概要
熊本県熊本市にある熊本駅から大分県大分市にある大分駅を結ぶ路線。路線距離148.0km。熊本駅~肥後大津駅までの区間は交流電化区間、肥後大津駅~大分駅までの区間は非電化区間である。路線愛称は「阿蘇高原線」。
久大本線と同業に九州を横断する形で建設された路線であり、沿線には一大観光地である阿蘇山がある。そのためSLあそBOYなどかつてから観光列車が運行されていて、現在は特急「あそぼーい!」が運転されている。
また阿蘇エリアには通過不可能型スイッチバック駅の立野駅があることでも有名で、豊肥本線の見どころの一つとなっている(熊本県内のスイッチバック駅としてはほかに大畑駅があるが、停車する列車の本数は立野駅のほうが圧倒的に多い)。
熊本〜肥後大津駅は都市郊外の通勤・通学需要が多く、沿線には大規模な団地や商業施設が多い。また肥後大津駅もしくは三里木駅から阿蘇くまもと空港連絡鉄道計画も存在する。
なお熊本地震の影響で肥後大津駅~阿蘇駅間が不通となっており、このため九州横断特急やあそぼーい!も別府〜阿蘇間のみの運転となっている。運転再開の見通しは長らく立っていなかったが、2020年8月8日に復旧した。
使用車両
- キハ183系1000番台:特急「あそぼーい!」用。熊本地震の影響により現在は運行ルートを変更中。
- キハ185系:「九州横断特急」用。熊本地震の影響により現在は熊本~阿蘇間が運休。
- 815系・817系:電車。電化区間の普通列車用。
- キハ40系・キハ125形・キハ200系:普通列車用の気動車。電化区間を含む全線で使用。
駅一覧
◎:停車駅(全線営業時点でのもの) レ:通過
駅名 | 九州横断特急 | 特急あそぼーい! | 乗り換え路線 | 備考 |
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熊本 | ◎ | ◎ | ||
平成 | レ | レ | ||
南熊本 | レ | レ | ||
新水前寺 | ◎ | ◎ | 熊本市電幹線(新水前寺駅前停留場) | |
水前寺 | ◎ | ◎ | ||
東海学園前 | レ | レ | ||
竜田口 | レ | レ | ||
武蔵塚 | ◎ | レ | ||
光の森 | ◎ | レ | ||
三里木 | レ | レ | ||
原水 | レ | レ | ||
肥後大津 | ◎ | ◎ | 電化区間および熊本県内のSUGOCAエリアはここまで | |
瀬田 | レ | レ | ||
立野 | ◎ | ◎ | 南阿蘇鉄道高森線 | スイッチバック駅 |
赤水 | ◎ | ◎ | ||
市ノ川 | レ | レ | ||
内牧 | レ | レ | ||
阿蘇 | ◎ | ◎ | ||
いこいの村 | レ | レ | ||
宮地 | ◎ | ◎ | ||
波野 | レ | |||
滝水 | レ | |||
豊後荻 | ◎ | |||
玉来 | レ | |||
豊後竹田 | ◎ | 列車発着時に「荒城の月」が流れている | ||
朝地 | レ | |||
緒方 | ◎ | |||
豊後清川 | レ | |||
三重町 | ◎ | |||
菅尾 | レ | |||
犬飼 | レ | |||
竹中 | レ | |||
中判田 | ◎ | 大分県内のSUGOCAエリアはここから | ||
大分大学前 | レ | |||
敷戸 | レ | |||
滝尾 | レ | |||
大分 | ◎ | 日豊本線/久大本線 | 九州横断特急は日豊本線別府駅まで乗り入れ |