- SRPG『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』の登場人物。本項で解説。
- ソーシャルゲーム『百神』に登場するキャラクター。
- ケルト神話に登場する人物。ダーナ神族の神「ミディール」の妻の1人で、後にアイルランド王エオホズ・アイレヴの妻となった女性。彼女の娘の名もエーディンとされる。
- ケルト神話に登場する女神。ダーナ神族の神「ディアン・ケヒト」の娘で、「キアン(キュアン)」の姉ないし妹。上記エーディンとは別人。
エーディン(聖戦の系譜)
前半に登場する金髪のシスター。ユングヴィ公リングの次女であり、家族は他に5歳の時に生き別れた双子の姉ブリギッドと、異母弟アンドレイがいる。年齢は1章の時点で少なくとも17歳以上のアゼルより上。クラスはプリースト→ハイプリースト。
「主人公シグルドを出立させる、さらわれた美人の幼馴染」という一見ヒロインかと思わせる立場にいる。だが、実際にはシグルドと後に彼の妻となる少女ディアドラを出会わせ、しかもディアドラとはシグルドより先に知り合い、彼の話をすることで彼女のシグルドへの初期好感度を上げておくという、ふたりを結びつけるキューピッドの役割を果たす。
その美貌から敵(ガンドルフ)味方を問わずとにかくモテる上に、プレゼントの贈答も多い(デュー等)。家臣のミデェールは勿論のこと、普段はおとなしいアゼルをシグルド軍に駆けつけさせ、敵国の王子ジャムカまで結果的に寝返らせるなど、味方を増やす意味も含めて物語のキーパーソンと言える。
ミデェール、アゼル、ジャムカ、クロードとの間に恋人会話が発生する。5章のクロードとの会話は、加入時期の違いなどから初回プレイではまず成立しない組み合わせであるためか、内容が第一部の結末のネタバレとなっている。恋人ができると、レスター・ラナ兄妹の母親となる。カップリングを気にしないでプレイしていると、移動力の関係で足の遅いユニットといつのまにか恋人になるので注意が必要である。
第一部で恋人がおり、尚且つ最後まで生存していた場合に、第二部では明確に生存が確認できる。彼女もオイフェたちと共にイザークのティルナノグに逃れており、第二部ではティルナノグの修道院で働いている。つまり彼女もオイフェやシャナンと同じようにセリス、スカサハ、ラクチェ、デルムッドの育ての親にあたる。
ちなみに第一部のパーティキャラの女性で生存が明確に確認できるのは彼女だけで、他は死亡が判明しているか行方不明になっている(姉のブリギッドは次作の『トラキア776』で生存が示唆されている)。
余談だが、か弱いシスターであるにもかかわらず、弓の中で壊れた弓の次に重い聖弓イチイバルを、姉と再会するまで持ち歩いていた。
ある製作者インタビュー(ファミ通ファンブック「聖戦の系譜ファンSpecial」)によると、エーディンはヒロインタイプのキャラクターで、恋愛にはとても淡白な性格なのだという。幼馴染のシグルドに対しては強い尊敬の念を抱いていつつも男女の方ではなく、友情のような感情なのだとか。いいよってくる男性陣に対してごく一般的な恋愛感情を抱くことはあっても、「姉を探して聖弓を渡す」という大目的があるため、恋事にうつつを抜かすタイプではないのだという。ただ、姉が見つかった後ならば、話は変わってくるのかもしれない(エーディンから男性に仕掛けるイベントは、ブリギッド加入後の4章以降に発生する)。
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