいないものの従っていたようだった(或人にその事を指摘された際にも「私だって色々あるんだ」と反論していた)が……



山下「天津社長、あなたの汚職や悪事を集めた全データです」

福添「これを証拠に取締役会で解任動議を起こします」


第37話にて天津がレイドライザーの販売の為に、ザイアスペックをわざと暴走させるという凶行に出る様命令され、大量の死傷者が出る可能性のあるデモンストレーションに明確に反対するも受け入れられず、天津に反旗を翻すことを決意する。


まず自ら飛電製作所を訪れ、天津を飛電インテリジェンスの社長から引きずり下ろすために或人に協力を依頼。山下が調達してきた(おそらく新品の)ヒューマギア素体を元に副社長秘書のシェスタを復活させると山下と共に飛電インテリジェンスに送り込み、天津が滅亡迅雷との対決に赴くため社長室を留守にした隙に彼のパソコンにアクセスし悪事の証拠を集めさせる。

その間、前話のアークゼロ戦の敗北で意気消沈していた或人に自分が飛電是之助、そして飛電其雄から会社を託されたことヒューマギアの可能性を自分も信じていること、そして、或人が誰よりもヒューマギアを好きであることを話して彼を励ますと飛電インテリジェンス社長室に戻り、大怪我を負って帰ってきた天津を上記の台詞で出迎えた。

その際「私以外にこの会社を経営出来る人間が居るわけ無いだろう」と反論されるが、「心当たりがあります」と応じた。


メタ的な見方で言えば、本作の舞台が『会社(大手企業)』であり、その中で社会人の視点を描いているのが彼である。AIの対比となる「人間臭さ」を或人とは別の方向で象徴しているキャラクターと言える。


余談

或人側の立ち位置ではあるが、彼を社長の座から引きずり降ろすのが目的の為、視聴者の間ではビルドの時のように悪側に就くのか、またはフォーゼの時のように最終的には味方になるのか予想が分かれていた。


公式サイトでは「万年2位の人生を歩む男」と紹介されており、名前は「副」と同じ読みの「福」に「添」(そ)える「准」(なぞら)えると、ナンバー2である事がとことん強調されたネーミングとなっている。社長の座を諦め切れてはいないものの、それ自体は二の次であり、上記の様に自分の地位よりも「会社の経営を維持する」事を優先している節がある。本作の舞台である「会社」を支えている役割の為、二番手に甘んじても決して欠かしてはならない存在でもある。


年齢は未公開だが、仮に演者の年齢をそのまま当てはめた場合、30代後半でデイブレイク発生前後の現場に居て、現在=40代で事件の詳細を知っていると言う事になる。


第4話で或人からデイブレイクの真相について尋ねられた際に3度も繰り返した「記憶にございません」だが、ちょうど公開中の映画と重なった為に話題を呼び、一部は映画そのものに関するツイートも含めてだが、当日にはトレンド入りしている。


演者の児嶋氏は言わずもがなベテランのお笑い芸人であり、個別項目を見れば判るのだがスベりに定評のある芸人として知られている。お笑い芸人の視点で言うと或人から見て児嶋は「大先輩」であり、児嶋から見て或人は「ド素人」と言う事になり、まさしくピッタリな配役であると言える。特にその点は記者会見の時、司会者が「それでは最後はオジマさんです。」と言って『児嶋だよ!!』と切り返している点も見せ(尚、司会と児嶋は「オオシマ」か「オジマ」と打ち合わせをしていた)

そして第12話では刑事に「マキゾエさん」と名前を間違えられ「いや、福添だよ!」と返す、演者の十八番のネタを披露する事実上公式ネタと化した。



福添として初登場の劇場版では、改変された歴史の影響によって、本編とは真逆に綺麗な福添となった。

先代社長が自分達を守るように、アナザーゼロワンの前に立った為に殺害された光景を目の当たりにし、腹心の山下と共に地下シェルターへ逃げ延び、先代の悲願である通信衛星ゼアを打ち上げるのに腐心・注力していた。

又、状況のおかげか野心家の面が全くなく、地下シェルターに現れた或人を「或人君」と敬称付けで呼び、彼の生存を大変喜んでいた(本編で或人を邪険に扱っている理由が上記の通りである事、是之助を慕っている事を考えれば、この歴史では慕っていた社長の孫と言う関係である為、ある意味では当然の変化とも言える)。

しかし、第37話では、この世界の時間軸でも飛電是之助社長を今でも慕っており、今までの彼の行動理念が、彼の遺した会社を守らねばならないという思いから来ていることを語り、人間を超えた人工知能が暴走したことで自信を喪失していた或人を励まし、彼を新社長に推す様子を見せるなど、今までの行動は単に或人を蔑ろにしていたのではなく、飛電一家の遺したものを守り通すための行動であったことが描写された。

また、基本的には人命を尊重し、テクノロジーを人間の為に使うことを第一に考えている人間性も明らかになった


上記の劇場版EDのスタッフロールでは、「自分のドライバーを作ろうかな?(要約)」と言って、昭和の3号ライダーを思わせるポーズを取っていた。

※下の画像は飽くまでも、製作したユーザーの妄想で事実ではありません。

飛電インテリジェンス副社長 仮面ライダーゼロワン


これだけ見ると微笑ましい光景だが、福添が変身する可能性は0ではなく、今後のストーリー次第では有り得ると、同劇場版パンフレットの児嶋氏のインタビューに記載されていた(しかし、現状では「変身よりも実装しそうで怖い」と、一部視聴者から心配されている)。

※下の作品の展開はあくまでも、製作したユーザーの妄想で事実ではありません。

※捏造と妄想の産物です


関連タグ

仮面ライダーゼロワン 飛電インテリジェンス 飛電是之助 飛電或人 シェスタ(仮面ライダーゼロワン)


鏡灰馬:メインライターが同じ作品の同ポジションの人物。主人公を認めておらず半ば煙たがる点、そんな態度の割に社会的地位は高い(こちらは院長)点、お笑い芸人が演じている点が共通する。ちなみにこちらは(ライダーと言えるかは微妙ではあるが)変身経験がある。

大杉忠太:同じく主人公をあまりよく思っていない人物で、演者がお笑い芸人。但し、こちらは後に主人公を認め、事実上のおやっさん的立ち位置として信頼関係を築く事になる。

ルイージジロウ(カスタムロボ)…永遠の二番手たち。

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